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プレッシャーを感じない期待の新星!?「N1」メンバーrre選手密着取材第4弾!~rre選手とmomo選手と~

©STAGE:0 eSPORTS High-School Championship 2021 実行委員会

ゲーマーゲーマーでは『League of Legends』(以下、LoL)の高校生チーム最強と名高いN高等学校「N1」のメンバーであるrre選手に数か月にわたる密着取材を敢行!

今回は第4弾としてN1のrre選手と、今年急に現れた新星momo tqt選手(以下、momo選手)にオンライン取材を行いました!昨年度は目立った大会に出ておらず謎に包まれたmomo選手は実は目立ちたがり!?そんなmomo選手と、N1を引っ張っているrre選手の掛け合いをお楽しみください!

#01/二人の初対面!?

写真左:rre選手(2年生)
写真右:momo tqt選手(3年生)

――本日はよろしくお願いします!まず初めに二人の最初の出会いを教えてください!

momo選手「凄い偶然なんですけど、僕がLoLを初めてすぐの頃に所属していたアマチュアチームに、実はrreくんがいたらしくて(笑)。 N高に入ってrreくんと出会ったときにあれ?一緒のチームだったよね?みたいな感じでした(笑)。」

rre選手「そうです(笑)。ほんとにたまたま一緒で、その時僕とmomoくんどっちもMIDレーナー(※1)だったので、練習試合は交代制でやってましたね。」

(※1)MIDレーナーとは、LoLにおいて中央にある道を担当する人のこと。ゲーム内において非常に重要なレーン。

――アマチュアチーム時代は同じレーンを担当していたということで、ライバル意識などはありましたか?

rre選手「僕は同じMIDレーナーとしてライバル視してましたね。」

momo選手「僕はまだLoLを始めたばかりだったので、ライバル意識とかじゃなく楽しいって気持ちが先行してましたね。チーム活動楽しい!みたいな。」

――初めて出会った頃の印象と、今の印象に何か変化はありますか?

rre選手「僕は最初アマチュアチームで活動していた時はあんまり話さない人なのかな、と思っていたんですけど、今N1で同じチームになってからはもうmomoくんが一番話すんじゃないか?ってぐらい凄い話す人だなと思いました(笑)。」

momo選手「実は、僕は最初チーム活動していた時はrreくんだと認識してなかったのであんまり最初のイメージは覚えていないんです。rreくんのことは若くてうまい人なのでちょっと怖いのかな~って思ってました。 ただ今年N1に入ってからは可愛くて楽しい子なんだな~ってイメージ変わりました。」

――前回の取材で練習中のrre選手は少し怖い、というお話を聞いてます(笑)。そこはmomo選手はどう思っていますか?

momo選手「僕は個人的にそこまで話をしないんですけど、JGのAcciy選手とrreくんが仲がいいので、少しきつく言ってしまう部分があるんだと思います。ただそれを初めて見たときは怖かったですね(笑)。今は関係性を理解できてるので大丈夫です!」

――前回の取材でその怖さを改善する!というお話を聞いていたのですが、momo選手から見て改善されていますか?

momo選手「今は僕が所属しているプロチームの活動などが忙しくてなかなか思うようにN1での活動はできていないんですけど、少し前に練習をした時は改善されてました!」

rre選手「いやもう、それは!意識してるんで!(笑)」

#02/N1のTOPレーナー、二人の関係性

――いまmomo選手はTOPレーナーをされていて、N1にはmomo選手を含めて二人のTOPレーナーが所属していると思うのですが、その関係性を教えてください!

rre選手「僕から見ると、めっちゃ仲がいいと思ってます。結構momoくんがyunocyくん(※2)や yunocyくん の知り合いに TOPのことを教えてあげたりしてるところをよく見るので、、同じTOPレーナーとして仲がいいのかな~と思ってます。」

momo選手「そうですね、やっぱり同じTOPレーナーとして考え方とかも似てる部分が多くて、普段一緒に遊ぶことも多いんですけど、煽り合ったりしてお互い退屈しない仲って感じですね(笑)。個人的には一番わかりやすい身近なライバルなのかな、と思っています。」

――教えている、ということでライバルに抜かれてしまうといった不安などはないんでしょうか?

momo選手「正直今の段階では僕の方が圧倒的に練習量が多いんで、追い抜かれる気は全くしてないです(笑)。ただN1というチームとしても勝つためには絶対強くなっていかないといけないと思っていて、サブTOPということは僕の代わりに試合に出る可能性もあります。そこで僕が知っている知識を知らないことで負けちゃったりすると嫌なので!」

(※2)yunocy選手はN1のもう一人のTOPレーナー、ランクもダイアモンドⅠとかなりの腕前。以前はTeam No PlanのTOPレーナーとして大会などで活躍。

#03/プレッシャーは一切なし!

