• HOME
  • スペシャル企画
  • パワープレイと頭脳派プレイ、お互いの長所を組み合わせてチャンピオンを目指す!よしもとゲーミング Apex Legends部門 LingMu選手&Taito選手インタビュー!【後編】

パワープレイと頭脳派プレイ、お互いの長所を組み合わせてチャンピオンを目指す!よしもとゲーミング Apex Legends部門 LingMu選手&Taito選手インタビュー!【後編】

▼前編はこちら!
https://gamer2.jp/10840/

前編ではLingMu選手とTaito選手の普段の様子や選手名の由来などをお聞きしました。後編ではトッププレイヤーである彼らにApexのことについて色々聞いちゃいました。特に上達のコツは『Apex Legends』(以下、Apex)をプレイしている皆さんは必見の内容!それでは早速お写真共に取材内容をお届けします☆(取材日:2022.3.28)

チームプロフィール

戦績:ALGS Year2 Split2 Pro League Qualifier Final Round 3位

〇性格が滲み出る使用レジェンド&武器

――お2人はApexのどんなところに魅力を感じてプレイしているのですか?
キャラコンが奥深いところです。このゲームではスライディングジャンプを始めとした様々なテクニックがあります。こういうものは他のFPSにはあまりない、Apexならではの魅力なのではないでしょうか。特にキャラコンで地形的な不利を覆したり出来るところが面白いなと思います。」
――確かにApexほどアクロバティックなFPSってあまりないですね。
「他はレジェンド(キャラクター)がたくさんいるところですね。大会などでは流行りはあるにしろ、全員が同じチーム構成ではないんです。その構成での強み・弱みが場面ごとに変わるところも面白いですよね。」

――チームによって個性が出るのはもちろん、レジェンドの組み合わせで強みや弱みが変わってくるところ奥深いですね。
「僕は考えてプレイするのが得意ではないのですが、相手に弾を命中させることが気持ち良くて大好きです。ダメージの数値が出たり、アーマーが割れる音がしたり、命中したときの反応がいいですね。僕はキャラコンとかも苦手なので撃つことしか言えることはありませんが、撃っているだけでも楽しいゲームです。」
――LingMu選手らしい発言ですね(笑)。では2人が使っているレジェンドや武器を教えてください!
「大会だとワットソンとか使っています。でも普段はホライゾンを使っていていますね。ホライゾンは宙に浮くことができるので、高所にいる敵を出し抜くことができるのが楽しいんです。」

――地形的な有利を作りだせるレジェンドですね!
「武器だとボルトSMGが好きです。パッド の人はR-99が得意な人が多いのですが、僕は中距離から撃つのが得意なのでR-301やフラットラインもよく使っています。」
――LingMu選手らしい好みですね。ではTaito選手はどうでしょうか?
「大会だとジブラルタルやヴァルキリーなど色々使います。特別好きなキャラとかはなく、色々なキャラを使わなければ飽きちゃう性格なのでそうしていますね。でもジブラルタルは上手い自信がありますよ。」

――結構色々なレジェンドを扱えるオールマイティーさんなんですね。
「武器だとフラットラインを一番使っていました。低連射武器が使いやすくて好きなのですが、最近になってフラットラインに弱体化が来てしまったんです。それでも使い続けたのですが、やはり弱かったので今はR-301を使っています……。」
――武器の弱体化には抗えませんね……。

〇パッドVSキーボード+マウス

――LingMu選手とTaito選手の使用デバイスを教えてください!
「Apexは途中からパッドに変えました。Apexが中々上達しなくてゲーム自体から離れていた時期があったのですが、APEXではパッドが強いらしいという噂を聞きつけて復帰し、試してみたら楽しくてまたハマったんです。」
――使用デバイスを変更したら調子が良くなったのですね。ということはTaito選手もパッドなのですか?
「僕はキーボード+マウスでプレイしています。」
――それぞれ違うデバイスを使用しているとのことですが、ぶっちゃけパッドとキーボード+マウスはどちらが強いと思いますか?
「いきなり至近距離で出会ったら100%パッドが勝つと思います。至近距離だと相手の動きが速く見えますが、パッドだとその動きを追い切ることが出来ます。なので相手がパッドかキーボード+マウスかを見極め、戦い方を変えたほうがいいくらいなんですよ。」

――そんなに違うんですね!ちなみにそれぞれの見分けはつくんですか?
「少し戦えば分かります。」
「僕は分からないです(笑)。」
――私も分からないと思います(笑)。

〇知ると知らないでは差が出ることって?

