【未公開トーク集 #高校eアスリート 編】載せきれなかったあの取材のこぼれ話を大放出☆
突然ですが皆さん、取材ってどんな雰囲気で行われると思います?テレビなどでもたまにインタビューのオフショットとか見ることがありますよね。
企業の打ち合わせや会議にも通じるところがありますが、かしこまった雰囲気よりも楽屋裏のように砕けた空気感から生まれる話題が面白いというのはよくあることなんです。
当ゲーマーゲーマーの取材でも、本題に入る前から話題に花が咲いてしまい掲載しきれないほどの盛り上がりを見せることもしばしば(汗)。せっかくなら載せたいな~と思う内容も、ボリュームの関係で泣く泣くカットすることが少なくありません。
そこで今回は!過去に取材させていただいた高校eアスリート達の未掲載写真やインタビュー内容の一部と共に、取材のこぼれ話もちょこっとご紹介しちゃいます!
それではどうぞっ♪
「N高 marimo選手×クラーク高校 Funahwi選手 対談企画」(2020.1.31公開)
2019年末に行われた「第2回全国高校eスポーツ選手権」のリーグ・オブ・レジェンド(以下、LoL)部門、決勝大会で激闘を繰り広げたN高「KDG N1」とクラーク高校秋葉原ITキャンパス「Yuki飯食べ隊」。
そんな両チームのリーダー同士に対談をしてもらっちゃおう♪ということで実現した企画でした☆
それまでオンラインでのスクリム(練習試合)を行ったり大会で戦うことはあっても、しっかりと会話を交わすのは初めてという2人。少しよそよそしい雰囲気から対談はスタートしましたが…、「第2回全国高校eスポーツ選手権」の決勝大会を振り返りつつ、話が進んでいきます。
<未公開インタビュー内容>
■ スクリムでは手の内を見せない作戦だった?
ーーまりもくんは大会の予選前にスクリムをした時、クラークさんのことをどう思っていたんですか?
まりも「スクリムは勝てましたけど、オンライン予選後に周りからクラークさんが強いって話をよく聞いたから後で結構不安になりました。大会前だから手の内を見せない作戦だったのかなって(笑)。」
大村「全然そんなことないですよ(笑)。」
ーー大村くんは、いざ決勝大会が始まってからまりもくんに対してどんな印象を持ちましたか?
大村「そうですね…。リスペクトを持ってプレイしてくれたのが嬉しかったです。」
まりも「スクリムのときから、チームメイトに言っているんです。相手をリスペクトしろって。」
■ 「第2回高校生eスポーツ選手権」決勝試合の裏話
ーー相手チームの中に欲しいなと思う選手はいますか?
大村「Primoくんですね。サポートもMIDもできて。試合当日もMID来るなと思っていたから焦りました。ああいうのができたら、自分たちも上手く戦えるのかなって、逆に参考にできるような感じでした。」
ーー確かに、決勝第一試合のN高チームは元々サポートの印象があったprimoくんがMID、サポートにはみゆうちゃん(ShakeSpeare)と、それまでの布陣と変えてきましたよね。
まりも「彼(primo)元々はサポートじゃないので、無理やりサポートに矯正したようなものなんですよ。ちょっとMIDやりだしたらハマっちゃって、MIDやりたいって言い出したのもあるし…(笑)。わがまま半分で決まったような配置でした(笑)。」
ーー決勝試合N高チームにみゆうちゃんがスターターに入ったことで、大村くん達は撹乱された部分があったんですか?
大村「ありました。前日ホテルで1時間練ったPick/Banが全部崩されりして…(笑)。」
まりも「本当はもうちょっと先まで撹乱できるつもりだったんですよ。結果的にはあのタイミングだったんですけど、最初スターターはステージに上がらないと相手にはわからないって聞いていたので、『あ、そこまでバレないんだ。勝ったな』って(笑)。」
大村「危なかったです…!結局負けちゃったんですけど、ステージに上ってからだとコーチに相談する時間もなかったので。」
まりも「ステージ上に上がるとコーチと相談できないから行けるんじゃないかと思ってたんですよね(笑)。でも知られちゃったから。しかもスタメン知らされたときのFunahwiさんの顔見たら全く表情が動いてなくて(笑)。あれ、バレてたのかなって思った。」
大村「『あ、そうか~』みたいな、なんてことないって顔してました(笑)。もう心理戦が始まってましたね。予想はある程度してたんですけど、内心はちょっと焦ってましたよ。」
ーーそんな心理戦が繰り広げられたんですね〜。まりもくん、「Yuki飯食べ隊」で気になる選手はいますか?
