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「物語がeスポーツを変える」ゲーミングPC GALLERIA(ガレリア)を展開するサードウェーブさんと対談【ガチサプ 平岡さん×プロチーム対談第3弾】

ゲーミングサプリ「ガチサプ 心眼-shingan-」の販売や、eスポーツチーム「GACHI GAMING(ガチゲーミング)」を運営する平岡さんの対談取材第3弾!今回はあのゲーミングPC「GALLERIA(ガレリア)」を製造・販売するサードウェーブのeスポーツ部門の長、前田さんとお話しちゃいます。

異なる方法でeスポーツを盛り上げるお二人のお話は、業界のことからさらには仕事観や人生観の話まで発展!ゲームで人生が変わり業界を変えていく男と、ゲーム業界に人生を捧げてきた男の対談、ぜひご覧ください。

◆株式会社サードウェーブ、前田雅尚さんとは

パソコン・デジタル機器の専門店「ドスパラ」の運営や、ゲーミングPC「GALLERIA(ガレリア)」を始めとした、様々なPCの製造・販売を行っています。

GALLERIAはeスポーツチーム「SCARZ」や「Crazy Raccoon」をはじめ、VTuberプロジェクト「ぶいすぽっ!」など、eスポーツチームやプロゲーマー、ストリーマーなど数多くのスポンサーを務めているのでご存知の方も多いはず。ゲーマーゲーマーで過去に特集した高校生eスポーツ大会「全国高校eスポーツ選手権」や「STAGE:0」にも協賛し、プロシーンだけでなく教育の分野でも活躍しています。

今回対談を受けていただいた前田雅尚さんはゲームメーカーに長年在籍し、2021年にサードウェーブに入社。同社の取締役 eスポーツ推進本部本部長を務めています。

◆昨年GALLERIAを買った平岡さん

平岡さん「本日はよろしくお願いします。今まではeスポーツチームに取材をしてきたのですが、今回はチームを支援する企業さんへのインタビューということで、少し毛色の違うこともお聞きできればと思います。」

前田さん「毛色の違う質問、楽しみです(笑)。こちらも勉強させていただきます。」

平岡さん「これは本当に偶然なのですが、昨年12月にGALLERIAを買ったんです(笑)。いざゲーミングPCを買うとなって色々検討しましたが、名前が脳裏に焼き付いていたみたいでGALLERIAに至りました。」

前田さん「ありがとうございます。平岡さんは元々ゲームをやられていたんですか?」

平岡さん「今まで趣味を持っていなかったのですが、コロナ禍で家にいる時間が増えたこともあり始めました。ただ、趣味として没頭してしまうと後ろめたさもあったので、今は仕事にして思い切りやっています(笑)。」

前田さん「人にはそれぞれのミッションみたいなものがあると思うのですが、平岡さんには家に長くいたことをきっかけにそれ(ミッション)がやってきたみたいですね!」

◆競技だけではないeスポーツの側面

平岡さん「前田さんはいつからeスポーツに携わっているのでしょうか?」

前田さん「サードウェーブに入ってからですから、1年半前くらいですね。それまではゲームメーカーに長くいて、その後は映画に携わることをやっていました。」

平岡さん「前田さんのサードウェーブの中での役割はどんなことになるのでしょうか??」

前田さん「eスポーツの責任者ですね。eスポーツは競技としての側面に注目されがちですが、私は競技だけでなく別の側面も含めて全体を見る立場です。」

平岡さん「確かに、eスポーツには地方創生など様々な面がありますね。」

前田さん「eスポーツはプロ選手が中心にいて、サードウェーブでは彼らに協賛などの形で支援してきました。しかし、eスポーツには色々な形があります。企業や社会人のeスポーツ、学生eスポーツ、さらには地域のeスポーツなどです。そういったプロシーン以外の部分も見るのは、業界をより大きくしていきたいという考えからですね。」

平岡さん「そういった思いから学校や地方への支援を行っているんですね。」

前田さん「特に、eスポーツを通じた勉強やデジタル教育に真正面から取り組んでいる団体は国内には他にないと思います。アメリカにはNASEF(ナセフ、北米教育eスポーツ連盟)という団体があり、彼らの活動は世界中に広まっているんですね。その日本本部がNASEF JAPAN(ナセフジャパン)です。この団体はNPO法人化して、『eスポーツを通じて若者の成長と可能性を拡げ 多様化が進む社会で活躍する人材の育成を支援する』という理念を掲げ活動しています。サードウェーブとしては、企業版ふるさと納税などを行い、地方におけるeスポーツの活性化を図るようにしています。」

平岡さん「マーケティング的な視点からすると、教育の場にPCを提供するというのは、最初に使ったものに愛着が湧いてその後の購入意欲にも繋がるというメリットもあるかと思います。でも、お話を聞いているとサードウェーブさんは損得だけでなく、業界の発展という社会的な意義を持って活動していると感じます。」

前田さん「業界の発展のため……、この業界の人には皆そういう思いがあると思いますよ。」

平岡さん「サードウェーブさんはたくさんのチームや選手へのスポンサーを務めていますよね。」

前田さん「そうですね。プロシーンはもちろんですが、それに加えて今はインフルエンサーやストリーマーもeスポーツを語る上で重要な存在です。彼らが発信して、それに応えてくれる人たちの層の厚さは凄いものがあります。」

平岡さん「確かに彼らの影響力には目を見張るものがあります。実際プロ選手よりストリーマーの方が人気でファンが多かったりしますよね。プロ選手は一部のトップ層は凄い人気ですが、それ以外はストリーマーの方が人気だったりします。」

前田さん「インフルエンサーの面白いところは、こちらではコントロールせずに自由にやってもらうというところです。企業は彼らと一緒に色々なことができて、彼らは収益を得るという双方にメリットがある関係を築いていきたいですね。」

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