「みんなで集まってゲームできるのが幸せ!」福岡第一高校eスポーツ部オンライン取材!!
野球やバスケットボール、サッカーなどスポーツのプロ選手や芸能人、文化人を多く輩出する福岡県の全日制私立学校「福岡第一高等学校」。
同校に学校公認の「eスポーツ部」が誕生したのが2019年!現在、部員数は約25人(3年生含む)で、様々なゲームに取り組んで活動をしているんですが、テレビや新聞をはじめ、ラジオなどのメディアも注目するイマ話題の部活動なんです☆
実は「eスポーツ部」が誕生する前から、その源流を辿っていくと「パラマ塾」という活動がすべての始まりになるんですが、そのパラマ塾の活動の中に「eスポーツ同好会」がありました。スプラトゥーンや格闘技ゲームに没頭し、今年で第3回を数えるeスポーツ選手権にも参加していたという実績もあるんですね☆
そんなこんなで、同好会から部活動へと昇格したお話しや、そもそも「パラマ塾って何?」って疑問など、今回eスポーツ部を代表して2人の生徒さんと顧問の安藤先生にお話を伺ってみました☆福岡第一高校eスポーツ部オンライン取材!!それでは早速ご覧ください☆(取材日:2020.10.28)
◇ 登場人物
・宮田浩志くん(高1)
・武吉楓真くん(高1)
・安藤大晃 先生(顧問)
◇ 同じ場所で集まってゲームできるのがeスポーツ部の醍醐味
◇ 個人の才を活かす土曜授業『パラマ塾』とは?
福岡第一高校の「第一」は、仏教の教えにあるパラマ=仏教哲学の「第一義諦(Parama=artha/パラマ アルタ)」が由来になります。
つまり生徒一人ひとりの長所や美点、個性を大事に育むことをモットーとしています。
同校では平成5年(1993年)から、土曜日に「パラマ塾」という毎週好きなことをやる必修授業を開講していて、現在開講されているのは全部で45種類!
そのパラマ塾で4年前に「プロゲーマー同好会」が発足され、最初は学校でゲームができる時間という捉え方で生徒たちがワチャワチャ楽しむものだったそうですが、そのうち世間的なeスポーツ認知の広がりも後押しし、2019年に学校から認定され本気で大会を目指すようになっていったという事だそうです。
◇ 一生懸命に打ち込んでいることを評価したい
顧問である安藤先生も実はゲーマーで、生徒たちと一緒にスプラ甲子園にも出場経験があるそうです☆
3年生にはストリートファイターⅤで世界ランク3000位くらいの子がいたり、ぷよぷよで有望な生徒が1年生がいたり…と様々なので、特性を知って伸ばせて行けたら。
学校が個性を大事だっていう校風なんですね。
もし勉強があまり得意ではなくても、ゲームができるという個性があればそれも認めていきたい。それに一生懸命に打ち込んでいることを評価してあげたいと思いますし、ゲームを通して学べることがあると伝えたいと思っています。」
将来の夢を2人に聞いたところ、宮田くんは「ゲーム大会で盛り上げるようなゲーム実況者になりたい」との事。なんでもオフ大会のゲーム実況を見て憧れるようになったそうです。
武吉くんは「介護福祉士」。お父さんも介護福祉士ということで、まさしく父の背中を見て育ち自身も同じ職に就きたいと語ってくれました。未来は別々の道を思い描く友達同士だからこそ、高校生時代に同じ時間を共有しあった仲間との思い出は長く心にとどまる宝物になっていくんでしょうね。
取材を行った宮田くん、武吉くんの笑顔を見れば言わずもがなですが、eスポーツを通して「友達と深い関係ができた」「学校生活が楽しい」といった声は他のeスポーツ部からもよく聞きます。
これからもeスポーツが学校生活に潤いを与えるきっかけになったらいいな~と希望を抱きつつ、引き続きゲーマーゲーマーでは高校生eスポーツ部へ取材してまいります☆