――練習時のルーティンやこだわりはありますか?
「集中したいときは糖分を取りたいのでコーラを用意しますね。スポーツをやっていた経験もあってのことですが、食べ物だと消化で疲れてしまうんです。なのでジュースがいいかなと思っています。」
――Taito選手はゲームプレイ中の栄養補給に気をつけているのですね。ではLingMu選手はどうでしょうか?
「僕はモニターの高さとか椅子の位置がずれていると気になってしまいます。今は部屋の中に防音室を作ってプレイしているのですが、そこではテープで目印を付けてその位置にものを置くようにしています。今では床が凹んで目印も必要なくなりましたが(笑)。」

――LingMu選手はかなり神経質な方ですね。ちなみにお2人ともプレデターランク保持者とのことですが、Apexの上達のコツってありますか?
「僕からの意見は参考にならないかな(笑)。」
――もしかしてLingMu選手はひたすらプレイを重ねる感じですか?
「実際それが一番良いと思っています。量は大切なんです。」
「LingMuさんは撃ち合いにこだわっていて、そこだけは負けないようにしているんじゃない?」
――実際のところどうなのでしょう?
「確かに撃ち合いに負けず、1人倒して数的有利を作り出すことは意識しています。まぁ、そこを狙いすぎて怒られてしまうんですけどね(笑)。僕はひたすら目の前の敵をどう倒すかを意識しています。」

――目の前の敵をなぎ倒すのがLingMu選手の役目であり意識していることなんですね。ではTaito選手はどうでしょうか?
「上達のコツはたくさんあると思うのですが、Apexの難しいところは自分が正しいことをしているのかどうかが分からないところですね。反省して考えても、間違っていることを正しいと誤認したまま進めてしまうことが多いんです。」
――それは怖いですね……。
「LingMuさんにはよく『突っ込んでもそこで終わっちゃうよ!』とはアドバイスしているのですが、それすら正しいことなのか分からないですよね。自分でも分からなくなってしまうくらいです。そこを勘違いしないようにすることで、差が生まれるのだと思います。特に第三者の意見は重要かもしれません。」
――客観的に見てもらうことは大切なことなんですね。
「Apexは人によってスタイルが異なるゲームなんです。キーボード+マウスとパッドだとほぼ100%違って、同じデバイス同士でも変わってくるくらいです。なのでそういった様々なスタイルや意見を混ぜると一番強くなるのかなと思います。」
――明確な正解がないからこそ、自分でスタイルを研究する必要があるのですね。

〇お互いの強さを吸収してもっと強く

――お2人が目指す選手像を教えてください!
「僕は撃ち合いの能力があまり良くはないので、そこを改善したいです。理想はImperialHal選手ですね。あの方は感覚でプレイする、自分の目で見て判断をする方なんです。僕もそんな感じになりたいなと思いつつも、俯瞰視点で物事を見られるようになりたいですね。」
「Taitoさんも言っていたことですが、上達をするためにはそれぞれの考え方を上手く混ぜていくことが必要です。僕は撃ち合いをメインでやっていたのですが、Taitoさんとやり始めてからは頭脳派の意見も取り入れられるようになりました。ゆくゆくはTaitoさんみたいな頭脳を持ちつつパワープレイもできる、最強のプレイヤーになりたいです。」

――Taito選手は撃ち合いの能力、LingMu選手は頭脳と、お互いの強みを吸収していきたいということなんですね。では最後に目標を教えてください!
「ちょっとつまらない話かもしれませんが、eスポーツの世界でちゃんと生活していけるようなレベルまで行きたいです。色々な選手とも関わりを持てるようになりたいですね。」
「僕もほぼ同じですね(笑)。ゲームしかしていないので、成果はなんとしても出したいです。だからこそゲームプレイはもちろん、自己PRをしていくことを頑張っていきたいです。」
――本日はありがとうございました!
LingMu選手とTaito選手のお話を聞いていて、彼らの個性の強さに驚きました。LingMu選手がパワー系プレイヤー、Taito選手が頭脳派プレイヤーとバランスよく分かれているところにすごい魅力を感じてしまいましたね!もう1人のメンバーであるSedna選手はその中間というからさらに気になっちゃいます。

また、目指すプレイヤー像をお聞きした際はLingMu選手が頭脳派を目指し、Taito選手がパワープレイを強化したいと、お互いをリスペクトするかのようでした。こうしたコメントからも選手たちのカッコいい一面を見ることが出来ましたね。

私たちゲーマーゲーマーではこれからもeスポーツで活躍する人物を追っていきます。次回もお楽しみに☆

関連記事一覧