ついに念願のLoL高校生大会決勝戦へ!アートカレッジ神戸 高等課程

さて今回紹介する高校は、アートカレッジ神戸こと「学校法人 神戸学園 高等課程」です!!本校は芸能コース、芸術コース、動物コース、そしてゲームコースの4つの多種多様な学科が存在する学校なんですって!

今回私たちが取材をしたのはゲームコースに属するアートカレッジ神戸Aのみなさん。彼らと言えば、「第3回全国高校eスポーツ選手権LoL部門」でみごと決勝大会に進出している超注目校ですね!また「LJL 2020 Summer Split Finals」で優勝を果たしたV3Esportsから直接指導を受けているチームなんです!そこで今回は決勝大会に向けての意気込みや心境、プロからの指導の感想など、余すことなく聞いてきちゃいましたよ!それでは写真と共に取材内容をお届けします☆(取材日:2021.2.8)

写真左から 宮下健聖くん(kensou124 高2)、井坂先生、永井俊次くん(から揚げ 高2)

◇ eスポーツ大会参加実績

「第1回全国高校eスポーツ選手権」
「第2回全国高校eスポーツ選手権」
「第1回STAGE:0」
「第2回STAGE:0」

◇ LoL歴はどれくらい?

――本日はよろしくお願いします!お2人はLoLプレイヤーということですが、入学前からLoLをやっていたのでしょうか?
「僕は小6からプレイしていました。周りと比べてパソコンを触り始めたのが早く、なおかつネット上の友人がプレイしていたことがきっかけですね。」
――それはとても長いですね!ここまでだと最高ランクはどれくらいまで行ったんですか?
「最高で去年のプラチナⅡです。」
――宮下くんは始めてどれくらいなんですか?
「僕は入学してから始めました。最高ランクはプラチナⅣです。」
――短期間でそこまでとは凄いですね!実際に始めてみてLoLにはどんな印象を持っていますか?
「精神的に折れるゲームなので、とてもキツイですね。敵ではなく味方からも怒られることがあるので(笑)。」

◇ 個人練習が多い

――みなさんはチームとしての練習時間はどれくらい取っているのでしょうか?
「平日はゲームの授業の時間を使って1日に3~4時間、また自主練も含めたら4~5時間ですね。ですが基本的には個人練習が多いです。」
――自宅で練習する方が多いんですね。
「僕も個人練習はやっています!」
――最高でどれくらいプレイするんですか?
「余裕のある日だと1日8時間プレイしちゃうときもあります。」
――ちなみになんですが、違うゲームもやったりしますか?
「やったりもしますが、基本的にはLoLばっかプレイしています。」
「最近だとApexなど、色々なゲームをやっていますよ。」
――最近のおすすめゲームはありますか?
「やはりApexかな…、いややっぱりLoLです!!!」

◇ プロ直伝の指導

――授業の質問に入りますね。みなさんのゲームコースではV3Esportsのコーチがいると伺ったのですが、具体的にはどういう指導を受けているのですか?
「3名のコーチの方々には授業をメインに見てもらっています。中にはスクリムを手配してもらって、そこでアドバイスをくれる方もいますね。」
――プロに教えてもらって感じたことはありますか?
「一人で黙々とやるよりも、プロに見てもらった方が成長の速度が早いです。」
――どんなことを教えてくれるのですか?
「レーニングや、新しいチャンピオンの使い方を教えてもらっています。」
――永井くんはプロに見てもらって変わったことはありますか?
「僕は結構直感的にプレイしちゃう部分が多かったので、こうしたプロの方からの指導からはいい刺激を受けています。」

◇ 好きな授業は?

――ゲームコースに所属とのことですが、これからやってみたいことはありますか?
「僕が中学の時に始まったLJLに影響されたこともあり、大会運営には興味があります。あとは実況解説もやってみたいなと思います。」
「僕は授業の一環でプログラミングを受けているので、ゲームを作ってみたいです。」
――お2人が好きな授業は?
「プログラミングもそうですが、CGが1番おもしろいですね。」
「僕は入ったきっかけでもあるゲームの授業が1番おもしろいです。プロの先生と話すときに違う視点が見えてくるのでとても楽しいです!」

◇ 大会への意気込み!

