部員が3人から30人に!?中京大学附属中京高校eスポーツ部
今回は中京大学附属中京高等学校様にオンライン取材させていただきました!どんな活動をしているのか、愛知eスポーツ連合というプログラム参加から一年経ったeスポーツ部!6人組の高校生の元気さなども含めお伝えできればと思います!
大会実績
ウイニングイレブン 『茨城国体』 出場
第三回『全国高校eスポーツ選手権』 ロケットリーグ部門 出場
〇四強が存在するスポーツ強豪校にeスポーツ部!?
写真左から
・羽山 大智くん
・吉田 圭汰くん
・戸上 武琉くん
・杉浦 弘太郎くん
・鈴木 紀之くん
・野賀 悠太くん
ーー本日はよろしくお願いします!まず中京大学附属中京高校様は野球やサッカーなどほかのスポーツも強豪とお聞きしていたのですが、強い部活は多いんでしょうか?
「基本的に四強と呼ばれている部活があって、野球部、サッカー部、陸上部、水泳部が有名で、そのほかだとスケート部も有名です!」
やはり有名な部活が多いんですね!学校行事などでここにしかないな、という行事などはありますか?
「うちの学校は野球が強くて今年は春の甲子園に出場したりしていたので、学校側でバスを出してくれてみんなで現地まで応援しに行ったり、といったのはありましたね。」
ーー皆さんはeスポーツ部があると最初に聞いたときどういった反応でしたか?
「元々自分はゲームが好きだったのと、比較的に新しく出来た部活だったのでもう入るしかないな!といった気持ちでしたね。」
「最初eスポーツ部が設立されたと聞いたときは普通に驚きましたね(笑)。学校に入学した際も目新しさが衝撃的で入部を決意しました。」
ーーeスポーツ部ができて3年ほどだと思うのですが、学校内でどのような印象が持たれているのでしょうか?
「あんまり学校内で注目されるというのはなくて、あくまで新しく出来た1つの部活といった感じですね。eスポーツをやっているというと驚かれます(笑)。」
〇総勢30名のeスポーツ部!?
ーー普段部活動を行う際に使っている機材はパソコンなどなのでしょうか?
「今部活動として利用している機材はデスクトップパソコンが3台、ゲーミングのノートパソコンが1台、あとはプレイステーション4が4台、ニンテンドースイッチが1台、といった形で、スイッチは台数が少ないので自宅からの持ち込みがOKになっています。」
ーーなるほど、スイッチは持ち込みOKなんですね!eスポーツ部の部員は全員で何名ほど在籍していらっしゃるんですか?
「30人弱ぐらいですね!」
ーーええ!?30人ですか?今まで取材した中でも群を抜いて多いですね・・・例えば30人全員で部活動をすることになった場合、機材が足りないことがあると思うのですがそれはどうしているんでしょうか?
「それが現状の課題ですね(笑)。一応スマホのゲームでも一部eスポーツとして活動しているタイトルがあるので、それをプレイしている人はそれをやってもらったり、他にはその人たちがやっているタイトルに関しての動画を見て勉強してもらったり、というには考えています。」
ーー30人もいると同時は無理ですよね(笑)。ちなみに皆さんは今どういったタイトルで活動しているんでしょうか?
「今プレイしているタイトルはメインがロケットリーグ、ウイニングイレブン、ぷよぷよ、グランツーリスモ、最近追加されたのがスマブラ、スプラトゥーンといった感じです。あとは人数が足りなくて正式な活動にはなっていませんが、リーグオブレジェンドもプレイしています。」
ーーたくさんのタイトルをプレイされているんですね!皆さんが一番好きなタイトルと好きなところを教えてください。
「僕はロケットリーグを一番メインでプレイしています。ロケットリーグはアクション性が高いのと、コラボで実際の車が出たりするのでそこが好きですね。」
「僕は主にウイイレをPS4でプレイしていて、最近だと全国大会の予選がもうすぐ始まるので、それに向けて練習しています。始めたきっかけは家にPS4があって、ゲームは何でもよくてたまたま買ったのがウイイレでした。そして学校に入学した際にeスポーツ部にウイイレの部門があったって感じですね。」
「僕もウイイレをプレイしています。僕は昔からサッカーをプレイしていて、中学の頃もスマホ版のウイイレをやっていました。入学した際にeスポーツ部にウイイレ部門があることを知って今でもプレイしています。」
「今自分はぷよぷよを主にプレイしています。僕も元々ぷよぷよをプレイしていました。eスポーツ部があることは知っていたのですが、その時はタイトルがウイニングイレブンしかなくて、こういうのもあるんだ、とスルーしていました。ただ入学してみると新しくぷよぷよのタイトルもやるという話を聞いて入ることを決めましたね。」
「僕は今eスポーツ部で、ロケットリーグとリーグオブレジェンドをプレイしています。元々僕はPS4でゲームをプレイしていて、PCゲームをしたいなと思いeスポーツ部に入りました。勉強することだらけで難しいんですけど、楽しいです。」
「僕はeスポーツ部にはないのですが、FPSが好きで、最近だとVALORANTをプレイしています。元々はKRUNKERというゲームやモダンコンバット5というゲームをプレイしていて、それが好きでした。」
ーーなるほど!皆さんいろんなタイトルをプレイしているんですね!普段はどれぐらい活動しているんですか?
