【還元型PROJECT】よっさん選手インタビューVOL.2 格ゲーから学ぶ人生【前編】
▼還元型PROJECTチームユニフォームができました!
https://post.gamer2.jp/kanpro_uniform_release/
▼第1回インタビュー 「ジュリといえばよっさん」を目指して
前編 https://gamer2.jp/10752/
後編 https://gamer2.jp/10987/
ゲーマーゲーマー発のeスポーツチームプロジェクト『還元型プロジェクト』。選手たちの卒業を支援するために、コンディショニングを通して選手たちをサポートすることがテーマのチームです。
今回は『還元型プロジェクト』のメンバーであるよっさん選手に2回目となるインタビューをオンラインにて行いました。1回目で聞くことのできなかった過去のエピソードや、格ゲーから学んだことなど、よっさん選手を深掘り出来た取材となりました。。それでは早速お写真と共に取材内容をお届けします!(取材日:2022.6.2)
〇よっさん選手 紹介
『ストリートファイターⅤ』のNo.1″ジュリ”使いとして名をはせるプレイヤー。『ストリートファイターIV』シリーズからジュリを使用し続け、彼のTwitterを見ればジュリへの愛を感じられることは間違いなし。『SFL:Pro-JP 2021トライアウト大会#1』で優勝を果たし、JeSU認定『ストリートファイターⅤ』プロライセンスを獲得する。『ギルティギア』シリーズでも有名なプレイヤーで、「よっさんコンボ」というコンボが生まれるほどの驚異的なやり込みで知られる。(https://gamer2.jp/kanpro_member_yossan/)
〇1つのミスで夢叶わず
――よっさん選手は長年格ゲーシーンでトッププレイヤーとして様々な大会に出場してきたと思います。その中でも特に印象に残っている大会って何でしょうか?
よっさん選手「『SFL:Pro-JP 2021トライアウト大会#1』で優勝してプロライセンスを手に入れた時ですね。あの時はまさか結果が出るとは思ってもいなかったので、とても印象に残っています。」
――予想以上の結果が出たことは嬉しいですね。
よっさん選手「この大会はトライアウトの大会の中で最初に開催されたものだったんです。当時は何回か出場すればライセンスを取得出来るかなと考えていたので、初めに優勝して獲得できたことは自分にとって大きなことでした。」
――第1回大会で優勝とは凄いです!では逆に悔しい思いをした大会はありますか?
よっさん選手「京都のa-cho(アチョー)というゲームセンターで開催された『ウルトラストリートファイター4』(ウル4)の5on5の大会ですね。決勝では副将として相手の大将と戦い、勝利がほぼ確定するところまで行きました。しかし、そこでミスが絡んで敗れてしまい、その後は自軍の大将も負けて結果は準優勝となりました。もしあそこでミスをしなければ勝っていたということで、チームメイトには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。」――それは本当に悔しいですね……。
よっさん選手「a-choの大会にはずっと出場していたので、ここで優勝することも夢でした。しかし、これ以降a-choはのウル4の大会を開催しなくなってしまったので、夢を叶えることはできませんでした。」
――よっさん選手にとって相当思い入れのある大会だったのですね。ちなみに決勝戦はミスが原因で負けてしまったとのことですが、どういったミスをしてしまったのでしょうか?
よっさん選手「結構昔の大会なのであまり覚えていないのですが、勝ち確定のところを逃してしまったんですよ。勝てるって分かった瞬間、人は一番気が緩むと思うんですよね。」
――前回の取材では準決勝あたりから緊張するとおっしゃっていましたが、緊張などのメンタル面の対策などはあるのですか?
よっさん選手「その場で緊張をほぐすということは難しいですね。そこでは緊張している状態で自分はどういった動きができるのか、どこまでの動きができるかを認識して、その動きで試合を組み立てていることが今のやり方になっています。」
――できることで全力を出すことが大切なんですね!
〇飛行機にまつわる不思議エピソード
――よっさん選手は海外の大会などにも出場されていますが、海外で何か印象に残っているエピソードはありますか?
よっさん選手「『EVO2007 GGXXAC部門』の時のことはよく覚えています。ギブソンというプレイヤーと一緒に行ったのですが、サンフランシスコで飛行機の乗り継ぎに遅れてしまって。そこで大会関係者の方に電話をしたら『タダの飛行機と200ドルかかる飛行機の2つなら用意できるけど、どっちにする?』って聞かれたんです。もちろんその2つの違いを聞いたのですが、急かされたのでタダの方を選びました。」
――タダの方はなんだか怪しいですね……。
よっさん選手「結局何ごともなく開催地のラスベガスに到着したのですが、一体どんな違いがあったのかは今でも謎のままなんです。」――本当に謎ですね(笑)。では、ラスベガスに着いてからはどんなことをしたのですか?
よっさん選手「会場にはゲーム好きな人がたくさんいて、そこで日本語がペラペラな外国人2人と仲良くなりました。その後は彼らとくっついて行動をしていましたね。」
――それは運が良いですね。ちなみに大会はどうでしたか?
よっさん選手「大会は3on3だったのですが、メンバーの1人が欠席をしたため、2人で出場しました。それでなんとか優勝して賞金5000ドルを獲得したのですが、割り勘したということもあり、結局は全て渡航費に消えてしまいました。なのでタダ旅行楽しかったなって感じですね(笑)。」
ーー観光などはされたのですか?
よっさん選手「観光はしないでずっと施設内で対戦をしていました。一応みんなでグランドキャニオンを見に行こうって話が出たのですが、眠いからという理由で断りました。」
――もしかしてよっさん選手は大会先で観光はあまりしないタイプなんですか?
よっさん選手「むしろ結構する方で、現地のおいしいものなどは積極的に探します。でも大勢でなおかつ自分の体調が整わない時は行かないですね。」
――健康第一なんですね。
次のページ:目的ごとにゲームセンターを変えていた?