【米国女子&スマブラ強プレイヤー】Skylarさんオンライン取材!!

さて今回は、2019年10月に成立学園高等学校マルチメディア部の取材(記事はコチラ)で出会ったスマブラ(*1)プレイヤーSkylar(スカイラー)さん17歳に田島先生同席のもとオンライン取材を敢行☆

昨年、同校の学園祭で行われたスマブラ大会にて腕っぷしに自信のある同級生たちをバッタバタとなぎ倒したというエピソードを聞き、筆者は衝撃を受けました。コロナの影響で学校が休学となり、予定より少し早めにアメリカに帰郷したという彼女は今どんな生活をしているのか?

アメリカのeスポーツ事情やスマブラコミュニティとの関わり方、スマブラへの思いを聞きました♪(取材日:2020/6/27)

(*1)スマブラ/大乱闘スマッシュブラザーズの略https://post.gamer2.jp/introduction-smash/

■ スマブラ大会参加直後のオンライン取材!

「お久しぶりです♪」

と満点の笑顔を見せてくれたSkylarさん。前回取材から8カ月ぶりでしたが、とても元気そうでホッとしました。彼女が住むフィラデルフィアと日本の時差は約13時間で、取材時の現地時間は夜中の2時頃!地元で開催されるスマブラ大会「CN:B-Airs」に参加し帰宅した後、取材時間を取ってくれました。

Skylarさん遅い時間にお付き合い頂きありがとうございます(汗)。

今どんな生活をしていますか?という質問には「アメリカにいてこんなにマスクをしている人を見るのは初めて!」「スマブラの大会にしか出かけていません(笑)」と、最近の様子を語ってくれました(大会には出かけるんだ…!)。

いま日本でも会合時には3密を避ける、ソーシャルディスタンスを取る…など、様々な対策をとりイベント事が再開されつつあります。取材日当日にSkylarさんが参加していたスマブラ大会でも、参加者は皆マスクを着け、入り口では体温計で検温を行う徹底ぶりがみられたそうです。

■ STAY HOMEでの過ごし方もやっぱりスマブラ

家ではどんなことをしてるのかと尋ねると、プロプレイヤーのライブ配信やスマブラのオンライン大会を見ているそうです。スマブラ漬けの字のごとく、Skylarさんらしい回答ですね!

好きなプレイヤーは、スマブラで操作するキャラクターの『ネス』を操る人。特にアメリカの『ネス最上位の使い手』と称される強豪スマブラプレイヤー『BestNess(ベストネス)』氏や、日本最強クラスのネス使いとして活躍している『がくと』氏を挙げていました。

以前の取材記事でも触れましたが、Skylarさんは『ネス(*2)』が最推し(笑)!理由は「強くて」「可愛い」から。スマブラは定期的に任天堂のゲームキャラクターが追加されることで有名ですが、他には一切目をくれず一途にネス使いとしての技術を磨いています。

(*2)ネス/スーパーファミコン用RPGソフト『MOTHER2 ギーグの逆襲』のキャラクター

■ とにかく負けたくない、強くなりたい

ーーそもそも、スマブラを始めたきっかけは何だったんですか?

Skylar「初めて遊んだソフトはWii用の『スマブラX(エックス)』です。その後『スマブラSP(スペシャル)』を発売日当日に買いました。アメリカの学校ではスマブラで遊んでいる人たちが沢山いて、みんなと仲良くなりました。そのうち大会が気になり始めて、参加するようになっていったんです。」

ーーとても行動的ですね!オンライン対戦もあるゲームですが、なかなか大会に参加するのは勇気がいりそうです。初めてオフラインの大会に参加した時はどんな感想でしたか?

Skylar「2019年の4月に初めて友達とオフの大会に行きました。そこに参加していた人達は本当に強くて、わたしは本当に弱かったです(笑)。だから勝ちたい、負けたくない、もっと強くなりたいと思いました。」

ーー柔和な雰囲気のSkylarさんからは想像もできないです。とても負けん気が強いんですね!勝つためにどんな練習をしてきましたか?

Skylar「とにかくたくさん練習しました。プロプレイヤーの動画を観たり、オフ大会に行った時にはフリー対戦をしたり。コンボの練習もとても有効的でした。エフェクトも格好良くて、よく練習しています。」

ーープレイ中に意識していることはありますか?

