【スペシャル対談】高校生LoLの頂点「KDG N1 井上瑞貴(marimo選手)」×「Yuki飯食べ隊 大村 尚(Funahwi選手)」
その激闘がまだ記憶に新しい「第2回全国高校eスポーツ選手権」☆大会のLoL部門決勝で優勝を争ったN高「KDG N1」リーダーの井上瑞貴(marimo)くん(高2)と、クラーク高校秋葉原ITキャンパス「Yuki飯食べ隊」リーダーの大村 尚(Funahwi)くん(高2)による対談企画が、クラーク高校秋葉原ITキャンパスにて実現しました…!!
LoL日本代表にも選出された、皆さんご存知の超頭脳派プレイヤー井上瑞貴(以下、まりも)クン☆そして所属チームのプロコーチが太鼓判を押す超高校級プレイヤー大村 尚クンによるスペシャル対談では、大会決勝戦での舞台裏、そして試合中に両チームが何を想い何を感じていたのか…など「ゲーマーゲーマー」独占公開となる内容をお届けしてまいります☆(取材日:2020.1.27)
■ #1/5 【大会の舞台裏】試合前からプレッシャーの掛け合い?
ーー2人が会ったのは12月のeスポーツ選手権が初めてだったそうですね。決勝大会前日は大会用VTRや写真素材の撮影もあったと思いますが、そこが初顔合わせですか?
大村「顔合わせたと言うか…見たくらいですね。時間がバラバラだったので。」
まりも「チームごとに呼ばれてましたね。当日は作戦会議が忙しくて。控室の外に出て他の選手と話す余裕があまりない状況でした。」
ーー大村くんからみる『KDG N1』というチームはどんな印象でしたか?
大村「いやもう…(控室に)入ってきたとき凄く余裕そうに見えたので、慣れてるなというか…焦りました(笑)。自分たちは会話もほとんど無かったのでプレッシャーかけられましたね。」
まりも「(笑)いえ全然!そんなことないですよ!前の第1回eスポーツ選手権のときなんか、最初の頃はみんな本当に無言でしたし。」
ーーまりもくん、「Yuki飯食べ隊」の印象はどうでしたか?
まりも「以前Sesamiさん(クラーク高校コーチ)と会ったことがあったんです。去年第1回大会の時に『今自分が生徒に色々教えてるから、来年は戦うことになったらよろしくね』って。去年から圧をかけられていて、ビクビクしてました(笑)。」
大村「それ聞きましたね。『ちょっとだけ圧かけてきた』って言ってました(笑)。」
まりも「そうなんですよ!第1回の決勝で負けた直後で、全員放心してる時に(笑)。」
実は取材の直前、まりもくんはチームメンバーと一緒に別のメディア取材で集合していたんですね。ゲーマーゲーマーのスペシャル対談企画の情報を聞いて是非行きたい!と他メンバーも一緒にクラーク高校秋葉原ITキャンパスへ集まってきたんです。取材日は関東で雪の予報が出るほど寒い気温でしたが、実に賑やかな雰囲気で終始しました。
■ #2/5 【大会の舞台裏】初めてのヘアメイク撮影なのに…
ーーまりもくんは何回か経験していると思いますが、撮影用にメイクとかヘアセットもするんですよね。大村くんは今回初めて体験していかがでしたか?
大村「実は髪が短くて一回もセットしてもらえなかったんですよ。1人だけちょっと悲しい気持ちになりました。あれ?俺(ヘアセット)ないんですか?って(笑)。」
一同「(笑)!」
まりも「僕はここ(前髪付近)につむじがあるらしくて、去年も今年も同じメイクさんが苦しんでました(笑)。」
■ #3/5 大会前のスクリムではボコボコにやられました
ーー「KDG N1」と「Yuki飯」で試合前にスクリム(練習試合)はしたんですか?