写真提供:N高等学校

――前のインタビューでrre選手、Acciy選手にもお聞きしたのですが、momo選手はN1が二冠、二連覇というところでプレッシャーを感じたりすることはありますか?

momo選手「そういうプレッシャーなどは一切感じないです(笑)。二連覇とか二冠とか言われてるんですけど、僕はその時のメンバーではないのであんまり知らないんで(笑)。あとまあ普通にやれば勝てるだろうと思ってて、ほかのチームに負けるビジョンもあまり見えないです。ほかのチームとの闘いというよりも、大会だからと物怖じせずいかに本番で自分のパフォーマンスを出し切れるか、という自分との闘いだと思ってます。 」

――かなりメンタルが強いですね!(笑)。最近LoLをやっていて成長を感じた部分などはありますか?

rre選手「僕は最近チームゲームをしていて、チームメンバーに対してのコミュニケーションが円滑になって量も増えたかな、という気がします。」

momo選手「僕は最近あんまり実感できていないんですけど、TP(※3)の判断やコミュニケーションは少しづつ成長出来てるな、と思っています。TOPレーンは基本1ⅴ1が大事なレーンなんですけど、その部分でも続けてるだけあって成長を実感することがありますね。 」

(※3)TPとは、テレポートの略すぐさま味方のもとへ駆けつけることもできるが、タイミングを間違えれば自分の立ち位置が危うくなったりしてしまうスキル。

#04/N高一強という状況に思うこと。

――今N高というのは高校eスポーツ業界ではトップに君臨する強豪だと思うのですが、そのN高一強という状況になにか思うことなどはありますか?

momo選手「ちょっと言い方はきついかもしれないんですけど、この状況は当たり前なんじゃないかな、と思っています。ほかの高校と比べて練習量も質も全然違うのと、そもそも集まってくる人の個人の力量も違うと思うし、やっぱりほかの高校も練習の量や質を上げたり、情報量が増えたりしないと改善されないのかなと思います。僕個人的には強い高校が増えてくれた方が燃えるので嬉しいです(笑)。」

rre選手「僕もmomoくんと一緒の考えで、もちろん今もモチベーションはあるんですけど、ライバル校などが出てくるともっとモチベーションが高まると思います。」

#5/二人の普段の生活について

――最近日常生活でうれしかったことはありますか?

momo選手「日常生活ではないんですけど、僕はもともとそこまでいいパソコンを使ってなくて、ゲームをしていても止まっちゃうことが多かったんです。ゲーミングハウス(※4)に来て機材が良くなってストレスがなくなったことが一番うれしいことですね!」

rre選手「僕のことではないんですけど、周りの友達やチームメンバーがどんどんプロチームに所属していくので、それが嬉しいです(笑)。」

(※4)momo選手は7月から『Crest Gaming Act』(通称CGA) というチームに所属し、チームのゲーミングハウスに住み込みでゲームに打ち込んでいる。

――momo選手はプロチームのアカデミーに所属したということで、なにか気を付けていることなどはありますか?

momo選手「今まで以上に言葉選びには気を付けるようにはしています。変な切り取り方をされたりしても少しのことで炎上しちゃったりするので、自分のことを良く思ってもらえるように誰にでも敬語を使ったりと、細かい部分で気を付けています。」

――お二人は今はまっていることはありますか?rre選手などは前のインタビューの時に『白夜極光』というスマホゲームをやっていると仰っていましたが、まだ続けているんでしょうか?

rre選手「前のインタビューの3日後ぐらいにはもうやめちゃってましたね、飽き性で(笑)。今はLoLの休憩時間に『FF14』というゲームをやっています。」

momo選手「僕はほんとにLoL以外やってないんですよね。本当にずっとLoLやってます(笑)。逆にLoL以外に面白いゲームあったら教えてほしいです。もうLoL以外の事考えられないです!」

――LoLに恋しちゃってるじゃないですか!(笑)。

rre選手「え?一途?(笑)。LoL以外考えられないって!(笑)。」

――これはもう単純に聞きたいことを聞いちゃうんですけど、普段お二人はどんな音楽を聴いたりしますか?

momo選手「これはもう最近またハマっちゃってるって感じなんですけど、バトルラップとかラップの音源とか、ラップ系を聴くことが多いですね。熱くなれるので。」

rre選手「僕はAdoとかのボカロ系を聴くことも多いんですけど、最近はブライアンのラップとかを聴いてます(笑)。めっちゃうまいです!」

――お二人ともラップが好きなんですね!好きなラッパーなどはいますか?

momo選手「いっぱいいてこれ!って選ぶのは難しいんですけど、今ハマってるのはIDとか、PONEY、Scooby Jとかめっちゃ好きですね!」

rre選手「僕もちょっと前までバトルラップとか見てて、その時は高校生ラップ選手権とかが好きだったので若いラッパーが好きです。ミメイさんとか、百足さんのような00世代と呼ばれるラッパーの人たちが結構好きですね!」

#06/『STAGE:0』の特番でアピール失敗!?

