ガチサプ×FUKUSHIMA IBUSHIGIN 翔選手対談~謎多きチームに根掘り葉掘り聞いちゃいました~
◆謎多きチームは元々サークルだった!?
平岡さん「拝田さんに運営についてお話を聞きたいと思います。TEMA IBUSHIGINさんは2022年4月に運営の法人化が行われましたよね。それでまではどういった形態で活動をしていたのでしょうか?」
拝田さん「法人化するまでは任意団体(サークルのようなもの)として、あくまで個人として活動を行っていました。しかし、活動しているうちにイベント開催などのときに法人の方が都合が良いことが多いので、今年法人化して併せてチーム名やチームデザインを刷新しました。」
平岡さん「IBUSHIGINさんのように元々個人チームから法人化するという流れは多いのでしょうか?」
拝田さん「多いと思います。IBUSHISHINも元々は私が『レインボーシックス シージ』(R6S)の個人チームとして始めたものでした。」
平岡さん「私も『スト5』に出会ってゲーム熱が再燃しまして、ゲームにもっと時間を割けるようにするために、ゲームを仕事にしてしまったという経緯があります(笑)。そういう意味では似ているのかもしれません。」
◆いぶし銀、うずら eスポーツ界でも異彩を放つ名前の由来
平岡さん「IBUSHIGINさんのメンバーはどのようにして集められたのでしょうか?」
拝田さん「これは選手によってそれぞれ異なります。チームからスカウトして入る人もいれば、Twitter公募から自薦応募によって入ってきた人もいます。翔選手が所属する『ストリートファイター5』部門はその中でも少し特殊で、他のチームから部門ごと移籍するような形でIBUSHIGINに所属することになりました。」
平岡さん「IBUSHIGINさんは多数の部門を擁していますよね。運営代表を務める拝田さんはすべてのゲームについて詳しいのでしょうか?」
拝田さん「すべてのゲームに詳しい訳ではないですが、新しい部門ができたら勉強していますよ。実際『スト5』や『PUBG MOBILE』は部門を作るまであまり知らなかったんですが、今ではチームを支える大事な部門になっています。」
平岡さん「うずら(翔選手の旧名)もIBUSHIGINさんも特徴的な名前ですよね。それぞれ由来について教えてください。IBUSHIGINさんは数あるeスポーツチームの中でも毛色が異なる名前なので気になっています。」
拝田さん「チーム名は私の好きだった『R6S』の実況者の言葉に由来しています。大会中に『いぶし銀だ!』とよく言っていて、それが凄く印象的で面白くて、当時のチームメンバーたちとこれに決めました。」
平岡さん「任意団体として活動していた時期まで遡るんですね。では、うずらという名前にはどんな由来があるのでしょうか?」
翔 選手「実は大した理由はなくて……。当時流行っていたニコニコ生放送でコテハン(固定ハンドルネーム)を付ける際に、他の人から見て自分だとバレないような名前ということで適当に付けました。それなので、鳥のうずらが好きというわけではないんです(笑)。」
平岡さん「特別な意味はないんですね(笑)。」
◆マネタイズという課題とコミュニティに頼る現状
平岡さん「eスポーツ業界はマネタイズが難しいというイメージがあります。特に中小チームは苦戦している。そんな中でIBUSHIGINさんはどのようなモデルを作っていくのでしょうか?」
拝田さん「確かにeスポーツだけでマネタイズをするのは難しいです。IBUSHIGINは親会社のIT事業を主軸に成り立っていて、加えてeスポーツのイベント・大会運営でいくらか収入があるというのが現在の状況ですね。」
平岡さん「選手も兼業の人が多く十分なトレーニング時間を確保できていなくて、ある意味チームも選手も投資段階というイメージですね。」
拝田さん「特に『スト5』のプレイヤーは優しい人が多いと感じているのですが、それゆえに自助努力で成り立っている状態ともいえます。これをコミュニティだけの力ではなく、プレイヤーたち以外の力でも支えて成り立つようにしていきたいですね。」
◆マネタイズという課題とコミュニティに頼る現状
平岡さん「今後の展望について教えてください。」
翔 選手「SFL形式のスクリムや、イベント企画を活発にして『ストリートファイター』の顔のようなチームになりたいと思っています。」
拝田さん「停滞して消えていってしまうチームが多い業界ですが、先駆者へのリスペクト忘れずに先人たちがやれていないことをやっていきたいと思っています。」
平岡さん「eスポーツチームって、事業として成り立っていれば運営者などの人が変わっても続いていくはずなんです。でも、今は事業のトップにいる人がやめたら終わってしまうような構造になっているように感じます。そんな中チーム代表の拝田さんが続けていくという意思をしっかり持っているということは重要ですよね。」
翔 選手「そうですね。IBUSHIGINは福島を拠点とするチームなのですが、うちのようにスポーツに倣って地元代表チームが増えていってほしいと思っています。」
平岡さん「確かにスポーツのように地元ファンがいれば運営も成り立ちやすいかもしれませんね。地域に根付いたチームと地元ファンによる地産地消がゴールの一つの形としてありそうです。IBUSHIGINさんの活躍に期待しています!」
FUKUSHIMA IBUSHIGINさんとテマヒマ平岡さんの対談、いかがだったでしょうか?
翔選手は実直でいて、笑顔がとても素敵な方でした!プレイ中の真剣な眼差しとのギャップもまた魅力的で、実力も一級品となればこれからのeスポーツ界を引っ張っていくスターとなるのではと期待しちゃいますね。
そして、eスポーツ業界やチームが抱える課題をしっかり捉え邁進していくIBUSHIGINさん。マーケター、プレイヤー、そしてサプリメント開発者として新たな視点からシーンを盛り上げようとする平岡さん。新進気鋭の彼らがeスポーツ業界に新たな旋風を巻き起こすは必至と言っても過言ではないでしょう!今後の動向に要注目です!
◆関連リンク◆
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翔選手いわく「Twitchでの配信中は質問をもらえれば答えますよ!」とのこと!
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