非対称対戦型ゲームの高校生プロゲーマー! – REJECT Identity V部門のAKa選手・RuKa選手にオンラインインタビュー!

現在アジアを中心に日本でも盛り上がりを見せている中国のNetEase Gamesが開発したモバイルゲーム「Identity V/第五人格」(以下、Identity V)。
公式・非公式問わず多くの大会が開催されており、eスポーツシーンではほとんど見ることのなかった非対称対戦型のタイトルです。

今回はそんなIdentity Vの競技シーンの第一線で活躍するプロチーム、REJECT(以下、RC)のIdentity V部門のAKa選手とRuKa選手を取材しました。お二人はなんと現在18歳と17歳でどちらも高校生!
そんなお二人にIdentity Vのことやチームのことなどのお話を伺いましたので、いただいたお写真とともにお楽しみください!

◇ Identity V/第五人格 とはどんなゲーム?

『Identity V/第五人格』は1人のハンターと4人のサバイバーに分かれて行われる非対称対戦ゲームです。プレイヤーは各キャラクターの能力を駆使して、ハンターはサバイバーを捕まえて荘園に送り返すことを目的に、サバイバーはハンターに捕まらないようにゲートを解放して脱出を目的に対戦します。

スマートフォン、PCからプレイすることができ、どちらも基本プレイ無料で遊ぶことができます。『デスノート』『約束のネバーランド』『名探偵コナン』などの人気アニメ・漫画のほか、『ペルソナ5』『ダンガンロンパ』などのゲームとなど多くの作品とコラボしているのも特徴の一つです。また、本作品に登場するキャラクターにはそれぞれストーリーが存在しオリジナルグッズも多数発売されるなど、ゲームのみにとどまらない魅力を発信し続けています。

◇ eスポーツの定番ジャンル「FPS」からの移行

REJECTに所属するメンバーにはそれぞれ可愛いイラストがあるんですよ!

――本日はよろしくお願いします!早速ですが、AKa選手がIdentity Vをプレイし始めたきっかけはなんですか?
「YouTubeでIdentity Vのプレイ動画を見て面白そうだと感じたのでプレイし始めました。」
――AKa選手は現在18歳とのことですが、いつからプレイしているのですか?
「16歳くらいから始めているので、2年ほどプレイしています。」
――Identity Vをプレイする以前はどんなゲームをプレイしていたんですか?
「昔は定番のFPSゲームをPS3で人並にプレイしていました。」
――それではRuKa選手はなぜIdentity Vをプレイし始めたのでしょうか?
「友達に面白いゲームがないか尋ねたらIdentity Vを勧められたので始めました。」
――RuKa選手は現在17歳ですよね。いつからIdentity Vをプレイしているのですか?
「15歳くらいからプレイしています。」
――それではAKa選手と同じく2年ほどプレイしているんですね。ちなみにIdentity Vを始める前はどんなゲームをプレイしていましたか?
「スマホゲームであればFPSタイトルはほとんどプレイしていました。今人気の有名タイトルもリリース当初から触っていましたね。」
――AKa選手は家庭用ゲーム機からスマホへ移行する形だと思うのですが、やりにくさは感じませんでしたか?
「やはり最初は操作が難しくてうまくできなかったのですが、長くプレイしている内に慣れましたね。」
――Identity VのプロとしてRCに加入するきっかけは何ですか?
「もともとLittle Magicという戦隊(※)で大会に出場していました。そこで結果を残して、その戦隊でプロチームにお誘いを頂いて所属することになりました。」

(※)戦隊とは、結成者を含む7人が所属できるゲーム内で作ることのできるチームのようなもの。ほかのゲームにでいうクラン、ギルドなどに類する。

「大型大会の『Identity V Championship』(以下、IVC)をはじめ、いくつかの大会で準優勝などの実績を残せたのでお誘いを頂けたのかなと思います。」
◇ 他プレイヤーとの競い合い!Identity Vの魅力

AKa選手、RuKa選手がお持ちのIdentity Vグッズです!

