【STAGE:0予選ブロック出場校】日本文理大学附属高校 eスポーツクラブ独占インタビュー☆

九州大分県佐伯市にある日本文理大学附属高校のeスポーツクラブは2018年11月に発足し、専属部員は10名です。

なぜ「専属」という言い方かというと、サッカー部と野球部から数名ずつeスポーツクラブと兼部して、eスポーツ大会に参加しているから!

現在は専属部員が『リーグ・オブ・レジェンド(以下、LoL)』と『ロケットリーグ』を、サッカー部員は『ウイニングイレブン』、野球部員は『パワフルプロ野球』をプレイするという、それぞれの得意分野を活かして練習を重ねています。

そして九州地方のなかでも、eスポーツへの取り組みやメディア露出が群を抜いている同校eスポーツクラブ。全国高校生eスポーツ選手権や全国高校対抗eスポーツ大会『STAGE:0』への出場はもちろん、昨年の茨木国体で行われたウイニングイレブン少年の部では大分県代表に勝ち残り、決勝トーナメントに進出。ベスト16という実績を残しました。

日本文理大学付属高校のeスポーツクラブは普段どんな活動をしているのか、eスポーツ活動を通して得たことなど聞いてみました☆

▶写真前列左から、山本海くん(高1)、反葉龍星くん(高1)、亀井彪斗くん(高1)、柴田雄斗くん(高2)、顧問の安東 慎一郎先生
▶後列左から、中原拓海くん(高3)、大石敏登くん(高1)、平川巧くん(2年)、松尾 渚くん(高1)
※集合写真には写っていませんが簀戸拓海くん(高2)の計10名が参加

※クラブ発足と同時に「eスポーツ部発足支援プログラム」を導入し、ゲーミングPC5台、PS4等が学校に設置されました。学校生活を第一に毎日放課後2時間を練習に充てています。現在はオンラインで練習試合も実施しているそうです。
◇ サッカー部との兼部は大変?

最初にお話を聞いたのは、サッカー部とクラブを兼部する中原さんと山本さん!


ーー中原さんは現役サッカー部で、かつクラブではウイイレをプレイいるんですよね。かなり日焼けが目立ちますね!
「そうですね(笑)。」
ーー去年の茨城国体でもウイイレ少年の部でベスト16になるなど活躍されていますよね。ウイイレの経験はどのくらいなんですか?
「ちょっとやったことがあるくらいでした(笑)。」
「僕も以前からやったことがありました。ちなみに入部は1週間前です(笑)。」
ーー山本さん、かなり最近ですね(笑)!eスポーツクラブは毎2時間活動があるということですが、どんな風なスケジュールになっているんですか?
「はい。サッカー部は通常通り練習があって、eスポーツクラブの方は週に2回ほど参加しています。」
ーーサッカー部との兼部は大変ですか?
「いえ、そんなに大変じゃないです。」
ーー実際にサッカーやることで、ゲームに活きていることはありますか?
「あります。例えば攻め方とか。」
「自分も中原さんと一緒で、攻撃の仕方とか守備の仕方とか、サッカーでやっていることが良い形で活きていると思います。」
ーーウイイレでお気に入りのチームは?
「今のところはバイエルン中心です。やっぱり若い選手が多くて、フォワードも体が強かったりするので。」
◇ 目指せウイイレ高校生日本一!

ーーサッカー部のみなさんはどういう経緯でeスポーツクラブに参加しているんですか?
「去年サッカーの練習中、監督に(茨城国体に向けて)サッカー部から3人ウイイレの選手として出ないか?と言われました。」
ーー大会に向けて誘われたんですね!ちなみにサッカー部の方は総勢何名なんですか?
「サッカー部は、全部で50人くらいいます。」
ーー50人…!!さすが大分県のサッカー強豪校。50人の中から選ばれた3人はウイイレの精鋭じゃないですか!次回参加予定の大会はありますか?
「はい。九州で行われるウイイレの大会に出ます。」
ーー『全国都道府県対抗eスポーツ選手権2020 KAGOSHIMA』ですね!意気込みを聞かせてください。やっぱり目指すは優勝でしょうか?
「そうですね、優勝…したいです(笑)。」
ーー強引に言わせちゃいましたね(笑)。ウイイレ高校生日本一を目指して頑張ってください!
◇ あまり喋らないタイプだった自分に変化

