ガチでエンタメとeスポーツに情熱を注ぐ!大阪スクールオブミュージック【前編/LoLチームインタビュー】

大阪スクールオブミュージック高等専修学校、その名の通りO(osaka)S(School of)M(Music)と略される同校の有名出身者といえば、あのT.M.Revolutionでおなじみの西川貴教さんやSOPHIAの松岡充さんなど超豪華!THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの川村壱馬さんNovelbrightのねぎさんも卒業生です。

音楽・エンターテイメントの太いパイプを活かしたカリキュラムで、沢山の卒業生がエンタメ業界に羽ばたいている同校。2018年に「eスポーツ部発足支援プログラム」を採用し、2020年4月からはeスポーツの専門コースを開講しています。

今回同席取材は叶わなかったのですが、プロe-sportsチームLoL部門所属の選手(過去個人レートtop50入り、かつアマチュア大会優勝経験多数)が講師として1年生に指導しているそうです!エンタメ業界を目指しつつ、eスポーツも全力で楽しむ。一癖も二癖もある個性的な彼らに高校生大会や学校生活、将来の目標について聞いてみました。(取材日:2020.9.11)

【OSM LoLチーム/バンドマン×ダンサー×K-POPアーティスト×eスポーツの異色混合チーム】
井上 琉貴弥くん(高3)/専攻:ダンスパフォーマー
上田 幸信くん(高3)/専攻:ギター
張 扈啓迪くん(高1)/専攻:K-POPヴォーカル
田中 佑弥くん(高1)/専攻:e-Sports総合
奥田 優子先生/教務部e-Sportsコース担任

◇ ゲームの得意なメンバーが集合

ーーこのLoLチームメンバーはどういう経緯で集まったんですか?
「自分がリーダーで、チームを組んだのは最近です。大会に出たくて集まったメンバーです。」
ーーなるほど!みなさん、LoLはいつ頃から練習しているんですか?
「僕は1年前のSTAGE:0の大会に出場するためにLoLをインストールして遊んでたんですけど、あまり面白くなくてやってなかったんです(笑)。今回参加するためにもう一度はじめました。」
「もともとFPSのレインボーシックスシージとかはやってましたが、大会に出れるのがLoLだったのでやってみようと思いました。フォートナイトという選択肢もあったんですが、付いていけないかも知れないと思って。始めたのは学校に入学してからなので、3、4ヶ月前からです。」
「僕も田中くんと同時期に始めています。」
「僕は去年の大会も出たので、約1年くらいです。」
ーー昨年末の高校eスポーツ選手権も「カニフィジカル」というチーム名で出場してましたよね。名前はどなたが付けたんですか?
「そうです。カニフィジカル。去年リーダーで、今卒業生としてフォートナイトの講師をしている方(*1)が名前をつけました。」

(*1)/OSM高等専修では、ダンスやヴォーカル授業で卒業生が講師を務めるということは多いそうですが、eスポーツで卒業生が講師として着任したのは初めてだそうです。

ーー張くんは小4まで中国に住んでいたそうですね。スマートフォンのゲームがとても強いということでeスポーツコース担任の奥田先生にLoLチームへスカウトされたお聞きしたんですが、どんなゲームが強いんですか?
「伝説対決というゲームです。」
ーーおぉ!LoLと同じくMOVAジャンルのゲームで実績があるんですね。伝説対決はどのくらい強かったんですか?
「ローリエというチャンピオンで日本で最強をとりました。」
ーーすごい!!それを知ったら私が先生の立場でもスカウトしちゃうと思います。スマホとPCでは操作性も全然違いますし戸惑うこともあるかと思いますが、苦労はありましたか?
「最初は慣れるまでは時間かかったけど、今は慣れてきました。」
◇ 現在の活動状況/練習方法について