――お二人はIdentity Vのどのようなところに惹かれたのですか?
「自分はFPSをプレイしていた時はほとんどボイスチャット(VC)を使わなかったんですよ。ただIdentity Vを始めて色々な人とVCを繋ぎながらプレイして上達できたからハマったのかなと思います。」
――それではゲームとして面白いのはもちろん、プレイヤー同士のコミュニケーションも面白かったということですね。AKa選手はいかがですか?
「もともと対戦ゲームは他人と競い合うことが面白くてプレイしていたのですが、Identity Vはランキングの機能があるんですね。そこにはキャラクター毎のランキングもあって、それで競っているのを楽しんでいる内にどんどんプレイするようになっていました。」
――AKa選手は自分を高めていくというのが好きなんですね。まさに対戦ゲーム向きの性格って感じです!Identity Vはハンター1人とサバイバー4人に分かれて行う非対称戦ですが、その非対称戦の競技としての魅力はなんだと思いますか?
「僕はサバイバーなんですが、FPSと同じで仲間と連携を取っていく点が競技として面白いと思います。」
――AKa選手はハンターという視点から見てIdentity Vの競技としての魅力はなんだと思いますか?
「ハンターはサバイバーと違って1人で試合を作って全部考えないといけなくて、そのハンター1人の結果で試合が変わってしまうのが面白い点だと思います。」
――Identity VではサバイバーがVCを使えると一見有利のように思えますが、選手としてはどのように感じていますか?
「やはりサバイバーの方が有利なのは間違いないです。しかし、サバイバーにもミスは起こりうるので、そのミスをハンターがいかに拾えるかが重要だと思います。バランスは上手く取れていると思いますよ。」
――このゲームは4人全員で脱出するために仲間を助けるか、それとも見捨て残りの人だけで脱出するかという選択が迫られますよね。競技シーンでは何人で脱出を目指すなどのプランはあらかじめ決めているのでしょうか?
「基本的には3人逃げる形で考えていますね。余裕がある場合や少しでも可能性がある場合は、4人逃げを狙うプランを事前に考えて全員が行動しています。」
――大会での注目ポイントや盛り上がるポイントを教えてください。
「4人で逃げ切ることは難しくて、これは3人しか逃げられないなという場面があるんですね。ただその状況で読みで勝ったりアイテムを上手く使ったりして、4人で逃げ切ると盛り上がります。」
――4人で逃げ切れるか、という。ちなみに助けるかどうかという判断は選手の1人がリーダーとして決めているんですか?
「hhu選手が司令塔となって行くか行かないかを決めています。第二の司令塔としてSoba選手がやっていて司令塔が2人いる、という感じです。」
――ちなみに定番の戦術などはあるんですか?
「ハンターを歩かせて時間を稼いで、傭兵などの追われないキャラが暗号機を解読するという戦術があります。後半に出てくる解読加速などを活用するためにチェイス(※)の初動を遅らせたりしています。」

(※)チェイスとはサバイバーがハンターの気を引いて時間を稼ぐ行為のこと。

――AKa選手は道化師が得意だそうですが、キャラはどのように選んでいますか?
「もちろん性能はありますが、使っていて自分が楽しいかを重視しています。道化師はマップを走り回る爽快感が楽しくて使っています。」
◇ Identity Vプレイヤーのデバイスのこだわり

AKa選手が使用しているスマートフォン。大会を意識してタブレットではなくスマートフォンで練習しているそうです。

――Identity Vはスマホのゲームですが、デバイスやプレイ環境に何かこだわりはありますか?
「多少ですがありますね。回線が悪くなるとラグくなったりするので、僕はスマホに有線を繋いでプレイしています。」
「スマホはすべてを指で操作するので、指サックを使って操作性を高めています。」
――スマホのゲームを有線でやるというのはなかなかのこだわりですね!Identity Vのプレイヤーはタブレットを使っているのでしょうか?
「使っている人はいると思います。僕ももともとiPadでプレイしていました。ただiPadだとスティックが動かなくなるバグが起こったのでスマホに変えました。」
――AKa選手もスマホですよね。スマホでプレイするこだわりはありますか?
「自分も以前はiPad miniでプレイしていて、画面が大きくてやりやすいなどのメリットはありました。ただIVCなどのIdentity Vの公式大会で使われる端末がスマホだったので、大会に向けてスマホを使うようにしています。」
――確かに普段タブレットでプレイして大会でスマホを使うと操作性が違いますもんね。
◇ 高校生の2人の趣味って?

Aka選手が日頃Identity Vをプレイしているお部屋の様子と、RuKa選手お気に入りのぬいぐるみのお写真をいただきました!

