大注目の高校生eスポーツ大会!『e-sports SHINSHU GROWZ』 パズドラ大会 開催直前の直撃取材!

こんにちは!今回は長野県を拠点とするeスポーツ大会『e-sports SHINSHU GROWZ』 を主催するRe.road株式会社さんを取材させて頂きました!昨年9月より開始した高校生限定のeスポーツ大会ということでゲーマーゲーマーとしても注目しています!

今週末2月21日(日)には『パズドラ』での大会を予定しており、今回はその見どころについてもうかがってみました!

GROWZ運営主催 Re.road株式会社 代表取締役 金井氏

◇高校生に人間的な部分で成長をしてもらいたい

―—本日はよろしくお願いします!早速ですが、『GROWZ』という大会について教えてください!

「まず『GROWZ』という言葉なのですが、GROWが英語で成長という意味で、ZというのがZ世代・若い人たちを指す言葉です。それらを合わせて『GROWZ』なんです。正式名称は『e-sports SHINSHU GROWZ』で信州から全国の高校生に向けて、eスポーツの活躍できる場を提供したいという思いがあります。

目的の1つとして、eスポーツを頑張っている高校生を応援するというものがあります。また、eスポーツをやっている高校生に人間的な部分で成長をしてもらいたいと思っています。」

―—対象を高校生にした理由は何かあるのでしょうか?

「きっかけは地元の高校生たちと一緒に街づくりをしようと動いたことですね。高校生は未来に可能性がある世代ですので、今後日本や世界の構図を作っていく人たちの後押しをしたいと思い高校生を対象にしました。」

◇「何が起こらないのかが分からない。むしろ何が起こるのか楽しみ」というパズドラ大会

―—今回『パズドラ』を競技タイトルに選んだ理由を教えてください。

「まず、タイトル選定基準として高校生に人気のものを選んでいます。スマートフォンで高校生の人気のタイトルといえば『パズドラ』。『パズドラ』のeスポーツということで『パズドラバトル』での大会実施も検討したのですが、ガンホー様とも相談させて頂いたところ、丁度9周年のタイミングの『パズドラ』とコラボして大会をやってみようという話になりました。」

―—今回の大会の特徴的なところとして、使用キャラクター、パーティー編成に制限がないということが挙げられると思いますが、これはどういった経緯でこのようになったのでしょうか?

「『パズドラ』は『パズドラバトル』に比べて編成の自由度が高いんですね。今回大会で使用するステージはプレイ時間が少し長めになりますので、出場者の皆さんに自由に得意なパーティーで挑んで頂きたいと思いました。『パズドラ』には強すぎるキャラクターもいないので、自由にしても公平性が保たれると考えています。

『GROWZ』は初心者の方が初めてでも出られるような大会にしたいと考えています。強い人が集まってしまうと出るのをためらってしまう人もいると思うので、eスポーツ大会に出たことないけど『GROWZ』なら高校生だけで気軽に出られそうと思っていただくことを大切にしています。この大会をきっかけに大きな大会出場へ繋げてもらいたいというのもあります。それもあり大会のルールやレギュレーションには自由度を持たせています。」

―—『パズドラ』の大会というのは珍しいですよね。

「『パズドラバトル』の大会はあるんですけど『パズドラ』の大会というのはあまり開催されたことがなくほぼ初めての試みなんです。それなので自分たちも配信するのにちょっとドキドキしています。」

―—『パズドラ』には長く遊んでいるプレイヤーも多いでしょうし、嬉しいという人も多そうです!

「見ている人にも楽しんでもらえるような演出もしたいと思っています。そのためにゲスト様も呼んだりしています。」

―—『パズドラ』大会はほとんど前例がないということですが、高校生たちの戦いの中で予想されることなどはありますか?

「分からない、というのが正直な解答です。『パズドラバトル』は特定のパーティーが強いとかありますが『パズドラ』には何千というキャラがいて、そこから6体を選ぶことになるので、何が起こらないのかが分からない。むしろ何が起こるのか楽しみですね。」

―—ちなみに、現在エントリーされている選手の中に注目している選手はいますか?

「国体の千葉県代表に惜しくも届かなかったという人がいますね。」

―—おお!それは気になりますね!当日は注目して観戦してみます!

◇大会から友情が芽生えることも

―—強豪プレイヤーも参加するということで『GROWZ』からや有名プレイヤーが生まれることも期待してしまいますね!

