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ロケットリーグ アジアナンバー1☆18歳プレイヤー Realize選手独占インタビュー!!

数あるeスポーツタイトルの中でも世界的な人気を誇る「Rocket League(以下、ロケットリーグ)」☆

発売5周年を迎え、2018年には累計プレイヤー数4,600万人に到達し日本や海外で多数の大会が催されている人気ゲームです!

そんなロケットリーグ大会シーンでも”アジア1位”の実績を誇り、今年夏にはオセアニアのリーグに参加するためオーストラリア移住を予定している大注目の日本人選手が、3月に高校を卒業したばかり☆18歳のRealize(リアライズ)選手(2020年4月現在 )!

数々の大会で優勝を経験し、ロケットリーグの日本コミュニティで日本一上手いと言われている彼はいかにしてその頂にたどり着いたのか。海外チームへの参加を決めた理由など、Realize選手の素顔に迫って参ります☆また、今回はゲーマーゲーマーでは初の試みとなるオンライン取材を行いました。その様子も併せて!どうぞご覧ください♪(取材日:2020.4.8)

【Realize選手(リアライズ 本名:池山省吾)/2001年 愛知県生まれ】
2018年、eスポーツ大会『Logicool G CUP 2018』優勝。2019年国内初の大規模リーグ戦『PRIMAL(主催:RIZeST)』優勝メンバー。2019年末に開催された『Dreamhack』内ロケットリーグ世界大会に日本人として初出場。さらに、今年の夏にオセアニアのチーム「Gaming Gamers」に所属し、オーストラリア移住を予定。同時にロケットリーグのストリーマー活動を展開する「Pulse Clan(ヨーロッパ)」にも籍を置き、ロケットリーグにおける魅力的なプレイを積極的に配信している。

#01 ロケリ最強少年の誕生

◇ 初めてのゲームは骨折がきっかけ

ーーRealize(リアライズ)選手初めまして!

Realize「初めまして!よろしくお願いします。」

ーー早速ですが、ロケットリーグアジアNo.1と言われるRealize選手が、一番最初に遊んだゲームは何だったんですか?

Realize「一番最初は従弟のお父さんがくれた『New スーパーマリオブラザーズ』のDS版でした。当時、保育園の運動会でデカパン競争っていうのがあったんですが…そこで骨折しちゃったんです。」

ーーえぇ!?デカパン競争っていうと、大きいサイズのズボンに2人で入って走るものですよね。保育園が骨折って結構な騒ぎになったんじゃないですか?

Realize「確かにそうだったかもしれないです(笑)。それで入院した時にお見舞いでソフトをくれまして、ゲームをやるきっかけになりました。」

◇ ゲームをするために宿題を片付けた

ーーその後はどんなゲームで遊んできたんですか?

Realize「色々やりました。PSP(プレイステーションポータブル)でモンハンもやりましたし、PCゲームやプレイステーションとか。」

ーーたくさんゲーム機をお持ちだったんですね。ご家族はゲームで遊ぶことに寛容でした?

Rrealize「いえ、結構制限はありましたよ。宿題とかやることをやってからゲームしなさいっていう親だったので、しっかり勉強を片付ける子供でした(笑)。小学校では児童会長もしてたんですよ。」

ーー児童会長といえば生徒会長みたいな役職ですよね!会長職ができる生徒って成績も優秀なんじゃないかというイメージです。勉強は得意だったんですか?

Realize「中学校の2年くらいまでは成績良かったんですけど…(笑)。その後はあまり勉強をやらなくなっちゃいました。」

ーーそうだったんですね。海外大会にも参加されて、普段Twitterなどで全て英語でコミュニケーション取られているじゃないですか。特別な勉強はされてないんですか?

Realize「英語は以前やっていたので得意というのがありました。海外に行ってわからない単語とかあれば翻訳使ったりもしますし、コミュニケーションは問題ないです。5歳くらいから中1までECCジュニア(英語教室)に通っていたのでその影響は大きいかもしれません。」

ーーそれは十分すごいです!長年英語に触れてきた効果が出ているんですね。

◇ フォートナイトでオフライン大会出場も

ーー昨年の高校生大会、『全国高校eスポーツ選手権』ロケットリーグ部門では出場されていませんでしたよね?

Realize「そうですね。同じ学校のメンバーがどうしてもあと一人集まらなくて…。去年は別の高校生大会でフォートナイトのオフライン戦に出ました。」

ーーもしかしてステージゼロの事ですか!?FPSもよくプレイするんですか?

Realize「しますよ!フォートナイトはプロ契約の直前までずっとやってました。普段はロケットリーグばかりですけど、最近は気分転換でレインボーシックスシージやエイペックスレジェンズをやったりしてます。」

#02 ロケットリーグのプレイヤーとして

◇ ハマったきっかけ

ーー2015年冬頃、ロケットリーグが発売されてすぐRealize選手のYouTubeでもロケットリーグの動画を投稿されていましたね。それからロケットリーグ関連の動画が増えていったようですが、プラットフォームはPCだったんですか?

Realize「最初はPS4からです。ロケットリーグはPS4限定の大会を目指しはじめた頃から集中して練習するようになりました。そこで初めて優勝してめちゃくちゃ嬉しくて、ハマリましたね。その時は中2の終わり頃でした。」

ーー中学2年生の時には初優勝を経験されているんですね!その後ロケットリーグ界隈で有名になる中で、ご家族の反応はいかがでしたか?

