個性豊かな選手が集まる!Burning Coreアカデミーチーム

今回私たちが取材を行ったのは、格闘ゲームや『League of Legends』(以下、LoL)など,
多種多様なゲームのプロ選手が所属する「Burning Core」(以下、BC)のLoL部門アカデミーチームです。彼らは先日開催された「LJL 2021 Academy League」に出場していた注目チームなんですよ!

過去にゲーマーゲーマーで取材をさせていただいた赤バフ選手も所属している本アカデミーチーム。一体どんな選手たちで構成されているのでしょうか?今回はオンラインでBCアカデミーチームを直前しました!それではお写真と共に取材内容をお届けします!(取材日:2021.10.7)

〇BurningCore アカデミーチーム メンバー

・YellowYoshi(イエローヨッシー)選手 TOP(写真:中段左)
・Flaw(フロー)選手 JG(写真:下段)
・Kreative(クリエイティブ)選手 MID(写真:中段右)
・Akabuff(赤バフ)選手 ADC(写真:上段左)
・pecotte1(ペコッテ)選手 SUP(写真:上段右)

〇日本で流行る前からLoLをプレイ!

――本日はよろしくお願いします。最初に皆さんがLoLを始めたキッカケを教えてください!
「LoLを始めたのはシーズン6の終わり頃、日本サーバーが来てからです。LoLを始めるまでは『マインクラフト』を友達とずっとプレイしていました。そして中学2年生の時に、元々LoLをプレイしている友人に勧められて、やってみたらハマりましたね。」
「僕がLoLを始めたときは親の仕事の関係でアメリカに住んでいました。アメリカでは日本より早くLoLが流行っていて、通っていた中学校ではプレイヤーが何十人もいたんです。そして僕もそこに便乗する形で始めましたね。」
――Flaw選手は日本で流行る前からアメリカでプレイしていたのですね!
「僕は16歳の時にインターナショナルスクールの友人に誘われて始めました。そこでもLoLがすごく流行っていましたね。」
――海外で先に流行っていたからこそ、Flaw選手とKreative選手はいち早くLoLを始められたのですね!
「僕は当時他のゲームで知り合った友人に勧められて始めました。PCゲームには結構馴染みがあったということもあり、PCゲームに初めて触れたのは小学3年生、LoLを始めたのは小学6年生でしたね。」
「僕は元々FPSをやっていて、20歳の時にLoLへ移行しました。最初の頃はFPSとのゲーム性の違いもあり本当に大変でした(笑)。始めた当時はLoLばかりプレイしていましたが、今では色々なFPSも遊んでいますよ。」

pecotte1選手の練習環境。

〇Flaw選手を中心として集ったメンバーたち

――次は皆さんがBCに加入したキッカケを教えてください!
「BCに入る前は、プロチームに入りたいということをFlawに相談していたんです。そしてちょうどBCの練習生の募集が始まって、Flawに背中を押される形で加入しました。BCにはFlawのほかに仲の良い赤バフもいたので、そういった理由もあって入る決意をしました。」
――Flaw選手やAkabuff選手とは前から仲良しだったのですね!
「このメンバーの中では僕がBCの最古参ですね。元からプロチームに入りたいという希望があったので、17歳くらいの時に加入しました。去年には一度チームを引退したのですが、声が掛かってアカデミーのためにまた戻ってきたという感じです。そのため今はFA(フリーエージェント)なんです。」
「僕もFlawがBCに入るキッカケでした。『第1回全国高校eスポーツ選手権』の時にFlawと知り合って、そこで彼がBCの練習生だということを知りました。また大会にはBCのオーナーがFlawの応援にきていて、話しをする機会があったんです。そういったこともあり、BCで活動したいなと思うようになって加入したって感じですね。」
――まさにFlaw選手が皆さんを引き寄せたといっても過言ではないですね。
「私もFlawと赤バフとは一緒にノーマルをプレイする仲でした。Flawとも一緒にアマチュア大会に出場したことがあるんです。そこから赤バフからBCに入らないかと誘われて、BCに加入しました。」
――なるほど、皆さんは元から顔見知りだったということもあって、同じチームに所属しているのですね!ではKreative選手はどういった経緯でBCに加入したのですか?
「BCには2019年の『LJL SCOUTING GROUNDS』でお声をかけてもらいました。しかしその時がちょうど大学に入学した時期で、大学1年目が思った以上に忙しかったので、BCに加入するというお話はお断りしたんです。ただ1年目でたくさんの単位を取得した結果、2年目は時間が出来たのでBCに加入することができました。」
――Kreative選手は東大に通ってらっしゃるのですよね。どうして東大に入ろうと思ったのですか?
「東大に入った一番の理由は、日本の環境が気に入っているからです。私がインターナショナルスクールに通っていたころは、英語の学部に所属していました。そのため海外の大学への進学も視野へ入れていたのですが、今の環境を変えたいとは思わなかったので、東大を目指すことにしたんです。あとは母が東大への道をサポートしてくれたことも、とてもいいモチベーションとなりました。なので母にはとても感謝しています。」

Akabuff選手の練習環境。取材の最中に撮影していただきました!

