「物語がeスポーツを変える」ゲーミングPC GALLERIA(ガレリア)を展開するサードウェーブさんと対談【ガチサプ 平岡さん×プロチーム対談第3弾】
◆eスポーツの見方を変えるのは“物語”
平岡さん「私は今40歳なのですが、企業で決定権を持つ立場の50代、60代の方には、ゲームをまだ単なる遊びと捉えている人がまだ多いように感じます。」
前田さん「実は意外と50代くらいの人はゲームに慣れ親しんでいたりするんですよ。私もファミコンのマリオをプレイしたのが25歳くらいのときでした。ただ、それくらいの世代の人にとって、ゲームはまだ市民権を得られていなかったのだと思います。」
平岡さん「以前の私がそうだったのですが、凄くゲームが好きなのに堂々とゲームが好きだと言えないという人も多いと思います。そういう人の思いも解放できるよう今では積極的にSNSでの発信も行っています。」
前田さん「eスポーツに対する考え方をどうしたら変えることができるかと考えたとき、マーケティング的にチャートを作ったり、あるいはキャッチコピーを作ったり、その素晴らしさを何千回と流したりしても人々の心には響かないと思うんですよね。人の考え方を変えることができるのは“物語”だと思います。私が携わっていた映画はその最たる例かもしれません。何か物語があって、それに感動する。その物語にeスポーツがあったらいいと思うんです。」
平岡さん「私も今プレイしている『ストリートファイター5』に興味を持ったのは、プロゲーマーのウメハラ選手の講演動画でした。ゲームプレイではなく、ウメハラさんの人生や物語に感動して、そこからもっと知りたくなってプレイ動画も見たりしているうちに、結果的にゲームにハマってしまいました(笑)。」
◆国から功績を認められ紺綬褒章を受章!
平岡さん「1月に、サードウェーブさんが紺綬褒章を受章したというニュースを見ました(※)。京都府と茨城県に寄付を行い、地方のeスポーツ振興を支援したということですよね。」
(※)紺綬褒章とは:日本の褒章の一つであり、1918年(大正7)に制定されました。公益のために私財を寄付しその功績が顕著な個人または法人・団体に、日本国政府より授与されるものです。(プレスリリースより)
前田さん「地方の熱気は凄いものがあります。シニア世代が多く、年齢が高い人たちも子どもや若者と一緒に楽しめるという点で、年齢や場所、性別を問わないeスポーツというのは親和性が高いですね。」
平岡さん「eスポーツは地方の抱えている課題を解決できるコンテンツですね。私は先日大会に出るために沖縄に行ったんですけど『もっと観光したい!』と思いました。大会やイベントはその土地に行く理由やきっかけにもなるし、eスポーツはもっと観光を後押しできると思っています。」
◆他の業界からの参入、コンディショニングの導入。新たな時代のeスポーツへ
前田さん「『ストリートファイター2』は90年代に大ブームになったゲームですが、今また触発されて平岡さんがプレイヤーになって、さらには仕事にまでした。その事実だけでも、eスポーツって凄い力があるのだなと思わされますね。」
平岡さん「業界がさらに盛り上がるために、企業から選手にお金が流れる仕組みをつくりたいと思っています。そのためにはeスポーツとは一見無関係な企業がもっと入ってきやすい環境にしたいですね。若者はもちろん、高齢者eスポーツという視点からシニア世代にもゲームからアプローチできるということを知ってほしいです。」
前田さん「平岡さんは実際にどんなことをしているのでしょうか?」
平岡さん「まずは自らやってみようと思って、eスポーツ向けサプリメントを作ったり、チームを作ったりしています。トップを獲り続けるのは難しいかもしれませんが、ゲームファンに愛されるチームを作りたいと思って今試行錯誤中です。それが呼び水になって、他の業界からも興味を持ってもらいたいですね。」
前田さん「チームを通してサプリメントを普及させていくのでしょうか?」
平岡さん「チーム運営はそれが目的ではなく、今は実験をしているような感じですね。サプリメントもその一環という位置付けです。」
前田さん「他の団体も健康面は課題に感じているようです。近い将来、食事の管理なども運動の選手と同じようにトレーナーを付けて、という形になっていくのだと思います。」
平岡さん「たとえば、昔の高校野球ではどれだけ過酷な練習をするかが重要視されていましたが、今では科学的なことを取り入れています。ゲームもやった分だけ差が付くから勝てる、というやり方では長くは続かないと思います。だから、私が40歳から始めてサプリメントを飲みながらプロ並みになって、コンディショニングで差を付けられるという証明をしたいと思います(笑)。」
◆ゲーマーをハッピーに!平岡さん、頑張ります!
