「夢だと思っていた大会への切符を掴んだ」FOR7 APEXチームオンラインインタビュー

2022年、APEX LEGENDS GLOBAL SERIES(エーペックスレジェンズグローバルシリーズ 略称:ALGS)史上初の試みとして5つの地域からプロリーグのトップチームが集まったALGS スプリット2 プレーオフが4月29日~5月1日にかけてスウェーデンのストックホルムで行われました。

この大規模オフライン大会に北アジア太平洋の10チームの一つとして出場を決めた『FOR7』のAPEXチームが今回の取材対象!そしてALGSチャンピオンシップが現地時間の7月7日からアメリカで行われます。
韓国でトップレベルの腕前を持つ3人に、ALGSプレーオフの感想やチャンピオンシップへの意気込み、チームについてオンラインインタビューしました。(取材日:2022.05.25)

REJECT Apex Legendsチーム

FOR7 APEX TEAM
実績:ALGSプロリーグS2プレーオフ順位19位
写真左から…リーダー:HeeGak(ヒーガク)選手 23歳、Jusna(ジュスナ)選手 20歳、SangJoon(サンジュン)選手 21歳

夢だと思っていた世界大会への進出

株式会社CS entertainmentが運営するプロeスポーツチーム『FOR7』。現在3つの部門を抱えており、NTTドコモが運営する日本最大級のeスポーツリーグ「PMJL」への参戦しているPUBG MOBILE部門と、CoD Mobile部門、APEX LEGENDS部門が活動中です。
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福岡県で練習場・調理場・トレーニング施設等を兼ね備えたゲーミングハウスを拠点としていることで有名なFOR7ですが、APEX部門は全員韓国人、韓国在住なんです!今まで外部取材はアンケート形式でテキストでの質問回答が多かったという選手達。「映像でインタビューを受けるのは初めてです」と少し緊張の面持ちでした。

――ALGSスプリット1を終えた後「チームワーク連携を強化してランクに集中してきた」というHeeGakさんのコメントをYouTubeのチームインタビューで拝見しました。
今回スプリット2でプレーオフ進出を決められたわけですが、FOR7としてチャレンジを始めて9か月経たない間に世界大会の切符を手にできると確信はありましたか?
「他の大会の映像やチームの映像を参考に分析し練習に活かしてきました。どんなキャラの組み合わせが良いのか色々研究を重ねてプレイを続け、APEXのシステム変更についても対応してきた結果、成果を出せたと思います。」

――スプリット2でプレーオフ出場を決めた時はどう思いましたか?
「今まで夢のようだった世界大会に進出するだけでものすごく嬉しかったです!」
「スプリット1の時の時は練習したけど成績に現れませんでした。もっと練習して、世界大会に行けるようになったので、次は世界大会でも良い成績になるようにこれからも頑張っていきたいです。」
「スプリット2最後の日は結構ギリギリでしたが順位内に入ってチャンピオンを取ることができました。今でも実感はないけど頑張っていきたいです。」
様々な感情を揺さぶる大会だった

――ALGSスプリット2のオフライン戦を全体通して感想お願いします
「世界大会の舞台をみてすぐ心が熱情に変わってきて、ファイト!頑張ろう!っていう気持ちが湧いてきました。」
「初の世界大会でした。色々な国に選ばれた選手に会うことができて、私の選んだ道は間違っていなかったと実感しました。」
「初めての世界大会だったので舞台を見た瞬間不思議な感じがしたし、チャンピオンをとったときスクリーンに写った瞬間心臓がドキッとしました。」
――皆さんの心に影響を与える大会経験だったことは間違いないですね!
ALGSでの構成や対策、今までのゲーム経験

SangJoon選手の練習環境

――他のチームはジブラルタルやコースティックなど流行りの構成が目立ったと思いますが、FOR7ではバルキリーとクリプト、ワットソンを使っていましたよね。他のチームと違う構成に対して不安を感じたり、また自分達は勝てるという自信はありましたか?
「他のチームが構成違うに対しては全然不安はありませんでした。他チームがコースティックやジブラルタルを使用していたのは確かですが、クリプトやワットソンにも強みがあります。それを利用しながらチャンピオンを取ることができました。」
――それぞれのマップにおける対応をどのようにしていましたか?
「APEXではリング※があります。毎回違うところに設置されるので、それによって戦略が変わっていくと思っています。一番いい席をとるために頑張ってゲームをしています。」

※APEXでは一定時間が経過するとマップに「リング」という安全地帯を表す円形のエリアが表示されます。リングが出現すると、リング外は危険エリアとなり滞在するだけでダメージを受けるようになります。

――他ゲームの経験はありますか?また過去のプレイ経験で今のゲームプレイに活かされていることがあれば教えてください。
「サドンアタックとPUBGのPC版をやっていました。これらのゲームもFPSなので、APEXに切り替えた時はエイムに慣れるのが早かったです。」
「サドンアタック、オーバーウォッチ、PUBG、APEXです。私もHeeGakと同じくAPEXに慣れるのが早かったと思います。」
「サドンアタック、オーバーウォッチ、PUBG、VAROLANT、LoLをプレイしてきました。他の選手と比べてAPEXに慣れるのが遅かったです。OWのときからエイムが良くなってきたという実感があります。」