「今はコロナウイルスの影響で1~2時間ぐらいしか活動できていないのですが、普段だと3時間ぐらい活動しています」
ーーコロナの影響で部活動の時間も短縮しているんですね、一時間の中でどういった活動をしていますか?
「PCだとその日にどのタイトルをプレイするか決めて活動をしていて、その他の人はスマブラなどコンシューマタイトルをプレイしています。」
ーー自宅で練習する方もいらっしゃるんでしょうか?
「一応僕と野賀くん、羽山くんの三人は家にパソコンを持っていて、今回のメンバー以外にもパソコンを持っている人がいるのでその人たちでdiscordを繋ぎ、家で練習することもあります。」
ーーゲームの練習などで辛くなったりすることはありますか?
「ほかのタイトルをプレイしたり、最近だと新入生が入ってきたりした影響で、ロケットリーグをなかなかプレイできない期間があってブランクができてしまい、思うようにプレイできないときがあって、そういったときは悔しくて辛いこともありましたね。」
〇上下関係なしのeスポーツ部!
ーー中京大学付属中京高校さんのeスポーツ部の特色などはありますか?
「一つは上下関係がないということですね。もう一つの特色としては、パソコンなどを持っている子がいれば家から部活にリモート参加できるというルールを採用していることです。こちらに関しては始めたばかりでまだ改善点は多いのですが、これがうまくいけば部活に参加できる人数が増えるので!」
ーーそれはとてもいい試みですよね!部活でこだわっていることはありますか?
「部活動全体としては、パソコンのモニターは三台すべて120hz対応のモニターを使用しています。あとwi-fiもこだわっていて、最大速度が10GbpsのWi-Fiを使用しています。」
〇次の大会に向けて
ーー次の『全国高校eスポーツ選手権』などには参加する予定ですか?
「今はロケットリーグ部門で出場する予定で、リーグオブレジェンド部門でも機材がそろえば出場したいなと思っているのと、三重国体に出場する予定です。また『STAGE:0』についてはクラロワ部門に出場する予定の人がいるのと、リーグオブレジェンドは先ほどと一緒で機材がそろえば出場したいなと思っております。」
ーー大会に向けて頑張りたいことや、意識していることなどはありますか?
「まずはチームワークですね、現状は・・・(笑)。あとは個人のスキルも磨きたいです。ロケットリーグはかなり奥が深いゲームなので、その二つを高めていきたいです。」
〇eスポーツ部に入って友達が増えた!
ーーeスポーツ部に入ってよかったな、と思うことはありますか?
「一番大きな部分はe-スポーツ部という活動を通して、一緒にゲームをする仲間や友達が増えたという部分が一番大きいと思います。ロケットリーグをやる仲間としてだけではなく、FPSなどをプライベートで一緒にプレイすることもあるので、一つのコミュニティとして機能していると思います。」
ーー仲がいいんですね!逆にeスポーツ部に入って大変だったことはありますか?
「最初にeスポーツ部に入った頃は三人しかいなくて、ほとんど黙々とゲームをプレイしていた感じで大変でしたね。今は逆に人が増えすぎて、それもそれで大変だったりします(笑)。」
ーー最初のころと比べたら今10倍近くの人がいるわけですもんね!なにか部活動をアピールしたりしていたんですか?
