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広島TEAM iXA 剛田選手インタビュー!~剛田選手が考えるプロゲーマーの葛藤とは~【前編】

今回私たちが取材を行ったのは、広島TEAM iXAに所属するプロゲーマーの剛田選手です!格闘ゲーム『BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE』(以下、BBTAG)をメインに活動しており、トッププレイヤーの1人としても名高い選手なんです。

そして本取材では剛田選手のゲーマー歴の掘り下げはもちろん、ゲーム以外で打ち込んだものや、プレイヤー名が生まれた面白いキッカケ、プロゲーマーとしてのお話などたくさん聞いちゃいました。それではお写真と共に取材内容をお届けします☆(取材日:2022.3.4)

〇剛田選手プロフィール


広島TEAM iXAに所属するプロゲーマー。格闘ゲーム『BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE』をプレイしており、同タイトルの大会で数々の優秀な成績を収めている。

〇コロナ闘病で得た”積みゲー”の教訓!

――本日はよろしくお願いします!まず最初に剛田選手が格ゲーを始めたキッカケを教えてください。

剛田選手「初めて格ゲー出会ったのは、実家置いてあったスーパーファミコンの『ストリートファイターII』です。最初の頃は遊び方が分からくて戸惑ったのはいい思い出ですね。」

――アーケード(ゲームセンター)ではなく、家庭用ゲーム機で格ゲーを知ったのですね。

剛田選手「6歳くらいの頃には親の買い物の付き添いに行ったときに、500円渡されてゲームセンターで遊んでいることがよくありました。そしてその中で一番長く遊べるゲームが格ゲーだったんです。」

――買い物のついでにゲームセンターはあるあるかもしれませんね。

剛田選手「ゲームセンターでゲームを遊んでいたある日、地元の高校生に乱入されてボコボコにされたことがありました。そこで初めて格ゲーは人と遊ぶゲームということを知りました(笑)。高校生の頃はFPSもプレイしていましたが、格ゲーに関してはゲームセンターの大会に出場するくらいにはハマっていました。大会の空気感を味わったり、勝っている人をみてカッコイイな~と思ったりしているうちにどんどんのめり込んでいったって感じですね。」

――格ゲーが対人戦ということを知ってから、大会にも出場しどんどん格ゲー沼にハマっていったのですね。ちなみに剛田選手が今までプレイしてきたゲーム中で一番印象に残っているゲームはありますか?

剛田選手「やはり『BBTAG』ですね。メインでプレイしているということもあるのですが、初めて海外の大会でプレイしたゲームでもあるんです。そのおかげで友達も作ることができ、自分の世界が広がったという意味でも印象に残っているゲームです。あとはEVO(世界最大規模の格ゲー大会)であこがれの壇上に行けたゲームなので、そういう面でも印象に残っています。」

――まさに自分を変えたゲームなんですね。では格ゲー以外で好きなゲームや印象に残っているゲームはありますか?

剛田選手「色々ありすぎて選べないですが、子供の頃は『.hack』というオンラインゲームを題材としたRPGゲームが印象に残っています。あとはMMORPGの『ラグナロクオンライン』も『すごいゲームだなぁ』と思いながらプレイしていましたね。」

――幅広いジャンルを遊んでいますね!

剛田選手「また最近は『ファイナルファンタジーXIV』にも手を出し始めました。このゲームはどうせ面白いと分かっていたが故に、あえてプレイせずに取っておいていたんです。 しかしコロナで入院して死ぬような思いをしたことがキッカケで、今まで楽しみに取っておいたゲームを遊ぶようになりましたね(笑)。いつゲームが出来なくなってしまうか分からないので、気になるゲームは今すぐプレイした方がいいですよ!」

――すべてのゲーマーは心に刻んでおいた方がいい言葉ですね(笑)。

〇合気道、ゲーム制作。剛田選手を突き動かすのは”興味”

――剛田選手がゲーム以外でハマったものはありますか?