HeeGak選手の練習環境

サドンアタックとオーバーウォッチは韓国でもかなり人気があったので、身の回りの多くの方がプレイしていたそうです。

頼りになる…!落ち込んでいるときに引っ張り上げてくれるリーダー

――普段の練習環境や選手同士の関係性について聞かせて下さい。日常的な練習も常にチームメイトで集まってプレイしていて、3人の中の良さが躍進の一つとも伺っています。お互いをどう思っているか教えてもらえませんか?
「SangJoonはエイムがいつでも安定的でゲームプレイしながら状況をよく読んですごい選手だと思います。Jusnaは昔より本当に成長した選手で、彼のムービングは世界一だと思っています。これからも成長していく選手なので楽しみです。」
「HeeGakは大会に参加する中で、私がゲームプレイがあんまり上手くできていない時、メンタルが崩壊してしまいそうな時にもサポートしてくれる素晴らしいリーダーです。SangJoonはエイムが上手い!打つのが上手い。いつでも頼りになる選手です。」

「Jusnaは間違った選択をしても信じて付いていける素晴らしい選手。信用しています。HeeGakは…、自分はメンタルが弱いけれど、落ち込んでいるときに引っ張ってくれる良いリーダーです。」
――Jusna選手もSangJoon選手もHeeGak選手をメンタルを支えてくれる頼れるリーダーと感じているんですね。具体的にどんな感じで落ち込んでいるとき引っ張り上げてくれるんですか?
「ゲームをしている中みんな気持ちが沈んでいても、HeeGakは落ち込まないで『もっといけるよ!』と次頑張れるという声をかけてくれます。」

オンライン対戦が中心のゲームの場合、同じゲーミングチームに所属している選手同士でもオフライン戦で初めて顔を合わせるケースは珍しくありません。FOR7のAPEXチームは世界大会で初めて顔を合わせたんですか?という質問に対して、HeeGak選手とJusna選手は試合前にプライベートでご飯を食べたのだとか。SangJoon選手はどの選手とも顔を合わせたのは初めてだったそう。和やかな空気で取材が進行していきました。

午後から起きて、ひたすら朝まで練習

Jusna選手の練習環境

――皆さん自宅で練習を行っているそうですが、1日どのくらい練習時間を設けているんですか?
「今はスクリムの試合が無くてランク戦だけで練習をしているのですが、最低10時間以上は時間を取っています。午後に起きて朝寝ている状況ですね。」
――完全に夜型の生活のようですね。3人とも同じような時間サイクルですか?
「はい(笑)。チームの三人ではもちろんですが、スプリット2で仲良くなった選手とも練習しています。」
――試合に臨むうえで各自大切にしていることやルーティーンはありますか?
「そういった試合前のルーティーンは決まっていないですが、皆で『よし、行こう!』と気分を切り替えて試合に挑むようにしています。」
「糖分摂取のためにチョコレートやエナジードリンクを飲みます。」

「元々大会へ行く前は歌を聴いたりしていたけど、今回は試合前にスマホを持ち込めないのでそれはできませんでした。緊張をほぐすために他のことを考えたりしていました。」
――大会前にはTwitterでチーム仲間からの熱い応援メッセージが投稿されていましたね。APEXでは韓国でも5本の指に入るといわれている皆さんがFOR7に所属しようと思った決め手は何だったんですか?
「周りの方にこういう楽しい企業があるよと勧められたのがきっかけでした。初めて連絡を取った時にはとても嬉しくて、FOR7で是非やらせて下さいと話しました。FOR7の前にも2回チームを作ろうとしたことがあったのですが、上手くいかなかったんです。これが最後という気持ちでした。」
エールを胸にチャンピオンシップでも活躍します!

――7月にアメリカで行われるALGSのチャンピオンシップに向けた意気込みと、チームを応援してくれるファンの方々へメッセージをお願いします。
「ストックホルムでのプレーオフでは、やはり時差あったので夜遅くまで見てくれたファンの方々がとても有難かったです。このエールを胸に良い成績を出せるように頑張っていきたいです」
「良い成績を出せた時だけでなく、調子が悪い時もいつも応援して見守って下さったファンの方に対して有難い思いでいっぱいです。チャンピオンシップも頑張っていきます。」
「今回のプレーオフの時、プレイが上手くできなかった時はメンタルが辛かったことがありましたが、今回は上手くいっていなくても笑顔で頑張ります。いつも応援してくださっている方にもありがとうと伝えたいです。」


元々、Jusna選手とSangJoon選手はHeeGak選手が声をかけて集まったのだそう。
HeeGak選手とJusna選手は2年間同じチームで活躍していました。
二名ともチームを脱退したタイミングに、FENNELが主催するAPEXのトーナメント大会(FFL APEX LEGENDS Tournaments)で韓国チーム5PMの選手として活躍していたSangJoon選手が脱退するということで声をかけチームに合流。現在のFOR7の形になりました。

毎日10時間以上一緒にプレイしながらお互いの連携力を高め続けている彼らの精度はプレーオフの時以上仕上がっていることは間違いありません。

Apex Legendsグローバルシリーズのチャンピオンシップがいよいよチャンピオンシップが7月7日~10日(現地時間)に、アメリカ・ノースカロライナ州で行われます。

FOR7の活躍、ぜひ注目したいですね!

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