前田さん「冒頭にも言いましたが、人にはそれぞれのミッションがあると思っています。会社のオーナーでいえば、自分の人生と会社は同一のものです。まるで何かに掴まれているようである意味呪いのようでさえありますが、身を粉にして従業員を養っていますよね。平岡さんはまさに今、そういうミッションがやってきて取り組んでいるのだと思います。」
平岡さん「楽に生きることもできると思うのですが、今40歳にして新しいことに挑戦したいと思っています。」
前田さん「画家のゴッホやゴーギャンは他人から見たら幸せではないように感じられるかもしれませんが、きっと絵を描くことが彼らにとってのミッションだったのだと思います。平岡さんにとっては、それがゲーム、eスポーツなのかもしれませんね。」
平岡さん「実際にプレイヤーとしてコミュニティに入ってみて、やるべきことが見えてきました。サプリメントの売上による収益も、ゲーマーが望む環境を作るために使って全員をハッピーにしたいですね。」
前田さん「コミュニティに還元するというのは素晴らしいですね。いつからそういう風に考えられるようになったんですか?」
平岡さん「たくさん本を読んだり、様々な経験をしてきたりしたことの積み重ねだと思います。やりたくない仕事って、お金をもらっていても何かを失っているような感覚になってしまうんです。対して、人に喜んでもらえる価値を提供できたときは、たとえ収益にあまり繋がらなくても、自分は満たされて周りの人も喜んでくれます。」
前田さん「人を幸せにしたい、そういう気持ちでやっていればきっと上手くいきますよ!」
平岡さん「私と同年代の人にはゲームを隠れながらやっている人も少なくないと思います。eスポーツをゴルフや筋トレのように、堂々とやっていても共感を得られるようなものにしたいです。そのためにはどうしてもお金が必要なので事業としてやっています。死なない程度に楽しみながら頑張ります!」
賞状を持って撮影させてもらいました。内閣総理大臣の文字に重みがあります!
平岡さん×サードウェーブ 前田さんの対談はいかがだったでしょうか。
eスポーツというとプロシーンが注目されがちですが、サードウェーブさんは様々な視点からeスポーツを捉え、業界の発展を支援していることが分かりました。お話を聞いている中でも特に印象的だったのが前田さんの「人の考え方を変えられるのは物語」という言葉。有名選手のプレイではなく、その生き方や考え方に魅了された平岡さんは、まさに物語をきっかけにeスポーツの世界へ足を踏み入れた一人と言えます。
思い返すと、サードウェーブさんが協賛する高校生大会からも、毎年様々な物語が生まれています。悔しくて涙する人、勝利の喜びを称え合う人……。プレイだけでなく選手たちの表情を見ると、そこに様々な物語があることが分かります。
プレイヤーでありチームのオーナーでもある平岡さん、様々な視点から業界を支援するサードウェーブさん、立場は違っていてもeスポーツで物語を作っていく彼らの活躍に注目です!
▼ゲーミングPC GALLERIA公式サイト
https://galleria.net/
▼GALLERIA公式Twitter(@GALLERIA_GM)
https://twitter.com/GALLERIA_GM
▼ドスパラ通販サイト
https://www.dospara.co.jp/
▼テマヒマ平岡さんのプロジェクト「GACHI GAMING」
https://gachigaming.com/https://gamer2.jp/post/news-221108/
▼ガチサプ公式サイト
https://gachisup.com/
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