高校生活をLoLと共に過ごした青春の思い出とは。朋優学院 eスポーツ部 HYeC
冬の寒さも少しずつ緩和していって、春の訪れを感じる季節になってきました。そしてこの季節といえばそう、卒業シーズン!
ということで今回私たちが取材したのは、東京都の「朋優学院高等学校」です。朋優といえばゲーマーゲーマーが初めて取材した高校であり、過去に2回も取材しているお馴染みの高校なんですよ☆
卒業シーズンということで、今回は朋優学院のeスポーツ部HYeC(ハイエック)のメンバーであり、今月で学校を卒業した坂本くんと若松くんの2人に色々お話を聞いちゃいました!高校生活をeスポーツで彩った彼らは卒業をしてなにを思うのか。それでは本編へ入りましょう!(取材日:2021.3.5)
◇ 活動実績
第1,2,3回「全国高校eスポーツ選手権」
第1回&第2回「STAGE:0」
写真上から坂本凌くん(高3)、何若松(じゃくしょう)くん(高3)
サークルから部への昇格
ーー本日はよろしくお願いします!今回は卒業ということで、高校3年間のeスポーツ活動の感想を聞きたいと思います。そういえば2018年にeスポーツサークルが設立して、その後部活になったそうですね。
「去年の10月くらいに部活に昇格しました。ですが8月のSTAGE:0を最後に引退をしたので、僕たちは直接関わっていないですね。」
ーー部への昇格おめでとうございます!eスポーツサークルから部活に昇格したというのは、なにか感慨深いものがあるのでは?
「引退した後なので、そうなんだ~くらいですね(笑)。」
「でも部活になると部費貰えるから嬉しいよね。」
◇ 先生が出場?!
ーー皆さんは第1,2回「全国高校eスポーツ選手権」、第1,2回「STAGE:0」と4つの大会に出場していましたね。この中では思い出深い試合とかはあったりしますか?
「実はこれ以外にも小規模な大会に参加していて、そこで2年生の時に先生と一緒に出場した大会を一番覚えています。」
ーー先生が出場していたんですか?!
「ランクの制限がされている大会で、その時に若松のランクが高すぎて出場できなかったんです。そこで代わりとして先生が出場しました。一応1勝はしましたよ!」
ーー先生はLoLお上手なんですか?
「まぁ、そんなに…ですね。」
ーー先生もまさか出場するとは思っていなかったでしょうね(笑)。
「負け試合だったのに、先生がミラクルプレイを起こしてくれたおかげで勝てたんです、それがとても記憶に残っています。」
ーー若松くんは記憶に残った試合はありますか?
「僕は第1回STAGE:0のクラーク戦です。予選1試合目でクラークと当たって、とにかく緊張してしまいました。それでミスも連発しちゃいましたね…。」
「でもあの試合は勝ったよね。緊張してたの若松くらいじゃない(笑)。」
「その後大会の映像を見返した時には、チームメンバーから『若松やべぇ…』という声が上がるくらいでした。」
ーー何くんは冷静に見えるだけに意外ですね。
「まぁ1試合目からオフラインステージだったからね。」
「思ったよりも大会のスケールが大きくてびっくりしました。軽い気持ちでいったということもあって、緊張しまくりでした。」
◇ LoLとともに過ごした学生生活
ーー3年間の学校生活を振り返って、どれくらいの割合でLoLをプレイしていましたか?
「僕は3分の1くらいやってたと思います。」
「僕は3、4分の1くらいですかね。」
ーーやはりコロナの影響もあって、学校よりも家でのプレイの方が多かったですか?
「そうですね。家ではランク戦をやったり、友達と一緒にプレイしたりもしました。」
「僕もランクが多かったかな。」
ーー最高ランクはどれくらいまで行ったんですか?