写真提供:N高等学校

――momo選手は『STAGE:0』の特番でかなりアピールしていたのに全く触れられなかったというお話を聞いたのですが、実際のところはどうでしたか?

momo選手「もうほんとに、目立ちたくてめちゃくちゃアピールしたんですけど、全く触れてもらえなかったです!(笑)。ただ予選決勝などではMVPに選んでいただいたりして嬉しかったですね。有名になりたいです(笑)。」

――決勝大会では二人のTOPどちらがメイン選手で出場する予定ですか?(※本取材は『STAGE:0』開催前に行われました)

momo選手「規約とかいろいろ厳しくて難しいんですよね。ただちょっとyunocyくんには失礼なんですけど、僕が出る気しかないです(笑)僕が出る気しかないです(笑)。僕の方が上手いんで(笑)。」

#07/MIDからTOPにロール変更、 その経緯とは。

――momo選手は最初の方にも触れたようにもともとMIDを担当していたところをTOPに変更した理由などはあるんでしょうか?

momo選手「もともとMIDでアサシンなどのチャンプをプレイしていたんですけど、急に勝てなくなっちゃって。ただその時教わってたコーチから、フィジカルはあるからTOPレーンやってみない?と教えてもらいコンバートしましたね。」

――コーチのアドバイスでのコンバートなんですね!rre選手はMIDレーンを始めた理由などはあるんでしょうか?

rre選手「僕がMIDレーンを始めた理由は、最初にかっこいい!と思って始めたチャンピオンが行くレーンがMIDレーンだった、ってだけですね。ちなみにゼドいうチャンピオンです。」

――momo選手はゲーミングハウスに入るほどLoLに打ち込んでいますが、一日の練習量などはどれぐらいなのでしょうか?

momo選手「日によって違うんですけど、多い日はご飯やトイレ、お風呂などを除いた起きてる時間のすべてをパソコンの前で過ごしたりすることはありますね。ただ楽しくてやっていることなので辛くはないです。たまにメンタルが弱くなってきたら散歩することが多いです(笑)。」

#08/ぶれないLoLへの意気込み


――momo選手の名前の由来を教えてください!

momo選手「めちゃくちゃ単純ですよ!ネットを始めたときに名前を決めよう!となって、その時たまたま桃のジュースを飲んでたのでもうそれでいいや!とmomoにしましたね(笑)。」

――めっちゃ簡単に決めますね!(笑)。今の名前に愛着などはあるんですか?

momo選手「全然ないです(笑)。なにかタイミングなどがあればすぐ変えちゃうかもしれないですね!」

――rre選手は相当悩んだ末に決めたということで対照的ですね(笑)。最近MOBAつながりということで先日『ポケモンユナイト』が配信開始されましたが、プレイしてみましたか?

rre選手「僕はちょっとだけプレイしました。」

momo選手「僕はLoL以外やろうと思えなくて、やってないです。」

――もしも『ポケモンユナイト』が世界的に流行ったら本格的にプレイしたりプロを目指したりすることはありますか?

momo選手「僕はLoLが好きなので、LoLのプロリーグが残ってるうちは移動したりはしないと思いますね。」

rre選手「僕もmomoくんと一緒の意見で、LoLのプロリーグがあるうちはLoLをやってると思います。」

――momo選手は今まで大きな大会などに出場していなかった理由があったんですか?

momo選手「僕はもともと全日制の学校に通っていたんですけど、通学に片道で1時間以上かかっていて、1年間続けて、もう無理!ってなっちゃって(笑)。それで通学しなくてもいいN高のネットコースに2年生から編入したんですが、右も左もわからなかったのと、2年生の頃はそこまで本気でLoLに打ち込んでなくて。大会に出たり練習したりするのが面倒くさいな、といった気持ちの方が強かったというのが大会に出なかった理由ですね。」

――最後にお二人にLoLに対しての意気込みを教えてください!

momo選手「僕はもっとうまくなれると思っていて、プロという仕事にした時点で甘えることは許されないと思っているので、Eviさんを超えられるようなTOPレーナーを目指して頑張ります!」

rre選手「日本のプロリーグのMIDは韓国人の選手が担当していることが多いんですけど、彼らにも負けないぐらいうまいMIDレーナーを目指して頑張ります!」

オンライン取材ありがとうございました!
rre選手密着取材第4回目は以上となります。
momo選手もrre選手も取材中に笑顔が絶えずに、とてもニコニコして楽しそうにインタビューを受けてくださいました!TOPレーナー二人の仲の良さや、rre選手とmomo選手の人柄の良さなどいろんないい面が分かりましたね!
ゲーマーゲーマーでは今後もrre選手を中心に、長期にわたってrre選手やN1を取材する予定です!次回もお楽しみに!

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