――お二人とも高校生とのことですが、どのような生活を送っているのですか?
「学校から帰ってすぐに夕方からの戦隊での練習をしています。その後食事などを済ませて夜に活動があればプレイする、という生活をしています。」
「自分も同じような生活をしていますね。」
――それでは夕方から夜にかけて練習する、という生活なんですね。Identity V以外の趣味はありますか?
「僕は音楽を聴くことが好きです。『未来予想図II』や『366日』など少し前のJ-POPをよく聴いていて、カラオケでも歌うことがあります。」
――DREAMS COME TRUEなどの曲を聴かれるんですね!ちなみに音楽以外の趣味はありますか?
「ランニングですね。というのも中学の時には陸上部に入っていたのですが、高校生になってからはRCに入り忙しくなってしまったので、趣味として走りに行ったりしています。」
――健康的ですね!AKa選手は何か趣味はありますか?
「自分はYouTubeに動画を上げることを趣味にしています。Identity Vの自分がプレイした動画を自分で編集して投稿しています。ただ最近は学業が忙しいので休止中です。」

(※)AKa選手のYouTubeチャンネル「RC AKa」https://www.youtube.com/channel/UCc82kWoeWzwiItsjVqIIqow

――自分で編集して投稿しているんですね!でも確かに時間がかかってしまうことなので学業の間にやるのは大変ですよね。ちなみに他の人の動画を見ることはありますか?
「他のIdentity Vをプレイしている人の動画を見て、自分の動画の参考にしています。」
――しっかりと他のプレイヤーのリサーチもしているんですね。他に趣味はありますか?
「他だと自分もRuKa選手と同じで音楽を聴いています。自分が聴いているのはアニソンや明るめの曲を聴いています。」
――アニソンを聴くということはアニメもよく見られるんですか?
「そうですね。スポーツ系のアニメが好きで、『テニスの王子様』や『スラムダンク』が好きです。」
◇ 反省を忘れないチーム練習

お二人のチームユニフォームです。黒を基調としてカッコいいですね!

――チームは6名で活動しているとのことですが、今のチームが結成したのはいつ頃ですか?
「去年の秋ごろだったと思います。」
――それではもう1年経っているんですね。チームメンバーとIdentity V以外で交流したり、実際に会ったりしたことはありますか?
「僕はないです。ただSoba選手、City選手、hhu選手は3人で『桃鉄』(桃太郎電鉄)をしているのをよく見ますね。」
――練習を夕方から夜にかけてやられているとのことなんですが、Identity Vでは練習はどのように行っているんですか?
「練習方法は色々あるのですが、主にハンターとサバイバーのタイマンをしてチェイス力を上げる練習、そして1対4で大会を想定した練習もあります。普段は1対4をやるんですが、週に2回はメンバー全員でタイマンをしています。」
「もう1人のハンターをやっているshota選手と、2人で交代しながら練習しています。休憩中には2人で話し合ったりしています。」
――サバイバーとハンターのチーム全員でVCを繋げてプレイの話し合いをすることはありますか?
「自分たちの練習の様子を見返して反省したりしています。また普段から悪いところがあったらすぐに見直して改善していく形を取っています。」
◇ 盛り上がりを見せるIdentity V!
――ゲーマーゲーマーではIdentity V関連の取材は初めてとなるのですが、ずばりIdentity Vの競技シーンは今盛り上がっていますか?
「盛り上がっていますよ!中国でも大会をやっていて、そういうのをみんなで見たり、Twitterで盛り上がったりしていますね。」
――そうなんですね!ちなみに日本だとRC以外にどれくらいのプロチームがあるんですか?
「RCを含めて6チームほどあります。プロチームだけが出られるプロリーグがあって、そこでプロ6チームが競い合うという大会もあります。」
――お話を聞いているとeスポーツにかなり進出していますね。お二人はこれまでどれくらいの大会に出場されたんですか?
「個人開催の大会が頻繁に開催されていて、賞金があるものに出場しています。そのほか公式の大会はほとんど出場しています。」
――これまでの試合で印象に残っているものはありますか?
「印象に残ったというか悔しかったものなんですが、IVCの決勝で負けてしまった試合ですね。」
「自分は秋のIVCが一番印象に残っています。自分が使っているバルクというキャラが大会当時はこのバルクがめちゃくちゃ強くて、他のチームの人も使っていたんですね。それでバルクの戦いが繰り広げられていてとても面白いなと思いました。」
――最後に、お二人の今後の目標を教えてください。
「RCで次のIVCで優勝することです!」
「僕もRCでIVCを優勝することですね!そして世界大会に出場して結果を残したいと考えています!」
――ありがとうございました!

高校生ながらIdentity Vの第一線で活躍するAKa選手とRuKa選手への取材はいかがだったでしょうか?

過去にIVCで準優勝と悔しい思いをしたお二人、そしてREJECT Identity V部門。
リベンジを果たして世界で活躍するREJECTの皆さんを見られるのが楽しみですね!

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