「去年ゴールドⅠにいったのですが、最後の方で落ちちゃいました。」
「僕は昔の方が強かったのですね。最近の最高だとダイヤⅣです。」
ーー結構やりこんでますね!eスポーツ部を引退したあともLoLはプレイしていたんですか?
「ここ数か月は進学の準備などで全然プレイできていなかったのですが、最近ようやくLoLが出来るようになりました。」
「僕もそんな感じです。」
ーー最近になって出来るようになったんですね。
「僕はこれからもLoLは続けたいですね。LoLをやってると卒業して離れた友達とも遊べるので。」
◇ 部活動としてのLoL
ーー部活としてLoLというゲームをプレイしてみてどうでしたか?
「楽しかったです!僕は部活をキッカケにLoLを始めたので!」
「遊ぶくらいの気持ちだったので、大変というよりも楽しかったです。」
ーーゲームは楽しくプレイするのが一番ですよね!では部活動としてやっていて良かったことはありますか?
「部活をキッカケに別の学年と知り合えたことが良かったです。あんまり先輩後輩の壁みたいなものはないんですけど。」
「大会に出場するなど、今までとスケールの違うことができました。本当にいい経験でした。」
ーー大学でLoLのサークルみたいなものがあったら入ってみたいですか?
「あったらやろうかなという感じですね。」
「自分から作ろうとは思いませんが、あったら入りたいです。」
◇ 後輩に色々教えたかった
ーー最後に今までの経験から、部活動ではこういう風にしておけば良かったなということはありますか?
「僕自身が入ったときに教えてもらった経験がなかったので、後輩にも教えることはありませんでした。なのでもうちょっと色々教えてあげればよかったかなと思っています。」
「動画などを使って教えればわかりやすかったかな。ただ動画を見せるだけでなく、一緒に見てあげたらさらに色々教えてあげられたと思います。」
ーー本日はありがとうございました。卒業後も頑張ってくださいね!!
一同「ありがとうございました!」
顧問の岸波先生にもお話を伺いました!
◇ 部活に昇格して変わったこと
ーー1年ほどでサークルから部活に昇格したとのことですが、あれはペースとしては早い方なのでしょうか?
「最短ですね。同好会からサークルに昇格するのに最低1年の活動、そこから部活に昇格するのにもう1年かかるので。それで2年ちょうどのタイミングで部活になることができました。また校内での異論は0でした。ゲームをプレイする部活ではありますが、全国大会に出場しているということもあり、校内では認められています。またコロナ禍でもオンラインで活動していたので、eスポーツ部としては追い風にもなったと考えています。」
ーー部費ではどういったものを購入するんですか?
「今回は道具をしまう収納棚とキーボードのカバーを購入しました。あとは予算とは関係ないのですが、学校側と交渉してパソコンを据え置きできるようになりました。それにより準備の負担がだいぶ減りました。」
◇ 今後の展望
ーー今の部の課題は?
「強くなるという意味では部内で競争があった方がいいと思っています。そのため10人くらいは部員がいた方がいいですね。しかしそうなるとパソコンの台数が必要になるので、そのあたりのバランスを取ることが課題だと思っています。なのであまりに増えても調整が難しくなってしまいますね。」
ーーこれからのeスポーツ部に期待していることはありますか?
「現在はコロナの影響で部活動がオンラインでしかできない状況が続いているので、早くオフラインで活動したいです。やはり部活動はオンラインよりもオフラインで活動する方が価値が高いですからね。」
朋優学院eスポーツ部HYeCのインタビューはいかがでしたでしょうか!坂本くんと若松くんが高校でLoLとともに送った青春の思い出を聞いていたら、なんだか羨ましくなってきちゃいましたね(笑)。特に彼らが「とても楽しかった!」と笑顔で語っていたのが印象的でした。
今回で3年生の皆さんは卒業となってしまいますが、朋優学院の部活動として認められたeスポーツチームHYeCはまだまだ始まったばかり!これからも私たちゲーマーゲーマーはそんな彼らを取材していきますよ☆
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