〇野良試合での奇跡?!

――BCAcademyの皆様は仲は良いんですか?
「仲は結構いいと思いますよ。」
「練習試合前も冗談を言い合うくらいには仲がいいです!」
「そして試合後の反省会から雑談に移行するのがいつもの流れですね。」
――練習後もみんなで雑談をするくらい仲が良いのですね!ちなみにプライベートで遊ぶことはあるのですか?
「日本サーバーでランクをプレイしていると、みんなと遭遇するんですよね(笑)。」
「一回味方4人にみんなが集まった試合もあったよね。しかもそれで負けたという(笑)。確かヨッシーがフィード(※)したような……。」
「え、俺?!」
「いや、Flawのトロール(※)につられて、ヨッシーがフィードしたんだっけ(笑)。」
「全部俺のせいなのね(笑)。」

(※)フィードとは、餌をあげるという意味の「feed」に由来する。相手の餌になってしまうプレイヤーの比喩。
(※)トロール(troll)はネットでの荒らしや迷惑行為を指すネットスラング。ゲームでは主に迷惑行為全般の事を指す。

――ちなみにチーム内のリーダーはどなたが務めているのでしょうか?
「pecotte1さんは最年長ということもあり、試合中にヒートアップしたメンバーを鎮める役割を担ってくれています。」
「まさにムードメイカーですね。」
「でも私はリーダーとかではなく、インゲームリーダーはFlawが務めています。」
「そしていじられキャラが最年少のヨッシーです(笑)。」

YellowYoshi選手の愛猫キティ。取材中にも部屋の中を気ままに動き回っていました!

〇スクリムか、個人練習か

――皆さんは普段どのようにLoLの練習をおこなっているのでしょうか?
「大会に向けての練習でいうと、週に2、3回はスクリムをやっていました。しかし大会前の8月はほぼ毎日スクリムをしていましたね。」
――スクリム以外ではどのような練習を行っているのですか?
「スクリム以外だと個人練習が多く、そこは完全に1人で行うことが多いです。」
――チーム練習はスクリム一点集中で行っているのですね。ちなみに個人練習はどれくらいやるのですか?
「今はオフシーズンなので、そこまでLoLの練習は行っていないです。ただ大会に向けた練習期間中でも、スクリムがある日はあまり個人練習が出来ませんでした。そのため個人練習は、スクリムのない日にガッツリやる感じです。」
――オフシーズン中はLoL以外のことをすることってあるのですか?
「オフシーズン中は『Apex Legends』をプレイすることが多いです。LoLもそうなのですが、ランクマッチが好きでずっとプレイしちゃいますね。」
「私は『Escape from Tarkov』や『Valorant』をやってます。それ以外は基本LoLをプレイするって感じです。LoLを始めてからはずっとLoLをやっていたのですが、久しぶりにFPSをプレイしたら画面酔いをしてしまいショックを受けました(笑)。」

Flow選手の練習環境。

〇プロ以外の選択肢も視野に

――「LJL 2021 Academy League」を終えた感想を教えてください!
「プロチームに所属してから初めての大会で緊張もあったのですが、みんなで頑張ってチームゲームを行うことが出来たので良かったです。またこの大会はアマチュア以上のレベルだと思っています。そのため大変なところもあったけど、最終的にはいい結果が残せたと思っています。」
――最後に皆さんの今後の目標を教えてください!
「LoLの有名選手であるFaker選手も言うように、プロ全体の年齢は上がってきていると思います。ですが僕はもう20歳なので、プロを目指しつつ、インターンなどセカンドキャリアに向けたスキルを磨いていきたいですね。」
「今の目標はKRマスターに到達することです!」
「一度プロを引退した身なのですが、今大会には出場させていただくことができました。他のメンバーほどプロというものにこだわりはないのですが、もし可能ならばLJLに出場したいという気持ちはあります。また、そうでなくても大学を卒業したら、今までの経験を活かして就職活動を頑張りたいです。」
「企業に就職する、もしくはプロとして活動するかのどちらかで考えています。これらは残りの大学生活2年間でどれだけ結果を残せるかで変わってくるのかと思います。」
「今回アカデミー大会出場という機会をもらえたので、LJLを目指すこともありかなと考えています。ただ以前働いていた介護職に就くのもありだし、またやりたいこともたくさんあるので、新たな道に進むこともありかと思っています。」

――皆さん本日はありがとうございました!

取材を通してBurning Coreアカデミーチームの皆さんの素顔を見ることが出来たのではないでしょうか?特にプロチームに所属している選手たちの、セカンドキャリアや今後の目標など、リアルなお話もたくさん聞くことができましたね。プロとしての活動を行いながら、学業やお仕事を頑張る選手たちは本当に尊敬しちゃいます!

これからも私たちゲーマーゲーマーはプロ選手や若きeスポーツプレイヤーなど、eスポーツに関わる人達を取材していきます!次回もお楽しみに☆

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