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【第6回】17歳でプロeスポーツチームの代表になった僕は人生の軌跡に何を思うのか。「僕が“黒まめ”になったわけ~高校生 終編~」《全16回》

◆ 永田 大和
宮崎県を拠点に活動するマルチプロゲーミングチーム「Fiveness Esports」の代表。”黒まめ”の愛称で親しまれ、高校3年生だった2020年1月にはレインボーシックスシージのトーナメント大会「Fiveness JapanCUP」を主催し成功を収めた。”現役男子高校生が1人で、400人以上が出場したeスポーツの大会を開いた話。”などnoteでも自身の体験を発信し注目を集めている。

みなさんこんにちは!

最近ずっと体調を崩して寝込んでいた永田です!

マジでコロナを疑ったんですが、心労、過労によるものだったみたいで、安心しました。

さて、前回は一歩踏み出すことの大事さや、学校を楽しむべきだ!ということをお伝えしてまいりましたが、今回もそれに続いて…

文化祭~宅習期間までのお話しです。

1.最後の文化祭準備

さて、生徒会として文化祭を担当していたことは皆さんご存じだと思います。

春ごろから準備し続け、半年程かけて、我が校の文化祭は作り上げられるものです。

文化祭を掘り下げるに当たり、その準備も少し振り返りましょう。

先ずは1月。顔合わせです。そこでメンバー間で親睦を深め、来るべき準備に備えます。

準備が始まるのは春ごろ、まずは教育からスタートです。

というのも、PCの基本的操作から、文章の書き方、コピー、印刷の仕方、書類の纏め方、等々。

一般的な学生ではそうそう触れることのない知識ばかりなので、知っている人間…生徒会総務や、二期連続で企画委員会を経験している人間たちが、初めての生徒にレクチャーします。

ある程度基礎的なところを覚えたら、さっそく準備開始です。

高校生はテストというものが数多く存在し、我が校ではテスト前一週間、テスト期間中は一切の活動が禁止になっていました。

まぁ、後半になってくると、そんなこと言ってられないので、バレないように学校や家で仕事をしていましたが…

何はともあれ、定期的に2週間の活動停止を余儀なくされる状況下で、来るべき本番に向けて準備をしなくてはならないのです。

やる事は山積みでした、こと行事において、生徒会はある程度の裁量を持たされていて、校則、公共良俗に反しなければ結構自由にできちゃうんですよね。

故に、何をするかが難しいわけです。

我が校の文化祭内容は、下記の通り、大きく6個の要素に分けられます。

・模擬店
・学校外ゲスト講演
・ステージ発表(ダンス、バンド)
・ステージ発表(ファッションショー)
・のど自慢
・全校企画

その中でも厄介なのは全校企画、ファッションショーだろう。

全校企画。読んで字の如く、全校生徒で一つの作品を作り上げるものです。

私の時は、生徒会長の写真を折り紙のモザイクアートで作り上げました、全校生徒の数は千数百名、その数を数十人で管理しなければいけない訳です、しかも、管理しきれないのですから、絶対ミスがあるわけです。

それを直す必要もあるんですよね、気の遠くなるような作業でした…

ステージ発表もオーディションが必要なので、土日、夏休みを返上してオーディションを行い、審査…

一つのものを作り上げる際に、どういったプロセスが必要で、誰をどのように割り振り、何が必要なのか、休む暇もなく、次から次に出てくる仕事を片付けるスキルがめきめき上がっていく感覚がありました。

そういった文化祭の準備と同時進行で、いくつかのeスポーツイベントも準備していました。

夏には宮崎でファンコミュニティ、熊本でオンライン、オフライン大会を実施、秋に開催される自治体との共同イベント。

かなり忙しかった期間だったのを覚えています。

それぞれのイベントに関しては別途詳しく掘り下げる回を設けることにします!

2.最後の行事

文化祭が終わり、三大行事最後の一回、クラスマッチの準備も始まりました。

クラスマッチは文化祭と比べると忙しくはありませんでしたが、小さな大会を何度も開くようなものでしたので、今思えばこの行事で、大会を開く予行練習を出来ていたような気がします。

といっても、開くことになるFJCとは少し違うものでした、全く活かせなかった訳ではないですが、やはり完全オフラインとオンラインでは全然違いましたね。

競技を決定し、ルールを作成する。

必要書類を準備し、トーナメントを作成、審判を決定。

今後オフラインで大会を開くときは参考にしようと思います。

3.宅習期間まで

宅習期間、それは、3年生が進学、就職、免許取得等に専念するための期間で、学校に登校する必要の無い期間です。

その宅習期間に入るまでの期間、eスポーツの方では色々ありました。例えばFivenessの代表が私にになったり、Fivenessの経営大規模改革等々、そんな中で、ずっと前から考えていた、Fiveness Japan CUPの開催を決めたのもこの時期です。

さて、今回は前回に引き続き、学生生活で会得し、eスポーツに活用できた事柄についてお話しました。

今学生である人は、もっと行事の運営の部分に目を向け、他の分野で活用できるスキルを身に着けるといいと思います!

それは運営サイドも、選手の方もそうです。

以前も言いましたが、選手の方も運営の仕事を把握しておくべきですからね。

さて、高校編はもう終わりです。

長い間ありがとうございました。

次回は時系列的には遡り、昔のeスポーツイベントから一つずつ掘り下げていこうとおもいますので、宜しくお願いいたします!(第6/16 完)

▶︎ note:黒まめ / FVS代表
▶︎ Twitter:永田 大和 / FVS代表
▶︎ HP:Fiveness Esports

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