【後編】専任コーチが常駐する「正則学園高等学校/eスポーツ同好会」☆成績1位!生徒会副会長の意外な一面とは!?
っというわけで☆前回はある意味強烈なキャラクターぶりを発揮した渡辺部長と、その特徴的な校則とルールが強烈なインパクトを残した【前編】だったわけですが…。はい!今回の【後編】も負けず劣らずの個性豊かな面々が登場です♪
イケメンヴォイスと学年成績1位、さらには生徒会副会長という肩書を併せ持つ天から二物も三物をも与えられながらもアイドルを追っかける逸話…。さらには昭和の香り漂う名前のいぶし銀部員の登場に、現代eスポーツ部ではまだまだ珍しい専任常駐コーチの登場などなど、今回もまた最後まで飽きることなくお届けしていきたいと思います☆それでは早速ご覧ください…!!
【後編】草野透くん、百瀬隼太くん、齋藤吟治くん(以下、吟治くん)、木村祥悟くん/※草野くん、百瀬くん、木村くんの3名がスタメン
■ モンスト、クラロワ、あと坂道グループが流行ってます
——いま流行ってるものを教えてもらえませんか?
「(草野くんを見ながら)モンスト?モンストじゃない?」
「時代遅れのモンストでしょ(笑)。」
——なんですって?(モンストは高校生にとって時代遅れなのだろうか…)今ここにいる皆もやってるんですか?
「いや、やってないです(笑)。」
「僕はやってないですけど、クラスでは常時叫び声が聞こえます(笑)。教室でゲームをやってるんじゃなくて、前日家で連絡取り合ってた会話の延長でガチャの話をしてて。『お前昨日さ、なんでモーセひいたの!?』みたいな。引いたキャラの名前が出た途端ブワーッ!と盛り上がってる感じです。僕らは一切やってませんけど(笑)。」
——な、なるほど(笑)。学校ではスマホの電源OFFという校則があるそうですし、ガチャで引いた強キャラが話題になるって微笑ましいですね。また木村くんのクラスはクラロワが流行ってるということなので、やっぱりスマホゲームがアツいのかなぁ。
「あと坂道グループのアイドルですね(`∀´) 」
——…んん(笑)!? アイドルの坂道グループですか。百瀬くんちょっと教えてください。
「乃木坂46と、欅坂46と、日向坂46…」
「それ、個人的にファンなだけだろう(笑)。」
「でも8人くらいファンがいるんですよ~!この部活では多分僕だけ好きなんですけど、学年でも流行ってるんです。イベントとかもめっちゃ行きます(笑)。」
——百瀬くんはアイドルイベントも参戦してるんですね!成績1位かつ副会長のイメージから一転して意外というか、かなりアクティブですね~。
■ 意図せず対戦校の話に…
——百瀬くん以外の3人は普段あまり外出していないとか。家ではどんなことしてますか?
「プロチームの動画観たり。赤バフさんの動画も観たりします。」
——…岡山共生高校の赤バフくんの動画のことでしょうか?大会の初戦相手ですよね。部長の渡辺くん達にも聞いたんですが、抽選結果を知ってどんな感想でした?
「渋い顔してました。」
「むしろ触れないようにしてました。」
「もうみんな暗かった。やべ~よ~って。」
「もう意気消沈というか…(苦笑)。何十もあるグループの中で選んじゃったんだ…って感じでした。」
「僕なんてステージゼロ見に行ってたんです。生で赤バフくんが対戦してるとこ見ていたので、余計、あいつか~、、あいつかよ~!みたいな。」
——わぁーみんなのテンションがおかしくなってきた(笑)。皆赤バフくんをかなり意識してるんですね。百瀬くんは8月に行われた、ステージゼロの観覧に行ったんですか?知り合いが出場してたとか?
「実はそのステージゼロで日向坂46が…(笑)。あと22/7(ナナブンノニジュウニ)も。」
——あぁ!たしかに出演してました~!!アイドル目当てだったか~!!オチをありがとうございます(笑)。
■ 親には「ただゲームしてるだけじゃん」と言われて
——みんなから見て、世間的にはまだまだeスポーツって認められてないんじゃないか、というのは感じますか?
「そうですね~。ゲームじゃんって言う声も結構ある!」
「スポーツをやってる方からしたら、『いや、画面見てマウス動かしてキーボード叩いてるだけじゃん』って思われがちなので。」
——なるほど。実際にそれを直に言われたことはありますか?
「親にはめちゃめちゃ言われる(笑)。ただゲームしてるだけじゃんみたいな感じで。説明するのが難しいので、とりあえず(ゲームを)やってほしいですね。体験してもらわないと分からない部分もあると思う。」
「ゲームって難しい。頭使って、手使って、体をフル回転させてやるゲームじゃないですか。」
——たしかに実際にどれだけ難しいゲームで、体力や精神を消耗するものなのか、プレイしてみないと分からないというのはありますよね~(ふむふむ)。皆さん最後に、顧問の先生に加えてコーチがついているeスポーツ部ってまだまだ珍しい環境だと思うんですが、コーチに学んでいて良かったことを教えて下さい。
「顧問の須藤先生はゲームの情報など色々キャッチして僕たちのサポートをしてくれています。コーチ(齋藤さん)はご自身でゲームをプレイしている上で僕らに色々言ってくれるので説得力があって、知識量が多いので学ぶことが多いです。」
——eスポーツ経験者の方の多角的なアドバイスはとても参考になりそうです。皆さん今日はお話ありがとうございました!
■「eスポーツ歴8年のFPSプレイヤー」コーチの齋藤さんに聞いてみた
——齋藤さんはeスポーツ同好会立ち上げと同時にコーチとして常駐されているとのことですが、どのように生徒さんと向き合っていらっしゃるんですか!?
齋藤コーチ「自分も専門でコーチ業やってるわけではないんです。たまたまeスポーツっていうのを結構長く自分自身でもやっていたので、技術的なことは生徒と一緒に学んでいくような形で、自分はプロシーンとかを見て勉強しています。」
——コーチとして、部活動では具体的にどういうことをされているんですか?
齋藤コーチ「まずゲームやってる側って、なかなか全体像が見えていなかったりするんです。プレイしている後ろで立ってみてると子供たちって見えてるものが全部違うので、『プロはこうやってるよ』とか『こういうことを意識してみて』と言葉にして伝えています。自分で何に気を付けてやったらいいのか、なんでここ失敗しちゃったのかとか。そういうのを”観る”という形でフィードバックしてます。」
——高校生の吸収力って先生から見てどうですか!?
齋藤コーチ「すごいですねやっぱり。自分たちがやりたいって思って入ってきてるのもあって、結構積極的に活動してくれているし、素直に言うことも聞くので。『こうしたらいいよ』って一戦ごとに口を出したことに関しては、次の試合では意識しようって生徒達も考えてよく喋るんです。一人でもそうやって動きを意識してる子がいればみんなに伝播していくんです。」
——まだまだこのチームは強くなりそうですね~…。斎藤コーチお話ありがとうございました!
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最後までご一読いただきありがとうございました…!!