まりも「2回ありますね。」
大村「その時はボコボコにされて、頂点の位置が見えたな…って。あそこまでみんなであと1、2ヶ月で頑張るか、ってなりました。」
まりも「予選の前とかでしたよね。」
大村「そう。予選が近くて、そこでメンタルが少しやられたんですけど(笑)。でも一番上が見えたなと。そのレベルまで目指せばいけるなって話してました。」
まりも「予選が終わった時に『クラークが強い!』って周りが凄い言ってたから、前のスクリムの時からめちゃくちゃ成長したのかなと思って常にビクビクしてました。」
■ #4/5 決勝試合を振り返って
ーー決勝大会を振り返って、お互いのチームをどう見ましたか?
まりも「準決勝が一番印象的でしたね。エリスとレネクトンとかって…MIDのコントロールの仕方がエグいなって思って。」
大村「あの試合は相手(豊工LoL組)のMIDが強かったんで。そこを潰そうとしてましたね。」
まりも「あの潰し方やば…!って思って。チームのメンバーが俺の弁当奪って食べてた時に(笑)。」(※「違うって!そんなことない!」とN高vandolpくんのヤジが入る)
大村「やっぱそういうところ余裕もってたんだ…!くやしい!俺らはビクビクしながらもう次の試合どうしようって、誰も飯食えなかったんですよ。」
一同「(笑)!」
まりも「俺も俺も(笑)!レッドブルとかウィダーインゼリーとか飲んでましたよ。緊張してご飯食べる気分じゃなかったんで!」
大村「悔しいな~!次は飯食います!(笑)。」
■ #5/5 次にお互いが相まみえる可能性のある大会は?
まりも「ステージゼロには出ます?」
大村「出ますね。」
ーーなるほど!ステージゼロで勝ち進んで行ければまた再戦が見れるかもしれないんですね。やはり大村くんは打倒「KDG N1」ですか?
大村「そうですね、リベンジ。打倒N高さんですね。ダークホースが出てこない限り。」
ーーまりもくんどうですか、追われる立場で。
まりも「いやもう不安です(笑)!次は負けるんじゃないかって。」
大村「コーチにいつも言われるんです。あっち(N高)は全国獲ってて、うちはチャレンジャーで失うものは無いからって。相手は多分プレッシャー凄いじゃないかなって話してましたね。」
まりも「胃が痛いんですよね(笑)。本当いつ負けるんだろうって思いながらやってます。」
ーー最後に、こうして直接話してみて、お互いをどう思いますか?
大村「見たときから『こいつ良いやつだな』みたいな。絶対優しいやつだな、みたいな印象はありました。」
一同「(笑)!」
まりも「いや俺先輩だと思ってたんですよ(笑)!硬そうな人だなって。さっき話し聞いてて、面白い人だなってなりました。良いやつ感があるけど、真面目でちゃんとしてそうな印象です。」
ーーお2人とも本日はありがとうございました!
トーク中、まりもクンも言っていましたが2人は同じ高校2年生と同級生なんですよね。対談後も、試合やスクリムについてなど気になったことの質問が飛び交い教室で大盛り上がりしていました!!
一見大柄で年上に見える大村クンですが、対談を通じて感じたのは実にセンシティブな側面も併せ持っていて、トークの途中に垣間見える真剣な表情に思わず固唾を飲んでしまうほどの迫力というか闘志のようなものを感じました。大人のプロコーチ陣が一目置く理由がプレイ以外でも感じられた貴重な取材だったかなと。対するまりもクンは人あたりもよく、謙遜もするし大人顔負けな礼儀正しい高校生なんですが、なんにせよ第2回全国大会の優勝校のリーダー。やはりそこは”策士なくして勝利なし”LoLチーム「KDG N1」からも全幅の信頼が寄せられる確かな”理由”があるんですよね。
対照的な2人の高校生LoLトップ対談となったんですが、このライバルストーリーは続きます☆今年の夏に開催予定の「STAGE:0」で両校順当に勝ち進めば、リマッチ戦が組まれる可能性が高いんです。皆さんお察しの通り間違いなく今年の最注目プレイヤーな2人♪俄然注目な「N高/KDG N1」と「クラーク国際高校 秋葉原ITキャンパス/Yuki飯食べ隊」!2020年もその動向をお届けして参りたいと思います!
最後までご一読ありがとうございました☆
最後に取材場所を提供してくださったクラーク高校様、ありがとうございました!!