ーー部活動の形態はとっていないとのことなのですが、練習はいつやっているんですか?
「今は授業で集まって練習をしています。あとは家で各々という感じです。」
ーー他校と練習試合を行うことはありますか?
「姉妹校の札幌校(札幌放送芸術&ミュージック・ダンス専門学校)と、大会前に1回だけ練習時試合をしました。」
ーーなるほど。OSM高等専修のeスポーツコースでは、LoLのプロ選手が講師に入られているとか。どんなことを教わるんですか?
「そうですね。新しく触るキャラクターの立ち回りやスキルの使い方を教えてもらったりだとか。」
ーーやはり教えてもらうと上達スピードは速くなりますか?
「全然違うと思います。多分10倍とか20倍くらい違うんじゃないですかね。」
ーーかなり差がありますね。
「自分で成長しようと思ったら、YouTubeを見るとか、上手い人が周りにいないと…人脈がないと教えてもらったりできないんですよ。直接会って指導してもらえるというのは大きいです。僕は分からないキャラクターを使う時とかに教えてもらっています。」
ーーちょうど9月にSTAGE:0が終わったばかりですが、皆さんも出場されていましたよね(*2)。試合前にプロの先生から指導してもらいましたか?
「そうですね。大会でどういう立ち回りして勝つかというのを教えてもらいました。」
ーーチームの特徴を教えてください。
「特徴…そうですね。騒がしい時は騒がしいし、静かなときはめっちゃ静かです(笑)。日によって温度が違うんですよ。先週はあんなに騒いでたのに何で今週はこんな静かなんだ!って感じで。」
ーーそうなんですね(笑)。井上くんはリーダーとして、意識していることはありますか?
「自分がやっているのは、練習で出来ていなかったことや『ここを強くしたらもっと上手くなるよ』という内容をDiscord(ゲーマー間でよく使われるチャットツール)に書いて共有してますね。」

(*2)/OSM高等専修の「STAGE:0」LoL部門の挑戦は残念ながら予選敗退という結果に終わりました。

◇ 上田くんはFPSが超得意!プロチームの育成枠にも
ーーeスポーツに関しては競技シーンに注目することはありますか?
「はい。見ています。」
ーー上田くんは応援しているチームはありますか?
「もちろんV3とか…(笑)。DNG(デトネーションゲーミング)を応援してたりします。あと、僕元々CoD(コールオブデューティー)の方で大会に出たりしていたんです。」
ーーそうなんですね!
「CoDで活躍しているRush Gamingの育成部門に入っていたんです。だから今でもRushは応援しています。今は自分自身CoDはあまりやっていなくて、レインボーシックスシージとかAPEXをやっています。」
ーーFPSジャンルでガッツリやりこんでるじゃないですか!
「FPSは小3くらいからやっているので。」
ーー小学3年生!?早いですね!上田少年にとってFPSは何が魅力だったんでしょう。
「やっぱり敵をキルできる快感でしょ(笑)。気持ちいいですよ。」

一同「(爆笑)」

ーー小学生の時に目覚めちゃったんだ。
「親には将来を不安がられました(笑)。」
◇ エンタメ業界で輝く!夢にむかって驀進中

ーー上田くんはギターを専攻しているんですよね。将来は音楽関係に進むという考えなんですか?
「はい。小さいころから音楽をずっとやっていたので。将来はバンドとか考えています。コンポーザー(作詞作曲者)として今も活動していまして、ライブも行っています。」
ーー音楽もゲームも!多彩ですね。他のみなさんはの将来の目標も聞かせてください。
「僕はまだ明確ではないけど、声優とかもいいかなと思ったり。色々と手探りしながら考えています。」
「今迷ってます(笑)。芸能系でEXILEとかの感じを目指しています…が、ゲームで配信とか、ストリーマーの授業もとっているので、そちらも選択肢に入れています。」
「アイドルグループが好きなんです。韓国のBTSとか有名だから、世界で活躍する影響力のあるアーティストになりたいです。」
ーーエンタメ業界を目指す生徒が集まるOSM高等専修学校ですから、特殊な授業も多そうですね。みなさん、お気に入りの授業はありますか?
「数学です。…冗談です(笑)。バンドアンサンブルの授業です。課題曲をバンドで合わせるのが楽しいなと。」
ーーなんだかモテ要素満載じゃないですか!
「いえいえ、全然!モテないからやるんです(笑)。」

