【横浜高等学校】先輩たちの熱き思いを受け継ぐ「KoH3rd」eスポーツチーム

今回ご紹介するのは、2019年夏に行われた第1回『STAGE:0』リーグ・オブ・レジェンド(以下、LoL)部門で全国ベスト8に入り当時話題となった「横浜高等学校eスポーツチー厶」の皆さんです☆

現在は1年生の新メンバーも加わり、3代目「KoH3rd」として活動中の皆さんですが、今年9月に開催された第2回STAGE:0では強豪クラーク高校に惜敗を喫し、残念ながらブロック予選敗退となってしまいました…。しかし「先輩のあとを受け継いで実績を作って行きたい!」と、敗戦などどこ吹く風でチームのみんなは力強い闘志を燃やしていました☆

LoLやチームに対する思いの丈を心ゆくまで語ってもらいましょう!それではどうぞっ☆(取材日:2020.09.25)

【取材に参加してくれたメンバー】
3年生/柴﨑 翔くん、木内 誠人くん
2年生/川上 瑛くん、髙橋 駿人くん
1年生/張江 孝宏くん、今泉 杏璃くん、石黒 綾人くんの計7名です。
◇2018年に発足された横浜高校のeスポーツチームはコンピュータ部の中の活動という位置づけだそうで、部として認められるためにチーム一丸となって強くなるための努力をしているとのことです。

【大会実績】
2019年第1回『STAGE:0』決勝大会進出ベスト8
2019年第1回『全国高校eスポーツ選手権』3回戦進出
2020年第2回『STAGE:0』ブロック予選出場

◇ 名前すら知らないゲームだったけど…誘われて初めて見ました

ーーチームメンバーの皆さんがeスポーツチームに入ったキッカケを教えていただけますか?
「このチームを作ってくれた卒業生に誘って頂いたのがキッカケです。最初はeスポーツに関して何も知らない状態で入りました。」
「僕も先輩から誘われて入りました。元々、eスポーツには凄く興味があったのですが、それまでやる機会が中々無くて…念願叶ってですね(笑)。」
ーー木内くんはもともと興味があったんですか!昨年は中学生の将来の夢に「プロeスポーツプレイヤー」がランクインしたり、ゲーム実況が流行ったりと注目を集めてきましたもんね。
「友達に誘っていただきました。僕は今年の夏チームに入りました。」
「今泉くんから人数が足りなくてという話を聞いて、急遽チームに入ることになりました(笑)。」
ーー皆さん基本的に誰かに誘われて入部してるみたいですね!LoLを始めたキッカケはなんだったんですか?
「チームに入ってから始めました。LoLは名前すら知らなかったんです。」
「昔、家に普通のPCしかなくて、無料でできるゲームを探していた時にLoLに出会いました。」
「コロナが落ち着いたくらいの時期にこのチームがあることを知って体験に行きました。その時に初めてLoLをやってみて凄く興味が湧いたんです!そこから楽しくやっています!」
「このチームに入ってからです。みんながLoLをやっていたので流れに身を任せて(笑)。僕はLoLしかやったことないです(笑)。」
ーーなるほど(笑)。高橋くん以外はチームに関わるようになってから始めてるんですね〜!

◇ 「相手が強すぎました…!」高校生大会を振り返って

ーー去年の第1回STAGE:0のLoL部門では決勝大会ではベスト8と、とても素晴らしい実績を残されましたね。大会に関するエピソードや思い出を教えてください。
「あまり緊張せずに、全力でプレイしていました!」
「全国大会出場が決まった瞬間とても盛り上がった記憶があります。みんな楽しんでプレイしていました。」
「僕はチームに入ったばかりの時で、そして初めての大会だったのでベスト8になれたことは凄く嬉しかったのですが、先輩方の悔し涙を見たらもう少し頑張りたかったと反省もありました。」
ーー第2回STAGE:0出場してみていかがでしたか?思い出深い出来事があれば教えてください。
「初戦、優勝候補のクラーク国際と当たったのでとても強くて手も足もでなかったです。悔しい気持ちを経験してもっと頑張ろう!という気持ちになりました。」
「悔しすぎました…。」
ーー1回戦目でクラーク秋葉原の「Yuki飯食べ隊」と当たったんですよね。確かに準優勝したチームだけあって強かったです。
「相手が強かったのもありますし、練習期間も少ない中で出場したので、練習から大会まであっという間でした。でもとても楽しくプレイできました!」
「大会での先輩たちのプレイをできるだけ盗もうという気持ちで大会に挑んだのですが、自分がミスプレイをして先輩に迷惑をかける形になってしまい少し心残りがあります。」
「とりあえず相手が強すぎました。League of Legendsを初めて2ヶ月くらいで大会に出場したので思うようなプレーができなかったのが悔しかったです。」
ーー練習を初めて2ヶ月だったんですか!それは大変かも…。若干の悔いは感じますが、みんな前を向いてる感じが伝わってきます。大会を経験して、他のチームの試合を見る機会はありましたか?今後を注目している高校生チームがあれば教えてください。
「岡山共生です。赤バフ選手がいなくなったにも関わらず強さを維持できているので、どういう練習をやっているのか気になります。」
ーーあぁ!岡山共生高校は確かに注目度高かったですね。柴﨑くんいいところ見てます。
「N高です。周りのチームと比較してもレベルが違うと僕は思います。強すぎます!」
ーー高校生のLoL大会では敵なしといった感じで無双してますし、強すぎるという言葉もわかる気がします(笑)。
「クラーク国際です。今年の第2回STAGE:0初戦で当たったチームなのですが、個人戦の強さと、試合を通しての戦術の強さの2つを兼ね備えているのがクラーク国際の強みだと思います。」
「僕もクラーク国際です。戦術を学びたいならこのチームに注目すれば!というくらい凄いチームです。」
ーークラーク国際高校の評価も非常に高いですね!戦った相手をそこまでリスペクトできるというのも素晴らしいです。試合から得たものをどんどん吸収していきましょう!