「高校生は次のeスポーツプレイヤー、プロの卵だと思っています。ゲストのプロプレイヤーからも「この子は将来性があるね」と言われる人もいます。実際にプロと契約したりしてテレビで活躍している人もいるので、非常に面白いと思っています。」

―—それは凄いですね!

「高校生限定の大会だと、自分が同じ世代の中でどれくらいの強さなのかというのが計れるんだと思います。大人もいる大会だと20代・30代の人も多く、自分の能力がどれくらいなのかが正確に分からないですが、高校生レベルだといけるんだなというのが分かります。逆にまだまだ未熟だったなと思うことがあればもっと練習しようと思ってもらえるし、よりライバル意識をより強く持ってもらえるのかなと思っていますね。」

―—確かに!無差別の大会だと上手くても目立たず埋もれてしまうこともありますね。

「楽しくやっていただくことが一番大事なんですけどね!」

―—楽しむことでコミュニケーションも生まれて、『GROWZ』さんの目指している高校生の人間的な成長に繋がるということですね。

「『GROWZ』ではチームプレイのタイトルでも1人での参加も受け付けていて、マッチングさせるというやり方もしています。全国の近所に出てくる人達とマッチングして、練習してもらって大会に挑んでもらってます。その場を通じて友情が芽生えたりもするんです。

―—当日ではなく事前にチームを組んでもらっているというのが特徴的ですね!

「チーム戦の場合はエントリー締め切りを早くして、締め切り後マッチングさせて同じディスコードチャンネルに参加してもらうようにしています。そうすると、知らない人同士でやるんだけど友情が芽生えてくるんですね。大人ではなく同じ高校生ということで安心してもらえているのかなと思います。実際に出てくれた人は非常に面白いと感じてくれているようなので、もっとたくさんの人に出てもらいたいですね」

◇『GROWZ』の中の人たち

―—『GROWZ』を運営する皆さんについても教えてください。皆さん自身はゲームをプレイされているんですか?

「『ぷよぷよ』で国体の長野県代表に2年連続で選ばれてる者がいます。そのほかにも『ウイイレ』が得意なプレイヤーもいます。」

―—他の大会の配信に携わっていた方もいらっしゃるのでしょうか?

「毎回ぶっつけでやってます(笑)。ときどき県内のそのタイトルに詳しい人とコンタクトを飛んでサポートしてもらうことはありますが、自分たちは毎回新鮮な気持ちでやっています。」

―—毎回がチャレンジということですね!eスポーツに関しては地域によって温度差があるのが現状ですが、、長野県の感触はどうでしょうか?

「長野全体としてはeスポーツの認知は遅い方だと思っています。ただ、長野といっても広く、弊社のある松本は色々なことにアグレッシブに挑戦していく地域で、県内の中でも温度差があると感じています。」

―—まだまだこれからという感じなんですね!

「やりがいがありますね!」

―—『GROWZ』といえば大会を開催するにあたってIPホルダー様からしっかり許諾を取っているのも印象的です。

「人のものを使って大会をやっているので、しっかりと許諾を取ってIPホルダー様とも仲良くやりたいと思っています。そういうこともあり色々なアドバイスももらえたりするので良かったなと思っています。実際ゲスト様がIPホルダー様からお仕事をもらったりとか、相乗効果も生まれてくるのかなと思っています。そういったところからも、ゲームタイトルごとのファンだけでなく『GROWZ』という大会のファンが増えてくれれば良いなと思っています。」

―—大会上位者には賞品などあるのでしょうか?

「現在はQuoカードと特製Tシャツをプレゼントしています。今後スポンサー様が付いてきたら選手の方に還元していきたいと思っています。」

―—それは嬉しいですね!

◇GROWZのこれから「地域を巻き込んだイベントに」

―—今まで開催してきた大会の中で印象に残っている大会はありますか?

「すべての大会が初めて扱うものなので思い入れはありますが、先日の『APEX LEGENDS』の大会はスポンサーがついてくださって、自分たちもeスポーツ大会や環境のことを考えるきっかけになったかなと思います。

結局のところ、eスポーツは電気がないとできないものですよね。その電気として『信州Greenでんき』という、信州の綺麗な水から作られた電力を使って大会をやったんですね。この大会は環境に良い、地球に良い大会だと謳いまして、高校生や見ている方にも電気の使い方を考え直すきっかけになってくれたのかなと。そういう社会的なメッセージを出せたのが良かったと思っています。」

―—大会自体にメッセージ性があるんですね!

