【後編】eスポーツプロチーム新体制『Rascal Jester』スペシャルインタビュー!!
っという訳で前回はeスポーツプロチーム「Rascal Jester」が暮らすゲーミングハウスの模様（※【前編】記事）をお届けしたんですが、今回「後編」！としてお届けするのはRascal JesterのスターターメンバーでもあるHachamecha選手、Cogcog選手、viviD選手の3選手への特別インタビュー♪
現在、絶賛開催中の国内LoL最高峰の戦い「LJL 2020 Spring Split」の見どころなどプロゲーマーとして活躍する3人に遠慮なく！質問をぶつけてみました☆（取材日：2020.02.03）
■ #01 hachamecha選手インタビュー
■ #01 Rascal Jesterはどこからでもキャリーできるチーム
ーーhachamecha選手から見て、新体制はどういうチームですか？
hachamecha「どこからもキャリー（※1）できるチームだと思っています。TOPでもMiDでもbotからでもキャリーできるチームっていう印象ですね。」
（※1）キャリー／試合展開を運ぶ人、ゲームを自分の力で動かして勝利に導くという意味でも使われる。
ーーキム新監督からは、今季「スピード感がある試合運びになるだろう」という言葉がありました。
hachamecha「前に所属していたチーム（Crest Gaming Act）では、当時AriaさんとArtさんがいたんですけど、Artが日本語が上手く喋れずコミュニケーションが結構難しかったんですね。ゲーム内ではお互い通じる簡単な英語や頻出する日本語を使っていて大雑把な指示は可能だったんですが、細かい指示が難しかったんです。今はArt以外は全員日本語が話せるので、コミュニケーションという意味ではかなりやり易いです。」
■ #01 コグさんはイメージとだいぶ違いました（笑）！
ーーゲーミングハウスで共同生活を開始した中で、印象が変わった選手はいますか？
hachamecha「そうですね…コグさん（Cogcog選手）とかはそんなに話さないタイプなのかな、寡黙にゲームしてる人なのかなと思ってたんですけど、ソロキューしながらよくわからない奇声あげてたりして（笑）。」
ーー確かに、今後ろでも練習されてますが、かなり声が聞こえます（笑）。
hachamecha「あとコグさん、韓国サーバーでゲームしすぎてハングルが読めるんですよね。韓国語もそこそこに話せるほどじゃないんですけど、ゲーム中に韓国の人が使う言葉とかを知ってて。そこそこ分かるので凄いなと思いますね。」
■ #01 LoLのプロプレイヤーを目指すなら
ーー今LoLをプレイしている高校生ユーザーに向けてコメントを頂けますか？
hachamecha「高校生か…難しいな（笑）。まじめに言うと『勉強頑張ってください』になるんですけど（笑）。どのゲームでもそうなんですが、上に行けば行くほど頭を使って戦える人が多分強いので。勉強を頑張って、理論的な考え方ができればできるほど良いかと。ゲームといえど積み重ねなので、学業でもそうだと思うんですけど理論の組み立てができるといいと思います。」
ーーそれは、特筆してコレという分野の教科とかではなく学ぶ姿勢とか勉強の仕方になるんでしょうか。
hachamecha「何かに対して学ぶとか、分からないことに対して取り組む時自分のやり方がちゃんとあればいいかな。あとは、人と話せるようになっていくこと…ていうのはありますね。プロとかの場合どうしても最低5人のチームですから、建設的な話し合いができないと前に進めません。自分が悪い時もあれば他の人が悪い時もあるし、でもそれはそれで責め合わずに直さなければならないところは直す。建設的な話し合いが出来るように、なるべく触れ合う機会があれば触れ合っておくこと…ですかね（笑）。」
■ #02 Cogcog選手インタビュー
■ #02 ゲームをしてるうちにハングルが理解できるように
ーーhachamecha選手に聞いたところ、Cogcogさんが韓国語を少し話せるということでしたが…。
Cogcog「そんなにめちゃくちゃ理解しているわけでもないですよ（笑）。ハングルが読めるくらいです。韓国語のなかでも知っている単語があって、ゲーム内で出てくると『ああ、こういうこと話してるんだろうな…』みたいな感じで、ちょっと理解できるって感じですね（笑）。」
ーーではArtさんやviviDさん達とも普段の生活で韓国語トークしたりするんですか？
Cogcog「いえ、ゲームの中だけです。特に元々勉強とかしてなくて。普段、韓国サーバーでプレイしているのでチャンピオンの名前がハングルだったり。読めるんですけど意味は分からないということは沢山あります（笑）。」
