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【前編】eスポーツ高校生☆最強育成計画!「クラーク記念国際高等学校☆秋葉原ITキャンパス」決勝大会直前インタビュー ~AKIBA発、頂点へ~

クラーク記念国際高等学校(以下、クラーク高校)は1992年開校以来、1万人以上もの生徒が学ぶ日本最大級の通信制高校。学校のモットーは「夢・挑戦・達成」!

12月28日、29日に開催される『第2回 全国高校eスポーツ選手権』のリーグ・オブ・レジェンド(以下、LoL)部門で、決勝大会の切符を手にしたクラーク高校秋葉原ITキャンパスのチーム「Yuki飯食べ隊」☆

プロチームに所属してきたコーチ陣と、顧問の先生から強力なバックアップを得ながら大会に闘志を燃やしてきた彼らがどのようにココまで強くなったのか。決勝大会への意気込みと共にお届けします☆(取材日 2019.12.4)

秋葉原の街並みを眺めながら歩いていると、見えてくるのが交差点に位置するクラーク高校☆取材日もご覧の晴天で絶好の取材日和でした♪

そして何より特筆すべきはこの秋葉原スタジオでの練習環境!「秋葉原をeスポーツの聖地に」をコンセプトに業界のアイコン的な役割を果たす「e Sports Studio Akiba」が練習環境というから驚きです…(全国の高校生諸君は羨ましそうっ)!!

【チーム「Yuki飯食べ隊」メンバー】
大村 尚(おおむらしょう)くん(高2/リーダー)、佐子貴則(さこたかのり)くん(高2)、山田捷斗(やまだはやと)くん(高2)、鬼島至雄(きじましゆう)くん(高1)、菅原史翔(すがはらあやと)くん(高2)、田中勇輝(たなか ゆうき)くん(高1)

秋葉原ITキャンパスでは「Yuki飯食べ隊」と「Sesa飯食べ隊」とLoLの2チームを編成。そして決勝大会に残ったのが今回取材した「Yuki飯食べ隊」☆

今回インタビューに答えてもらうのは、LoLのプレイ環境を最優先に考え大会出場のためにクラーク高校に転校してきたという佐子くん(驚きです…)!そしてコーチ陣がその規格外のスキルに太鼓判を押す逸材☆チームの中心人物として活躍する大村くん♪チームを代表してこの2名にお話を伺ってきました…!!

■ LoLのために転校するeアスリート異端児

ーー佐子くんはLoLをするために転校してきたと聞いたのですが、きっかけは何だったんですか?

「元々いた学校が大学付属の高校で、そのまま大学に進んでもやりたいことが無いと感じていて…。ちょうどその頃『第1回 全国高校eスポーツ選手権』があって出場したんです。」

ーー佐子くん、別の学校から出場していたんですか!

「結構いいところまでいったんです。もし自分が進学して大学に行くとしても、『転校してもその大学に入る為の努力は続けるだろう…』と思って。だったら今しかできないことをやろうと、LoLの大会に出れる1番イイ環境だと思ったクラーク高校に今年から転入してきました。」

ーー実際に転入してみて、思った通りでした?

「正直なところ、自分と周りとの熱量の差を感じて最初はちょっと後悔してたんです…。でも今は、自分の選択に後悔するより良い所を見つけて頑張る方向に気持ちが向いています。…今思うと本当にいいメンバーに巡り合えたと思っていて…。今回の大会も決勝まで残れて結果が付いてきたので、このまま仲間を信じて頑張りたいと思います!」

ーーなによりその行動力が凄いですよ…!

■ 第2回 全国高校eスポーツ選手権オンライン予選を終えて…

ーーチームリーダーの大村くん、第2回 高校eスポーツ選手権のオンライン予選を乗り越えた感想を聞かせてください。

「まぁー安心ですね(笑)!」

「笑!」

「正直そこまでいけると思ってなかった…。第1回(eスポーツ選手権)の会場を見たときに自分もそこ行きたいなーって感じてたんです。勝てたらいいな~と思ってたんですけど行けちゃいました(笑)。コーチや先生、色々協力してくれた人たちのおかげでここまでこれたと思います。」

ーーオフラインでの大会はステージゼロでも体験したと思いますが、今回特に緊張することはなさそうですか?