――今回は決勝大会へ進出されましたが、決勝に進めた1番の要因は何だと考えていますか?
「チームのメンバーが強くなってくれたことです。最初の「STAGE:0」では自分が経験者なのに対し、ほかのメンバーの経験がありませんでした。しかし今ではみんなが頑張って力を付けてくれたのでとても良いチームになったと思います!」
――決勝戦ではどこと戦ってみたいですか?
「僕はどこと当たっても胃が痛いです…。でもN高とは絶対に当たりたくないです!」
「やはりN高は1番警戒しています。」
――皆さんはチームとしての強みは何だと思っていますか?
「知識量だと思います。やはりプロに見てもらっているので自信もあります。またアグレッシブなところもチームの特徴です。」
――皆さんはアグレッシブなプレイが得意なんですね!試合中では誰がチームをまとめているのでしょうか?
「僕とkaetoくんですかね。」
――チームの仲はいいんですか?
「チームリーダーから見ても仲はいいですよ!」
――リーダーとしてみんなが試合のに臨めるように心がけていることは?
「メンバー全員の意見は必ず聞くようにしています!」
――最後に大会への意気込みをお願いします!
「が、頑張るぞ!!あとは体調を整えてチームメイトに迷惑をかけないようにします(笑)。」
「初めて決勝に行けるので、今の自分たちのすべてを出し切りたいです!」

最後には井坂先生にもお話を伺いました!

◇ 時代の波に乗りたい

――アートカレッジ神戸がゲームコースを立ち上げたキッカケを教えてください!
「元々本校でもeスポーツが今後伸びてくるだろうという考えがあって、時代の波に乗りたいという方針がありました。またオリンピックでeスポーツが採用されるとのことで、学校からオリンピック選手を輩出したいというのが大元の狙いですね。しかし全員がプロになれるわけではないので、プログラミングやCGなど将来に繋がるスキルも学べるようにしています。」
――ゲームコースではV3Esportsと連携しているとのことですが、どういった狙いがあるのでしょうか?
「ゲームコースの生徒たちにはプロゲーマーになってほしいということがあるので、V3Esportsのユースチームを本校のゲームコースで作って、そこからプロ選手を育成するという狙いがあります。またアートカレッジ神戸の専門課程に入ることを条件で、V3Esportsのユースチームに入れるような仕組みを作っています。」
――学校側がユースチームを作るというのは、今後はもっと出てきそうですね。ちなみにゲームコースの中で本気でプロを目指している方はいるのでしょうか?
「正直なところ、現在は数人程度ですね。最初はプロを目指して入ってくる人が多いのですが、いい意味でも悪い意味でも実際のプロを見て現実を知るという感じです。逆にプロになりたい人は実際の生活などを教えてくれるのでいい経験になると思います。」
――ゲームコースの生徒たちが成長している姿をみて、1番嬉しいことはなんですか?
「今回のように取材をいただいたり、大会で実績を残してくれるのはもちろん嬉しいです。また、ゲームはまだまだ理解されていないものなのですが、実績を取ることで親御さんに嬉しがってもらえることもありました。またゲームがきっかけで学校生活を充実している生徒たちも多くいます。とにかく実績よりも学校を楽しんでくれることが1番うれしいですね。」

さて、いかがでしたでしょうか!今回はアートカレッジ神戸Aチームの永井くん、宮下くん、そして井坂先生に色々お話を伺いました。第3回全国eスポーツ選手権 LoL部門の決勝に進出を決めたチームの裏側を見ることができましたね!!

大きな実績を持つプロのチームをコーチとして招き入れ、日々練習を重ねる彼らの本番がとても楽しみになってきたのではないでしょうか?大会当日は皆さんもアートカレッジ神戸Aの試合に注目してみましょう!!

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