剛田選手「学生の頃は合気道に打ち込んでいました。高校の頃『合気道ってなんだよ(笑)。』みたいなノリで入部したんです。部自体も厳しくはなく、日ごろ演舞して体を健康にしようみたいな雰囲気の部活でしたね。」

――入部の理由が面白いですね(笑)。

剛田選手「また、田舎の高校は喧嘩が多いので、喧嘩を売られないようにするという理由もあって始めたということもあります。それでも喧嘩は2,3回ほどふっかけられましたけどね(笑)。」

――それでも巻き込まれることがあったのですね……。ちなみに合気道部での活動はどうでしたか?

剛田選手「入部して最初の頃は面白くなかったのですが、2年目ぐらいから自然に動けるようになって面白さを感じました。ようやく合気道の取り組みが分かったんですよ。」

――他に以前ハマったことはありますか?

剛田選手「あとはゲーム制作も専門学生の頃に少しだけかじりました。途中で辞めてしまいましたが、ゲームを遊ぶ以外で取り組むということは中々興味深かったですね。」

――どんなゲームを作ろうとしていたのですか?

剛田選手「作りたいゲームがあったというよりは、なんか面白そうだからやってみようかなみたいな、単純な興味でした。また、作る側は何を思って作っているのか知りたいというのもありましたね。実際ゲームをプレイしていて『あれ、俺の方が上手く作れるんじゃね?』と思うことはあるのですが、そんなことはないんですよね(笑)。」

――確かにゲーム制作はプレイヤーが思っている以上に大変ですよね。

〇隠しきれないほど笑われた”Gouda-in Heaven”

――剛田選手のプレイヤー名の由来を教えてください!

剛田選手「大阪で格ゲーをしていた頃、当時は『BLAZBLUE CHRONO PHANTASMA』と『ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ』が稼働していて、どちらにも戦績を記録するカードに名前を付けるというシステムがありました。」

――プレイ時には名前を付けなくてはいけなかったのですね。

剛田選手「別に名前はなんでもよかったのですが、友達と一緒に3時間くらい名前で悩んで(笑)。そしたら友達から急に『お前はクリスチーネ剛田や!』って言われたんです。以降はその名前で活動していたのですが、時間が経つに連れ『剛田さん!』と呼ばれるようになりました。」

――お友達が思いついた名前が変わって、今の名前になっているのですね。では今名前を変えられるとしたらどんな名前にしたいですか?

剛田選手「仮に変える機会があったらまた友達に付けてもらうと思います。僕のPSN IDは『GOUDA-in Heaven』なんですが、各所ですごく笑われたんです。ネーミングセンスが酷いって、知り合いからもとにかく馬鹿にされて(笑)。」

――確かに独特な名前ですね(笑)。

剛田選手「確か最初の公式大会で優勝した際に、ライターの方から『ゲームのID教えてください!』と言われたことがあって、そこで先ほどの『Gouda-in Heaven』を伝えたらめちゃくちゃ笑われました。『そうなんですね……(笑)』と笑いを隠しきれていなかったことが今でも記憶に残っています。たとえ名前を変えることがあっても、自分で名前を考えるとまた凄いものになりそうです。」

さて前編はここまで!近日公開予定の後編では、剛田選手が考える格ゲーの魅力やプロ活動の厳しさなど、格ゲープロならではのお話が盛りだくさんです!それでは次回もお楽しみに☆

4/14 後編を公開しました!https://gamer2.jp/10531/

▼剛田選手Twitter(@Getyamogera_T)
https://twitter.com/Getyamogera_T
▼広島TEAM iXA公式Twitter(@esports_TeamiXA)
https://twitter.com/esports_TeamiXA

▼広島TEAM iXAさんのスポンサー『リジェネシアeスポーツ』を取材した記事はこちら
https://post.gamer2.jp/regenesia_esports/
剛田選手も愛用しています!

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