「全国的にも社会的な部分に切り込んでeスポーツをやっているところはあまりないのではないかと思っています。」

―—今までの大会で特に高校生に人気だったタイトルはありますか?

「『ウイイレ』は人気でしたね。『モンスト』『シャドウバース』も結構早く参加者が集まりました。」

―—今後扱うタイトルの候補はありますか?

「『GROWZ』はシーズン制になっていまして、サッカーでいう春・秋シーズンみたいな感じでやっています。1stシーズンが昨年9月に始まり『シャドウバース』『ウイイレ』『モンスト』『CoDモバイル』『Apex Legends』『パズドラ』、3月から2ndシーズンとして同じタイトルをやる予定です。9月からの1stシーズンは主に1,2年生で主に出てもらいたい、2ndシーズンはまた新1年生が入ってやってもらいたい、という狙いもあります。

さらに1stシーズン、2ndシーズンの強い人たちでファイナルステージのようなものもやりたいと思っています。そこで本当のチャンピオンを決めるみたいな。そのときにはオフラインとオンラインのハイブリッドなイベントもできればと。やはりeスポーツイベントはオフラインでやる方が楽しいと思うんです。今はコロナでなかなかできないですけど、過去には300人以上が集まるイベントを開催したこともあります。

eスポーツは規模の大中小を問わずネットだけ繋がっていればどこでもできるという強みがあります。私たちはフットワークも軽いので、全国に大会をやりたいという人がいればそこでやりたいというのもあります。」

―—高校生は遠征費用に悩む人が多いので嬉しいと思います!ちなみに、3rdシーズンからも同じゲームを採用する予定でしょうか?

「ゲームもアップデートがありますし、人気も変わってくるので状況を見ながら変えるところは変えるという風に考えています。」

―—最後に、今後の『GROWZ』の展望を教えてください!

「地域とか、eスポーツとは関係のないところにいる人も巻き込んで大会をしていきたいと考えています。たとえば、eスポーツ大会の配信画面や対戦表をeスポーツをやっていない高校生や地域の人に作ってもらいたいと考えています。ゆくゆくは大会の配信や実況・解説も高校生にやってもらうことも想定しています。」

―プレイヤーにとどまらず様々な人たちまで波及した楽しいイベントになりそうですね!本日はありがとうございました!


とういことで『GROWZ』さんへの直撃取材でした!単なるeスポーツの大会イベントにはとどまらない構想が随所に感じられました!

今週末には『パズドラ』大会も予定していますので、高校生の『パズドラ』プレイヤーの方はぜひご参加してくださいね!エントリーの締め切りが迫っているので興味のある方はお早めに!

大会情報

概要

名 称 :e-sports SHINSHU GROWZ 2020-21 season1 6th パズドラ
開催日 :2021年2月21日(日)
時 間 :13時30分~(配信開始15:00~)
場 所 :オンライン
参加費 :無料
対 象 :全国の高校生参加人数 :最大64名まで
配信・放送:Youtube Re.roadチャンネルにて行います

大会形式~レギュレーション~

⚫個人戦タイムアタックバトル
⚫予選は指定ステージでタイムアタックを行い上位16名が準々決勝進出
⚫準々決勝以降は4人同時に指定ステージでタイムアタックを行い、上位2名が勝ち抜きのトーナメント形式
⚫決勝戦は最も速く指定ステージをクリアしたプレイヤーの勝利
⚫使用ステージは以下の通りとします。
[予選、準々決勝]:極限の闘技場【ノーコン】双極の女神2
[準決勝]:極限の闘技場【ノーコン】双極の女神3
[決勝]:極限の闘技場【ノーコン】運命の三針
⚫全てのキャラクターの使用を認めます。
⚫試合毎のチーム変更を認めます。
⚫挑戦中にゲームオーバーとなってしまった場合も、試合続行中であればステージ最初からの復帰を認めます。
ただし「諦める」ボタンを使用した意図的なリスタートは認めません。

スペシャルゲスト・解説

スー☆(neeer所属)
YoutubeTwitter

実況

菅野 直道(予定)
TSBテレビ信州アナウンサー

『e-sports SHINSHU GROWZ(グロウズ)』公式HP

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