さて次は!eスポーツクラブのリーダー平川巧さん(高2)と簀戸拓海さん(高2)。二人ともeスポーツクラブに入ってからLoLを始めたのだとか。メディア取材に慣れましたか?と聞くと、お二人とも「全然です!緊張します」とはにかんだ笑顔を見せてくれました。

ーーeスポーツクラブでゲームを練習してきて、自分自身に変化はありましたか?
「元々色んなゲームを経験してきましたが、あまり人と一緒にやることはありませんでした。チーム練習をするようになって、eスポーツ以外のことにも自分が積極的になれたと感じています。eスポーツ大会では初戦で負けてしまいましたが、出場できたのも良い思い出です。」
「自分の趣味だったゲームを活かすことができるのが、eスポーツの醍醐味だと感じています。大会に参加できるのが楽しい。試合に負けても楽しいと思えるし、部活でみんなとワイワイしながら練習するしている時間も好きです。」
ーーなるほど!簀戸さんは、平川さんみたいに変化はありましたか?
「元々僕はあまり『はっちゃける』事がないというか、大人しかったんですが、みんなと話せるようになったと思います。」
ーーそれはとても素敵な変化ですね。とてもハキハキ話してくださるので、全然喋りベタには見えないですよ!
◇ 本格的なゲーム用パソコンに感動
「私自身ゲームが好きで元々オンラインゲームで遊んだ経験がありました。LoLを始めたのは学校に入ってから先輩がやっていたのがきっかけです。」
ーー元々パソコンでオンラインゲームをしていたんですね。
「パソコン自体は小さい頃から家にあったので、簡単なゲームであれば大体できる環境でした。」
ーーおお!さすがデジタルネイティブ。簀戸さんはいかがです?
「私は高校に入ってから買ってもらいました。」
ーー学校では高校eスポーツ発足支援プログラムが導入されているということなので、ゲーミングPCの【GALLERIA(ガレリア)】を使用中ですよね。実際にプロも愛用しているデバイスを使ってみたときはどう思いました?
「家で使っているよりとてもいいパソコンなので、使いやすい!見た目がスケルトンなんですけど、遠目から中が見えるのが格好いいと思っています。」
「うんうん」
ーーもし自分用に買えるなら今後使いたいと思いますか?
「ハイ!」
「欲しいです(笑)。」
◇ LoLチーム今後の課題は「連携」

ーー平川さん、簀戸さんがプレイしているのはLoLのみですが?
「LoL以外の大会にも出たりしていますが、メインで練習しているのはLoLです。」
ーー8月から開催されている高校生対抗eスポーツ大会『STAGE:0』のブロック予選では、TV取材を受けていましたよね。高校生のオンライン大会について、感想を聞かせてください。
「僕たち2年生はLoL歴1年くらいになるんですが、まだ始めたばかりのメンバーもいてあまりまだ連携が上手くいっていなくて…。前回大会に出たときも相手の連携が凄くてコテンパンにされてしまいました(笑)。でもやるからにはなるべく上の方に行きたいなって思っています。」
ーーなるほど、今は連携が課題なんですね。解決に向けてどんな努力をしているんですか?
「自分の状況を逐一報告するようにしたり、攻めたい時なども含めて細かく声出しをして連携を取るようにしています。」
ーー1年間の部活動を通して、LoLで成長できたと思うことがあれば教えてください。
「最初に比べて役割を理解して動けるようになってきました。やっぱりまだ足りないところはまだありますが、人並みにはできるようになったと思っています。」
ーーコーチがついているんですか?
「コーチは特にいなくて、インターネットでキャラクターの特徴を調べたり動画で動き方を勉強したりしています。みんなで意見を出し合って戦略を練る感じです。」
ーー次回、11月から予選が開始される第3回eスポーツ選手権にも参加予定とのことですので、意気込みを聞かせてください!
「とりあえず『1勝』を目標に頑張ります!」
ーーなるほどー!ぜひ頑張ってください☆「まずは1勝」を掲げた学校が次回大会で勝利を飾っている姿を見てきているので、実現可能な目標だと思います!
◇ メンバーコメントを紹介♪