上田くんのバンド映像はこちら!戦隊もののロケ地としても使われる場所で撮影を行うなど超本格的です。
Origin’s Note 『わすれもの』Music Video

「今eスポーツコースの授業は3種類くらいあって、ひとつめが大会に出るための実践授業。次に配信者、ストリーマー育成授業。最後にゲームコミュニケーションといういわゆるイベントをやる為の授業やライターとして記事書いたりする授業です。その中では大会のための授業が一番好きです。」
「僕はヴォーカルレッスン。自分で一人で練習するよりは授業内で教えてもらえるのが良いです。」
「僕は…DANSeeds(ダンシーズ)という、ダンス&ヴォーカルの授業がありまして、それが面白いです。」

井上くんの話題に出た「DANSeeds」はOSMの男子生徒で構成されています。取材メンバーの中では上田くん以外全員参加しています!ダンスやヴォーカルなど様々なコースの男子生徒が50人くらい参加していて、井上くんは副リーダーだそうです。eスポーツもリーダーを任されているし人をまとめるタイプなんですね。YouTube拝見しましたが、かなり本格的!
◇本格的ダンスパフォーマー集団「DANSeeds PROJECT

◇ 第3回 高校生eスポーツ選手権 優勝いきます!

ーー次は『第3回 高校生eスポーツ選手権』へエントリー予定ですか?
「はい。参加予定です。」
ーー意気込みを聞かせてください。
「とりあえず前回の大会ではあまり練習していなくて挑んだので、自分が使うキャラを徹底的に潰されたんです。その対策としてもいろんなキャラを使えるようにして勝ちに行きたいなと。」
「優勝したいです!」
「勝ちます(笑)!正直前回、、練習不足が大きかったと思うんです。だから下準備に一番時間を取り組んでいたのがリーダーの井上君なので、今度はみんなで一丸となって敵を調べたり使えるキャラクターを増やしたりしたいなと。あとはコミュニケーション。STAGE:0では結構みんな黙っていたので。練習を大会と思ってやったらいいと思います。僕いいこと言いましたね(笑)。」
「前回の大会でそれぞれミスした点わかってるので、次の大会は多分優勝行けます。」
ーー力強い言葉かっこいいですね!ありがとうございました。

一同「ありがとうございました。」

◇ e-Sportsコース担任 奥田先生
ーー今年度からeスポーツコースを開講されたとのこと。学校としては、eスポーツを通して生徒にどんな学びを与えようとしているんでしょうか?指針を教えてもらえたら。

「とにかく人間力ですね。スキルはもちろん付けてもらった方が得ですし、生徒達はプロゲーマーやゲーム業界に行きたいという気持ちでいるので、最大限こちらも尽くします。その中で人とコミュニケーションを取る力とか、ゲームスキルだけではなく記事を書く、実況ができる、イベントを作れる…といったeスポーツ業界で仕事をしていく
ための授業にも重点を置いています。

プロゲーマーになれなくても、またプロゲーマーになれたとして、年齢の壁に当たることもあるかもしれない状況でも仕事にしていく。ゲーム業界ではなくとも確実に役に立つ力、人として育てるということをやっていきたいなと思っています。」

いかがでしたか?エンタメ業界に向かって学ぶ彼らの本気、正直舐めていたかもしれません…。

YouTube動画、ぜひみなさんみてみて!

とにかくみんな明るくて楽しそう。好きなことを学びながら成長していく姿をこれからも応援していきます!

そして次回【後編】では同じくOSM高等専修学校フォートナイトチームのメンバーと講師の方達のインタビューをお届けします☆STAGE:0でのお話もお届けする予定なのでどうぞコチラもお見逃しなく…!!

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