Skylar「言葉で伝えるのが難しいですが、『全部覚えたスキルを出す』ことを考えています。でもなかなか完璧にはできないですね(笑)。」

■ スマブラという共通言語で言葉の壁を飛び越える

「今度の留学生はスマブラが上手いらしい」

9月に東京の成立学園高校へ留学しマルチメディア部へ所属した彼女は、ひょんなきっかけから部員たちとスマブラ対決をはじめます。自宅からNintendoSwitchを持ち込んだ部員たちはSkylarさんに完敗し、いっそう練習に熱が入ったそうですよ(笑)。

はじめは意思の疎通が少し難しかった状況を、「スマブラ」という共通言語で自ら輪の中へ飛び込むことに成功したSkylarさん。噂がうわさを呼び、学校ではゲームを通して友達の輪がどんどん広がっていきました。これを発端に学校の学園祭ではスマブラ大会まで催され、大盛況だったそうです(笑)。

マルチメディア部の顧問を務める田島先生も、「ゲームが言葉の壁を越えるんだ」と生徒たちの交流を目の当たりにして実感したのだとか。…ところで、Skylarのアクティブさは学校だけにはとどまりません。

実はファッションにも目がなく、原宿のストリートファッションが大好きなおしゃれガール。原宿でのファッションイベントに行った際は、TVのファッションスナップを撮られたりしたこともあるんです。

さらにさらに、池袋で毎週行われているスマブラSPの対戦交流会『スマ袋』にも、留学中に何度も通っていたそうです。行動力すごい…!

ここで質問。

ーー日本のスマブラコミュニティはどうでしたか?

Skylar「日本のプレイヤー、本当に強い!アメリカよりスマブラの中で日本のプレイヤーは一番強いと思います。沢山練習しているからかもしれません。『スマ袋』には毎週行っていたけど、みんな本当に優しかったです。」

ーーそうだったんですね。Skylarさんがわきあいあいと大会で馴染んでいる様子が目に浮かびます!今度ぜひゲーマーゲーマーでも「Skylarさん×スマブラ対戦企画」をやらせてもらえませんか?

Skylar「えー!プロの人に比べたら全然強くないですよ(笑)。」

アメリカのeスポーツ事情

ーーSkylarさんは学校でスマブラ部に所属したこともあるんですよね?アメリカではeスポーツの部活は一般的ですか?

Skylar「フィラデルフィアの学校ではスマブラ部がありましたが、珍しい方だと思います。アメリカの高校ではeスポーツ部がある学校が多いです。」

ーーeスポーツ部は一般的に浸透しているんですね!日本より学校への導入スピードが速そうです。どんなタイトルが採用されているんでしょうか。

Skylar「スマブラもそうですが、フォートナイト、レインボーシックスシージとか。私は去年から留学していたのと、アメリカの学校は今夏休み期間なので、最近の状況はわからないですが…。」

■ 夢はグラフィックデザイナー!!

将来興味を持っている職業はありますか?…と聞くと、グラフィックデザイナーを志していると聞かせてくれました。

「ロゴデザインが好きで、Tシャツやファッションのグラフィックデザインとか、ゲームのグラフィックにも興味があります。」

Skylarさんは元々イラストなども得意で、留学時の学園祭ではスマブラ大会のポスターを自ら立候補してデザインしたそうです。

大学生になったら日本に留学を考えているとのことなので、近い将来、日本のスマブラ大会でまた会えるかもしれませんよね!

Skylarさんは普段『phillysky(フィリースカイ)』というプレイヤーネームで活動中だそう。オンライン対戦でマッチングすることがあるかも!?

twitter: @phillyskymc
instagram: phillysky

っというわけで、いかがでしたか!?

人懐っこい笑顔が印象的なSkylarさんは、どの国に行ってもスマブラコミュニティに馴染んで友達がたくさん出来そうですよね…(笑)☆

そんなスカイラーさんにまたお会いできる日が楽しみです♪「ゲーマーゲーマー」では今後も個性溢れる高校eアスリートたちに着目し!取材してまいりますので皆さんどうぞお楽しみに!それではまたお会いしましょう☆

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