まりも「そうですね…FunahwiさんとNephlenさん。JGのレート高いほうがもちろん強いに決まってるし、どうしようかな~って試合中も常に思ってました。Nephlenさんのアフェリオス(※1)もキャリー(※2)する動きが出来てたから、『どうしよう。どう止めようかな~』って思ってて。最終的には戦わない方を選んだんですけど。ゲーム中に試行錯誤してましたね。」
大村「むしろあっち(Nephlen選手)は余裕持ってたので、あまり緊張してなかったと思いますね(笑)。」
(※1)アフェリオス/LoLのゲーム内でプレイヤーが操作するキャラクター(チャンピオン)の名前
(※2)キャリー/試合を勝利に運ぶ動きを指す
「高校在学中からLoLのプロゲーマー!赤バフくん独占取材」(2020.3.20公開)
高校の卒業式を終えたばかりの赤バフくんにインタビューを行うため、この日取材班は岡山県は岡山共生高校へGO!!
赤バフくんの制服姿やeスポーツ部のユニフォームを写真に収められる貴重な機会!とばかりにカメラのシャッターを押しまくったのでした(笑)。
<未公開インタビュー内容>
■ 遊ぶといえばゲームをするくらい
ーー赤バフくんの地元である新見市では、リアルな高校生って何をして遊ぶことが多いですか?
赤バフ「…なんにもしてないです(小声)。」
ーー(笑)!レジャーはあまり無いですか(笑)?
赤バフ「だからLoLとかコンピューターゲームをやってるんですよ(笑)。この辺りで遊ぶって聞いたことないです。家で集まるくらいです。小学校くらいの時は沢山友達がいたんですけど、その頃は友達の家に集まって…当時wiiとかDSが流行ってましたね。」
ーーメガネがトレードマークの印象ですが、近視なんですか?
赤バフ「近視と遠視両方あるみたいです。あと老眼とドライアイも(笑)。お医者さんが『よくメガネ無しで生きてこられたね』って言ってました。」
ーー老眼もあるんですか!?
赤バフ「やばいですよね(笑)。最近はパソコン用のメガネを一個作ってゲームやるようになりました。一日10時間くらい練習するので、あると無いのでは疲れの度合いが全く違います(笑)。」
■ 自分はLoLしかできないタイプ
ーープロの世界に入って、ご自身が一番変化したと思うことは何ですか?
赤バフ「プロ意識だと思います。一回プチ炎上したことがあったんですよ…。当時はめちゃくちゃ焦りましたし、恥ずかしい話ですけど、それから『ふざけられる立場じゃなくなったんだな』って実感しました。だからもう二度と無いようにめちゃくちゃ気をつけてます。」
ーーご自身の性格をどう思いますか?
赤バフ「これ言うのが恥ずかしいですね(笑)。人の話を聞くのが結構好きです。『なんでこういう考えなんだろう』とか、『この人すごいな』と思ったら観察して真似したりもします。」
ーー人の良さを取り入れるようにしてるんですね。
赤バフ「個人的に思っているのが、プロの方を見てると結構2つのタイプに別れてると思ってるんです。『何でもできる人』と『LoL一本』っていうタイプの人。僕はどっちかというとLoLしかできないタイプなんです。トップリーグにいるEviさんとかYutapon(※3)さんとかはなんでもできるタイプなんですよね。そういう方の考え方ってすごい面白くて、勝手に尊敬の気持ちを持っています(笑)。」
(※3)Yutapon(ゆたぽん)選手、Evi(エビ)選手/LJLトップチームDFM(DetonatioN FocusMe)所属選手
◇ まとめ
っという訳で皆さんいかがでしたか!?この高校eアスリート企画の中でも、とくに反響が大きかったこの2つの記事の未公開トークを中心にお届けいたしました☆
eスポーツは自宅×オンラインで行えるので、選手たちにとってもこの時期は実力を伸ばす格好の機会!コロナ禍が落ち着いてくる頃には、強プレイヤーが続々と登場してくるかもしれませんね(笑)。
引き続きゲーマーゲーマーでは個性的な高校生eスポーツプレイヤー!通称eアスリートの皆さんにご登場いただきたいと思っております☆お楽しみに!