Realize「大会とかで優勝して、お肉とかの賞品をもらうようになった頃には喜んでくれるようになりました(笑)。」

ーーそれはご家族の方嬉しいですよね(笑)。Realize選手が思う、ロケットリーグの魅力を教えてもらえますか?

Realize「サッカーと車っていう要素が男心をくすぐるんだと思います(笑)。あとは、だれが見ても単純で分かりやすいところかなって思います。」

◇ 放射線技師の道も考えていた

ーーロケットリーグの選手として活動していくということを決心したのはいつ頃だったんですか?

Realize「2019年の夏が終わるくらいに『ロケットリーグでやっていこう』っていう風に決めました。それまでは結構悩んでいて、専門学校のオープンキャンパスを見に行ったりもしてたんです。」

ーー将来に影響する決断ですし、自然な悩みだと思います。専門学校ということですが、他に考えていた将来の夢はあったんですか?

Realize「放射線技師になりたいと思っていたんです。実は僕骨折5回くらいしていて、それがきっかけというか…。」

ーー小学生の時も骨折したんですよね?18歳にして骨折回数多すぎませんか(笑)。

Realize「小学校の時は左足だったんですけど、そのあとは全部手の骨折なんです(笑)。結構運動をするので、ケガが多くて…(苦笑)。」

ーーRealize選手スポーツ系の部活をやっていたんですか?

Realize「野球、サッカー、バレー、バスケをやっていました。今でもサッカーは2、3週に1回くらいはやっています。ゲームずっとしてると体がなまるので動きたくなっちゃって。最近は自宅でトレーニングも始めました。」

ーーめちゃくちゃスポーツ少年じゃないですか(笑)!ゲームでの疲労骨折かと一瞬ヒヤッとしちゃいました。

◇ ロケットリーグといえばRealizeっていう風になりたい

ーー夏にオーストラリアへ移住されるということですが、長期にわたる予定なんですか?

Realize「あちらのリーグ期間中(3か月くらい)滞在して、オフシーズンには日本に戻ってくるイメージです。」

ーー今後こんな選手になっていきたい…という目標はありますか?

Realize「そうですね…。やっぱり『ロケットリーグといえばRealize』っていう風になりたいです。」

ーーなるほど!すでに日本のロケットリーグシーンではそう受け入れられていると思うんですけど、ちなみに世界で目標としている選手はいるんですか?」

Realize「あー…、一緒にやりたいプレイヤーは居ます。目標でもあるんですけど、Jstn.(ジャスティン/NRG Esports)って言って、以前の試合でジャスティンのチームが3-2で負けてたんですよ。それで残り0秒でジャスティンが点を決めて3-3の同点にするっていうことがあって…。」

ーーブザービートじゃないですか(笑)。めちゃくちゃかっこいいじゃないですか。

◇ 試合前には手を洗います!

ーーオフライン戦も沢山経験されているんですよね?なにか試合前のルーティーンなんかはあるんですか?

Realize「そうですね…。必ず手を洗っています。『よし試合やるか』っていう感じにもなるので。」

ーーそうなんですねー!髪を切ったり色を変えることで気持ちの切り替えをする方の話を聞くことがあります。Realize選手の髪色も、赤色だったりと見た目に鮮やかですよね。

Realize「これも気合を入れるみたいなところがあって、試合前に染め直すことが多いです(笑)。次は水色にしようかなと…。」

ーー一度会ったら忘れられなそうですね(笑)。プレイヤーとして活動されている中で大変だったことはありますか?

Rrealize「アジアだと自分が一番上手いんですけど、その中でライバル的な存在がいないというのがありますね…。成長の天井が見えてしまうというか、今回のオーストラリア行きを決めた理由にはそれもあります。」

ーーなるほど。自分と同等以上の選手と切磋琢磨して成長するというのはスポーツでも共通していることですよね。ちなみに普段、練習時間はどのくらいですか?

Realize「平均的に毎日8~10時間くらい、夕方から朝までというのが多いですね。高校2年の途中から通信高校に移行してゲームに集中する環境にしたので、結構長い間このサイクルです(笑)。」

◇ ロケットリーグをぜひ楽しんでほしい

ーーこれからロケットリーグを始める10代の学生に一言お願いします。

Realize「最初から強くなることを考えるんじゃなくて、ゲーム自体を楽しんでほしいと思います。自分も最初は上手くできなくて、プロの動画とかを見て真似しながら練習を繰り返してきました。ロケットリーグをやったことがない人も、面白いからぜひ一度やってみてほしいです。Twitch(Amazon.comが提供するライブストリーミング配信プラットフォーム)とかでプロの動画や試合の模様がたくさん公開されているので、見てみてください!」

ーーRealize選手、本日はありがとうございました!

Realize「はい。ありがとうございました(笑)。」

年始から世界中で猛威を振るっている新型コロナウィルスの影響もあり、選手の体調や健康面を一番に考えるためオンライン上での取材という形になりました。

直接お会いして写真撮影できないのが残念でなりませんが、画面越しに伝わってくるRealize選手の朗らかさや聡明さが少しでも皆さんに伝わったら良いなと思います!

次回、海外での生活を経てさらにバージョンアップしたRealize選手にお会いできるのを編集部一同心待ちにしています☆

引き続き「ゲーマーゲーマー」ではeスポーツ取材を行っていきますので、ご期待ください♪

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