◇ チームコミュニケーションが強みです!

今後どんどん強くなる予定の横浜高校eスポーツチームですから、どんどん外にもアピールしていきましょ!チームの特徴や強みがあれば教えてください。
「できるだけ上下関係を無くしてチームコミュニケーションを円滑に進めたいと思ってやっているので、そのおかげで良いチームプレーやパフォーマンスができていると思います。」
「チームワークがとてもいいです!どこのチームよりも1番だと僕は思っています。」
ーー確かに!取材中もすごく賑やかで仲の良さが伝わってきます。チームコミュニケーション、大事。
「僕は活動して間もないのでまだ分かりませんが、先輩方を見てると相手の考えていることなど話さなくても分かるくらいチームワークが良いのかなと感じます。」
「メンタルの部分でもフォローし合えるチームだと思います。みんな優しいのでストレスなく楽しんでプレイできています。」
「とりあえずみんな優しい!おかげでLeague of Legendsを心から楽しめています。」
「一人一人気遣いができて、コミニュケーションが凄くとれているチームだと思います。」
「本当に楽しくプレイしているチームだと思います。最初は急遽チームに入ったけど、今ではもっと上手くなりたいし、チームの為に、そして大会で勝つ為に頑張りたいという気持ちになりました。」

◇ LoLに出会えて本当に感謝

ーーチームワークの良さが先輩から後輩へこれからも受け継がれていきそうですね。それでは最後に、LoLとは皆さんにとってどんなゲームですか?
「僕は人と人とを繋ぐゲームだと思います。」
「難しいゲームなんですが、その分判断力や決断力が養われるゲームだと思います。日常生活においても、今後の人生にも必ず繋がっていく部分はあると思います。」
「実は大会が終わったら辞めようと考えていたのですが(笑)。今でもこうやって続けています。とても楽しいし、魅力的なゲームだと思います。」
「人間としても成長できるゲームだと思います。負けてしまったときやメンタルがやられそうになった時にも冷静な判断や、前向きな気持ちに切り替えられるようになりました。」
「難しいので最初の一歩を踏み出すには大変なゲームだと思いますが、楽しさを知った瞬間、沼にハマっていくくらい魅力的なゲームです(笑)。」
「仲間と繋がれるゲームだと思います。オンラインでも繋がれますが、僕はこうやってチームと近くで話しながらプレイするのが好きですし、楽しいです。」
「チームの繋がりを与えてくれるゲームだと思います。League of Legendsに出会えて本当に感謝です。今泉くん誘ってくれてありがとう!!」
ーー張江くんの「泥にハマっていく」という表現は何気にツボです(笑)。プレイ時間に関係なく、みんなそれぞれLoLの楽しみ方を持っているんですね。今日はありがとうございました。

一同「ありがとうございました」

◇ eスポーツチーム顧問の小川先生にもお話を伺いました

ーーeスポーツチームを立ち上げることになったキッカケを教えてください。
「生徒(既に卒業)からeスポーツ部を作りたい!大会に参加したい!という話がありました。部にする為には申請に3年間かかるので、いる間に部にはならないよ。という話もしたのですが、それでもいいと、自分たちが最初に手がけて横浜高等学校の生徒として大会に出たい!と熱い想いを話してくれました。結果的には、やりたいことは全力でやらせてあげたいと思っています。当面の間は、コンピューター部の中に所属してeスポーツチームみたいな形でやったらどうだろう。という話をして折り合いをつけました。実際に生徒が実績を残してくれているので部になる確率も上がってきているのではないかと思います。」
ーーeスポーツチームができて生徒の変化はありますか?
「今の3年生は特に大きな大会も経験して、悔しい思いも経験して変化はあったと思います。」
ーーeスポーツ部は設備さえ整えば、これからの部活としてはとても良い部活かもですね。
「そうですね。賛否要論あるかと思いますが、eスポーツはオンラインという形でプレーができるので場所や言語など関係なく戦えるゲームです。なので彼らにも英語は少しでも話せるようにしようね。という話はしています。」
ーー小川先生ありがとうございました。

っという事で非常に伝統のあるこの横浜高校なんですが、文化祭なんかではプロ野球選手の握手会があったりと横浜高校ならではのイベントもあるみたいです(羨ましぃ!)☆

取材中は終始みんな笑顔で、気さくでほんわかしたメンバー陣という印象も(笑)。「やりたいことは全力でやらせてあげたい!」という小川先生の生徒に対する愛情と情熱も伝わってきましたし、これからeスポーツチームを受け継ぐ1年生、2年生たちの今後の成長が何より楽しみな感想と相成りました☆

っという訳で横浜高等学校の皆様!ご出演&ご協力誠にありがとうございました☆そして、最後まで読んでくれたゲーマーゲーマーユーザーの皆様もありがとうございます♪

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