■ #02 18歳頃からずっとゲーミングハウスでの生活
ーーゲーミングハウスに住むことによる”良い影響”、また”大変”だと思うことはあるんですか？
Cogcog「僕、色々なチームで共同生活が長いので、特にこれが嫌だなということはほぼ無いんです。良いところとしては、やっぱり仲良くなればなるほどゲーム内のコミュニケーションも良くなるので、そういうところは一緒に住んでいて大きいところだと思います。」
ーーCogcog選手は一人暮らしをしたことはあるんですか？
Cogcog「なかったですね！今23歳なんですけど、18か19歳くらいからずっと色んなチームで共同生活していたので、一人暮らしとかはしていないですね…。もう共同生活に抵抗ないです（笑）。」
■ #02 ファンの人の声ってすごく力がある
ーー今、高校eスポーツ部でLoLをプレイしている高校生へメッセージお願いします。
Cogcog「僕が高校生だった頃にはそういう環境が無かったので、やっぱり羨ましいなって思いますね。当時まだ自分はプロではなかったですし、趣味でLoLをプレイしていたんですけど。自分の好きな事ですが、プロになったら辛くなることもあるじゃないですか（笑）。良いことばかりじゃないんですけど。ファンの人に頑張ってって声かけてもらえる事って普通の人ではありえないことですし。本当にその声だけで暗い気持ちが明るくなって、凄い力があるので。そういうのを味わって欲しいですね。」
ーー今シーズンRascal Jesterの注目ポイントを教えてください！
Cogcog「チームのメンバー的にMid、botを主軸にするチームだと思われていると思うんですけど、結構僕もやればできるってところを見てほしいです！自信があるので（笑）！」
■ #03 viviD選手インタビュー
■ #03 Ninja、Art、Cogcogとは以前から遊んだりしていました
ーーviviDさんは韓国出身とのことですが、日本語がとてもお上手ですよね！今お幾つなんですか？
viviD「今26歳です。日本には2016年からです。日本語は2017年に会話の練習にトライし始めて、話せるようになりました。」
ーー一今季Rascal Jesterスターターメンバーと共同生活を始めてみて、みんなの様子はどうでしたか？
viviD「ハチャ（hachamecha）は…僕が想像していたイメージとあまり変わりませんでした。自分がやることをしっかりやってる感じかな（笑）？Ninja、Art、コグ（Cogcog）は以前も遊んだことがあるんですよね（笑）。他のチームの韓国人選手も含めて、去年もご飯を食べたりカラオケ行ったりしてよく遊んでいました。」
■ #03 もう7年、LoLを山ほどプレイしています（笑）
ーー「時間があれば布団で寝たい」と言っていたviviDさんですが、普段個人練習もかなり長く取られてるんですか？
viviD「22時～23時頃にチーム練習が終わった後、個人練習を始めて朝4時、5時までやってるから睡眠時間があんまりないんですよね。だから休憩時間はできれば寝たい…（笑）。もう7年目ですし毎日10時間はLoLやってるから、山ほどLoLやってますね（笑）。Rascal Jesterの試合楽しみにしてほしいです！」
◆ 一言メモ
LJLの規定ではチーム内の外国人枠を2名までという決まりがありますが、出場年数を一定以上超えたプレイヤーは日本人枠として参加可能になります。今年初めてRIOT GAMESによりviviD選手、USG所属のTussle選手の両名を日本人枠として認定しました。これによりRJ、USGで韓国人選手が3名ずつLJLチームで参加するという初めてのシーズンを迎えることとなりました。韓国リーグは、世界のLoLシーンで名を馳せる強豪チームばかり。そのため、外国人選手枠についてはLJLチームにとっても注目を集めるポイントになるというわけです。
以上、新体制Rascal Jesterのゲーミングハウスから、プロ選手達の貴重なインタビューをお届けしました♪メンバーは新体制になってからまだ月日は浅いですが、既にコミュニケーションはバッチリ取れていて和気あいあいとした雰囲気が感じられました☆そして充実の監督、コーチ陣とサードウェーブ社の本気度も伺えます☆
2月8日に開催を迎えた「LJL 2020 spring sprit」は既にWEEK2までの試合が終了（2月11日時点）。シーズン開始直後から各チームの力が拮抗しておりまさに混戦状態！試合会場で見られる雰囲気とはまた違った空気感が少しでも伝わることを願いつつ、今後もゲーマーゲーマーでは選手の皆さんの素顔にフォーカスして取材を行っていきたいと思います！お楽しみに♪
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