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【還元型PROJECT】イツキ選手インタビューVOL.2 格ゲーに染まった過去と今【後編】

▼還元型PROJECTチームユニフォームができました!
https://post.gamer2.jp/kanpro_uniform_release/

▼第1弾取材「ITK 選手選手インタビュー 日本三大ダルシム使いの本性」はこちら!
【前編】
https://gamer2.jp/10688/
【後編】
https://gamer2.jp/11084/

▼第2弾取材「イツキ選手インタビューVOL.2 格ゲーに染まった過去と今」前編はこちら!
https://gamer2.jp/11470/

ゲーマーゲーマー発のeスポーツチームプロジェクト『還元型プロジェクト』。選手たちの卒業を支援するために、コンディショニングを通して選手たちをサポートすることがテーマのチームです。

ゲーマーゲーマーでは『還元型プロジェクト』に参加する選手たちへ2回目となるインタビューを行いました。1回目では聞ききれなかったことはもちろん、選手たちの素顔へより迫る内容をお届けします。今回はイツキ選手取材第2弾としてオンラインでインタビューを行いました。第1回ではイツキ選手のゲーム歴やダルシムを使う理由、格ゲーに対する熱い思いなどを語って頂きましたね。

2回目では過去の大会やゲームセンターでの思い出、格ゲーから得たものなどを中心にお話を伺いました。果たして本インタビューではどのようなイツキ選手の一面を見ることが出来るのでしょうか。それでは早速第1回で載せきれなかったお写真と共に取材内容をお届けします。(取材日2022.5.27)

〇イツキ選手 プロフィール

“日本三大ダルシム使い”の1人に数えられる最強ダルシム使い。自称「ストV界、最後の良心」。2020年にJeSU認定『ストリートファイターⅤ』プロライセンスを獲得した。プロとしての腕前はもちろん「ゲームと人」という同人冊子を制作するなど、格闘ゲームの普及活動にも力を入れている。また、ゲームセンターの風景を撮影した写真集『JOYSTICK GAMERS!』を刊行、さらに写真展を開催した経歴を持ち、他のプレイヤーとは異なる角度からゲームやシーンを見つめ注目を集めている。(https://gamer2.jp/kanpro_member_itk/

〇エイプリルフールに起きた珍事件

――イツキ選手がこれまでゲームセンターに通っていて遭遇した面白い出来事はありますか?

イツキ選手「数十年前の4月1日に印象的な出来事がはあったのをことは今でも覚えています。いつものようにゲームセンターで対戦をしていたのですが、周りの人たちが火事だ!ってバタバタし始めたんです。しかしこの日がエイプリルフールだということもあり、嘘だと思って気にせず対戦していました。」

――エイプリルフールにしては不謹慎な嘘ですね。

イツキ選手「でもだんだんと煙の臭いが充満してきたんです。気づいた時には自分を含めた3人しか店内にいない状況だったので、さすがにまずいと思い外へ出たら隣のゲームセンターが燃えていたんです。」

――本当に火事があったんですね。

イツキ選手「しかも当時10代だったまちゃぼー(※)と一緒に最後までゲームセンターに残っていたこともあり、余計記憶に残っています。」

(※)まちゃぼー選手は魚群に所属するプロゲーマー。『ストリートファイターV』のほか『ギルティギア』シリーズでも強豪プレイヤーとして知られる。

――皆さんも火事があったらすぐに逃げましょうね(笑)。

〇昔のゲーマーは全力で缶蹴りをしているようなもの?

――前のお話ではゲームセンターはならず者が集まる場所だとお話していましたが、イツキ選手の記憶に残っている人物はいますか?

イツキ選手「特別変な人はいなかったのですが、ゲームが好きすぎて生活を蔑ろにしている人や、ゲームが異常に好きすぎる人がたくさんいたというイメージがあります。」

――今ではゲームは誰もが遊んでいますが、当時にそこまでゲームに熱中していたなんて今思うと凄いことですよね。

イツキ選手「当時は何の見返りもなく、あえて挙げるとしてもゲームが上手くなるだけじゃないですか。それにお金や生活を投げうっているわけですからまともな神経じゃないですよね。生活を捨てて、全力で缶蹴りを遊んでいるようなものです(笑)。今思うと変な時代でしたね。」

――それでも好きなことに熱中できることはいいことですよね。ちなみに格ゲーは対人戦が主流ということで、ゲームセンター内でトラブルとかは起きなかったのですか?

イツキ選手「そういった話はたくさんあって、僕も筐体の反対側からヤンキーが回り込んできて睨まれたことはあります。今の時代はオンライン対戦が主流なのでそういったことはないですが、当時はそれ相応のことをすれば殴られるリスクすらあったんです(笑)。なのでゲームセンターで煽り行為などをするという人たちは、それなりの覚悟があったんですよ。」

――オンラインの時代であっても覚悟は持っていてほしいものですね。

〇ゲーム色に染まった人生

――イツキ選手のゲーム人生の中で、ゲームから受けた一番の影響はどんなことですか?

イツキ選手「付き合う人の種類はすごく影響を受けていると思います。普通の人は地元の幼馴染や学校の友達と付き合うことが多いと思うのですが、僕の場合は友達のほぼ100%がゲーム関係でした。」

――そのゲーム友達とはゲームセンターで知り合った方が多いのでしょうか?

イツキ選手「ゲームセンターはもちろん、ここ数年それ以外でもたくさんできました。」

――ゲームに触れていたことで関わる人たちも自然とゲーマーだらけになったのですね。

イツキ選手「大人になってもそれは変わらず、交友関係や遊び方も全て影響がありますね。特にゲーマー友達と付き合っていると、遊び方も自然と変わっていきました。」

――趣味などにも影響を与えているのですね。

イツキ選手「格ゲー以外の友達だとバンドの仲間がいますね。仲がよく、ついこの間も飲みにいったばかりなんです。彼はずっとバンドを続けているのですが、僕もバンドを続けていたらどうなっていたのかなと思うことはあります。」

――バンド仲間と格ゲーの友達はどういったところが違いますか?

イツキ選手「当然ですが格ゲーマーはゲームの話が多いですね。あとはあまり面白いやつがいないイメージがあります(笑)。」

――ゲーマーはゲーム一筋ですからね(笑)。

イツキ選手「でも閉店までゲームセンターにいて、その後はカラオケに行くなど、なんやかんや楽しんでいました(笑)。」

――素敵なゲームセンター時代だったのですね。

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