「アピール活動というか、部活動紹介で部活動の動画を作って発表するというのが、去年のオープンスクールの時と今年の新入生に対しての二回、機会があったんです。eスポーツ部ということである程度動画編集などできる人がそれなりにいて、その人たちで動画を作成してめちゃくちゃかっこいい動画ができて、それのおかげで人が増えました(笑)。」
〇今後の目標について
ーー皆さんの今後の目標について教えてください!
「今後の目標としては『全国高校eスポーツ選手権』のロケットリーグ部門で、いい成績を残すことです!」
「自分も杉浦くんと一緒でロケットリーグの大会に出ようと思っているので、一回戦を突破したいです!あわよくば優勝します!」
「テストや課題なども多いのですが、文武両道で頑張って三重国体に出ることを目標に頑張りたいです!」
「戸上くんと三重国体に二人で出て優勝することを目標に頑張ります!」
「自分も部活の中でしっかり練習して、大会などに出られるといいなと思っているのと、部活の中でも後輩がしっかり練習できるように環境を作っていきたいなと思います。」
「僕が小さいころから趣味でやっていたゲームで活躍したい、好きだったことを競技として結果を残したいという気持ちが強いので、大会などで優勝などの成績を残したいなと思います。」
ーー皆さんインタビューありがとうございました!
〇顧問のお二人にインタビュー!
『写真左から、
柴田 果奈先生
Ramsey Alnawajha(ラムジィ アラナワジャハ)先生』
ーーお二人はeスポーツ部の顧問ということで、柴田先生はeスポーツ部にどのようにかかわっているのでしょうか?
「私は元々eスポーツ部発足の当時からeスポーツ部の顧問として所属しているのですが、最近の事はすべてラムジィ先生に任せています。」
ーーなるほど!ラムジィ先生はeスポーツ部のどういった立場なんでしょうか?
「私はネイティブ(英語)の先生で、今年からeスポーツ部を受け持っています。」
ーーeスポーツ部の発足の経緯を教えてください!
「2018年のころに本校のサッカー部があって、そこで指導してくださっていた岡山監督という方が高校にもeスポーツ部を作ったらいいんじゃないか?という意見を出してくださったことがきっかけです。最初はサッカー部で怪我をした生徒がウイニングイレブンでサッカーの部活をする、という形ではあったんですけど、そこからどんどんいろんなゲームタイトルを増やしていってeスポーツ部として発足しました。」
〇指導面などについて
ーー指導面に関して、顧問のお二人はプレイの指導などはされているんでしょうか?
「僕は大学時代にリーグオブレジェンドをプレイしたりしていたので、そういった得意なゲームなどに関しては指導しています。ただそのほかは生徒たちが自分たちで動画や配信を見たりしていて、ほとんどはすべて生徒に任せています。」
ーーゲームを学校でプレイするということで地域や生徒の保護者の方々に好意的に受け入れられているんでしょうか?
「eスポーツだけじゃなくどの部活動であっても、勉強第一で活動するように、指導しています。中にはやはりeスポーツといってもゲームだから、といった意見はあったものの、大会などに出場してどんどん見方は変わってきていると思います。」
ーーeスポーツを部活でやるにあたって、パソコンや回線など機材が沢山必要になってくると思うのですが、そういった準備はスムーズに行えたのでしょうか?
「人数に対して今でも機材は足りていないのでどんどん揃えていかないといけないのですが、愛知eスポーツ連合さんが行っている『愛知県高校eスポーツ部支援プロジェクト』に本校は参加したので、そちらからパソコンと回線をお借りスムーズに用意できました。」
ーー機材が足りないということで、これから先どういった対策を取ろうと考えていますか?
「できる限り台数を増やすことを目指しているのと、今はリモート部活という形で家からdiscordをつないで一緒に練習する、といった方向性で対策をしています。」
ーーeスポーツ活動を通して生徒さんの中でなにか変わったな、といったことはありますか?
「eスポーツ部に入る子達だと、割とクラスの中でおとなしい子達が多かったのですが、その中でもeスポーツを通して進んでコミュニケーションをとっているので、コミュニケーション能力が上がっているのと、eスポーツ部で楽しめていて、生き生きとした姿を見られるのはうれしいです。」
ーー先生としてeスポーツ部の今後の目標を教えてください!
「今プレイしているタイトルの大会に出場し、頑張って成績を残すことと、仲間たちとの友情を深めてほしいです。あとは頑張った、ということが重要だと思うので、大会が終わった後に頑張ったな、と達成感を味わってほしいなと思います。」
インタビューありがとうございました!
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