さてさて!日本文理大付属高校eスポーツクラブの他メンバーにもコメントを頂いたのでご紹介しますー☆

ーー松尾さん、大石さんはLoLを練習しているんですね。LoLのプレイ経験はありましたか?
「入部してから始めました。」
「オープンスクールの時にクラブの体験会でやったのが初めてです。そこで面白そうだと思って入部を決めました。」
ーーではLoL歴は数ヶ月というところでしょうか。いまご自身にとってLoLはどんなゲームですか?
「覚えることが多くて難しいゲームです(笑)。」
「難しいゲームとは思うんですが、やってみたら案外楽しめました。分からないことは先輩に教えてもらって練習をしています。」
ーーeスポーツクラブの良いところや特徴を教えてください!
「僕はLoLをやっているんですが、みんなでゲームをして、負けたときや勝ったときに『こうしたら良かった』とか、あとで反省をしたりするのが大会も楽しめました。」
「例えばコントローラーやデバイスの調子が悪いと伝えると機材をすぐ取り変えてくれたり、生徒の意見を先生が取り入れてくれるのが良いところだと思います。学校としても授業でタブレットを取り入れてインターネットを扱う授業を導入したり、新しい取り組みをしてくれています。」
「ゲームをしてる時に自分の感情とかをほかの人にも共有できるのが楽しいです。」
◇ 顧問の安東先生コメント

2018年の発足以降から高校生大会以外でも、eスポーツに関する活動を広く行っている日本文理大付属高校のeスポーツクラブ。発足のきっかけは生徒さんの希望だったそうです。

ーー発足後すぐにeスポーツ部発足支援プログラムを採択されたんですよね。ゲーミングPCを導入した当時、生徒みなさんの反応はどうでしたか?

安東先生「目新しいのと、当時は生徒の家でパソコンを持っていなかったので、『これでeスポーツができる』ととても喜んでいましたよ。」

ーーかなりメディアに積極的に取材を受けられているのは、eスポーツを広げる目的でいらっしゃるからなんですか?

安東先生「そうですね。やはり当時は高校でeスポーツをやるというのはあまりよろしくないという風潮があったと思うんです。今はそうでもないんですが、ゲームと教育のアンマッチと言いますか。その頃大分県eスポーツ連合の先生から色々とアドバイスを受けまして、ぜひ高校で行っていることをアピールして、ぜひeスポーツを広げて貰いたいという打診があり、取材等には積極的にお受けするようにしてきました。昨年の茨城国体でサッカー部の選手が出てくれたというのも影響が大きいと思います。」

ーークラブの活動を通して、先生から見てどのような変化がありましたか?

安東先生「良い変化は、大人しい生徒も色々と活躍する場があることですね!」

ーー安東先生、そして部員の皆さんも本日は貴重なお時間をありがとうございました!

九州地方では積極的にeスポーツに取り組んでいる学校といえる日本文理大付属高校。eスポーツクラブの皆さんは口をそろえて「部活が楽しい」と教えてくれます。

一生懸命な生徒たちを一心にサポートしてくれている学校や顧問の先生がいるというのも強みですね!

次回サッカー部メンバーはウイイレ大会、LoLチームは高校生選手権に参加予定とのことなので、今後の活躍も見守っていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました♪

STAGE:0九州・沖縄ブロック代表決定戦ROUND2では惜しくもクラーク高校に敗戦を喫した「文理」。しかし心の底から楽しんで活動する同校に、ゲーマーゲーマーでは今後も期待していきたいと思います!

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