「やっぱり初めてオフライン出たときはめちゃくちゃ緊張しちゃって、試合中も冷静になれなくて手がブルブルしちゃってたんです。でもやっぱり1回目の経験を活かして冷静に頑張りたいなと。」

■ チームは気持ち悪いほど仲良いです(笑)

ーー試合に勝つために心掛けていることはありますか?

「やっぱり普段の学校生活でのコミュニケーションがここでも活きてくると思っています。」

ーーなるほど!皆さん普段から仲良しですか?

「そうですね、気持ち悪いほど(笑)。一緒にご飯に行ったり遊びに行ったりしますよ。」

ーー大会を通してチームとして成長できたと思うことを教えてください。

「コミュニケーションのなかで、言いにくいようなこともちゃんと伝えなきゃいけないんですよね。ざっくりですけど、『お前ここヘタクソだよ』とか。でも逆に上手かったら『ここ良かったよ』ともちゃんと言います。お互いに正直になってきたというか、言いたいことを言えるようになりました。」

「そうだね。ケンカもありますし(笑)。」

ーーへーー(笑)!みんなストレートに意見をぶつけてるんですね。チームをまとめるのに大変だったことはありますか?

「みんな意識高いので(笑)。大会に向けてみんな一人一人頑張ってくれてるので、それに対して俺も頑張んなきゃいけないなって気持ちになりますね。」

■ コーチによる『やっておけばよかった!』と思って伝授しているコト

ーーSNSで知ったんですが、チームの皆さん、試合前に瞑想してるんですよね?どんな感じなんですか?

「最初は意味ないんじゃないかなって思ってたんですけど(笑)、やっぱりやったあと気持ちいいんですよね、頭がすっきりして。その後のゲームも冷静に行えるんで、活きてると思います。」

「ONとOFFを切り替えるみたいな、集中するタイミングを作るイメージなのかなって僕は思ってます。」

ーー家でも瞑想を取り入れたりしてるんですか?

「最近はちょっとずつやってます。自分の練習前に5分くらいですけど、ちょっとずつ伸ばしていって。」

ーー大村くんはやってるんですか?

「やってないです(キリッ)。学校でやるくらいが僕にはちょうどいいんじゃないかと思って(笑)。」

ーーそこは正直ですね(笑)!では、試合に勝つチームとして成長している一番の要因は何だったと思いますか?

「チームメンバー全員頑張ってくれていましたし、やっぱり勝ち方だったり、コーチが色々と教えてくれたり、手伝ったりしてくれたので、そのおかげでもあると思っています。」

■ ここで他のチームメンバーも参加して…

ーーそれでは、第2回全国eスポーツ選手権の決勝大会に向けて、一言ずつ意気込みをお願いします!

「全国一位をとって有名になりたいですね!特に大村君の名前を有名にしたいです(笑)。」

「勝って、青春を肌で感じたいと思います。」

「僕はリザーブなんですけど、みんなと一緒に頑張って優勝目指したいと思います。」

「勝って高校生ナンバー1のチームになりたいです!」

「残ってる4高はすごい強いチームで、勝ち進んだとしても厳しい戦いになると思うので、気を抜かずに優勝目指して『Yuki飯』目指して頑張りたいと思います。」

「やっぱり優勝してYukiコーチの手料理を食べたいなと思います。他のプロプレイヤーからもすごい美味しいって聞くので、食べてえ~!ってなりました(笑)。」

ーー今日は皆さんありがとうございました!決勝大会は期待して見てますね(笑)!

転校しちゃうほどの行動力を持つ佐子くんと、誰もがその実力を認める大村くんを筆頭に構成されたチーム「Yuki飯食べ隊」。何よりその練習環境も然ることながら先生とコーチ陣による強力なサポートが功を奏している。多大な可能性を秘めた高校生たちを、柔軟な考えの大人がそれを伸ばし開花させる。

クラーク高校の掲げる「夢・挑戦・達成」!を体現する秋葉原ITキャンパスのeスポーツ活動にゲーマーゲーマーはこれからも注目して参ります☆そして次回「後編」は噂の最強コーチ陣と、最大の理解者である顧問の笹原先生が登場します♪ご期待ください…!!

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