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現役N高生&N高OB・OGが結集した最強チーム!?『U19 eスポーツ選手権』優勝チーム「スターダスト田村」オンライン取材!

さて今回私たちが取材を行ったのは、「U19 eスポーツ選手権」で優勝を果たした「スターダスト田村」です。同大会は19歳以下の選手のみが出場できる大会で、なおかつチームメンバーを自由に編成することができる珍しい大会なのです!

また同チームは現役N高生から元N高生、前回大会優勝者などが集まった最強チームとのこと!一体どんなメンバーが集まっているのか気になりますね~。そこで今回は彼らにオンライン取材を敢行し、チームのことや大会について色々聞いちゃいました!それではお写真と共に取材内容をお届けします☆(取材日:2021年11月24日)

〇「スターダスト田村」メンバー

・Shakespeare 選手 N高等学校(以下、N高)「KDG N1」OG
・rre 選手 現役N高生 「N1」所属
・vann 選手 N高「KDG N1」OB
・calamity 選手 N高「Team No Plan」OB
・もんちゅんい 選手
・Shinoa 選手

〇最強の混合チームが誕生したキッカケとは?

――本日はよろしくお願いします!「スターダスト田村」はN高生を中心としたチームですが、もんちゅんい選手とShinoa選手はどういった経緯で加入したのでしょうか?
「私はShakespeare選手に誘われました。彼女とは元から仲が良く、チームのメンバーも強かったので出場を決意しました(笑)。」
「僕はrreくんに誘われました。」
――Shinoa選手とrre選手はどういった仲なのですか?
「ShinoaさんとはLoLを一緒にプレイする仲です。この大会に出場するメンバーをSNSで集めていた時にShinoaさんやvannくんを呼んでみたんです。」
「U19の話が出たときはrreくんと出場しようと考えていて、rreくんが残りのメンバーを集めてくれたって感じです。calamityに関しては同じV3 Esports(以下、V3)のユースに所属している縁から誘ってみました。」
――なるほど!その後にrre選手が集めたメンバーとShakespeare選手&もんちゅい選手が合流してチームが出来たって感じなのですね。
「…なんですかね?」
「そんな感じだったような…?」
――もしかしてチームが結成したのって結構前だったりします?
「応募締め切りの直前だったような……。」
「締切日の2日前くらいに6人集めましたね。」

〇calamity選手の意外な弱点

――これまでにチームメンバーとは面識があったのですか?
「ほとんどがお互いに知り合いですが、Shinoaさんは初めてお会いしましたね。」
「vannさんとは知り合ってから、一緒にゲームを遊ぶようになりました。」
――なるほど、ちなみに皆さんは実際に大会で顔を合わせてみてどうでしたか?
「修学旅行みたいで楽しかったです。」
「いい人ばかりで楽しかったですね。」
「でも朝のcalamityは怖かったよね(笑)。」
――えぇ、一体どういうことですか?
「calamity は朝が弱いんですよ(笑)。」
「大会前日はみんなでホテルに泊まっていたんです。そして翌日にみんなでcalamityくんを起こしにいったとき、ドアをドンッ!てやってきたのは驚いたね。」
「あの時は起きていたんだけどね。」

〇チーム練習はほとんどしない!?

――では次は大会についても聞いていきたいと思います。皆さんは大会に向けて練習はどれくらい行いましたか?
「チームではあんまりしてないよね。」
「最初の頃はスクリムなどをしていましたが、大会に近づくにつれて個人練習の方が多かったですね。」
――チーム練習をたくさん行うというよりは、個人のスキルを磨いていたのですね。
「スクリムの練習自体はあればあるほど良いのですが、全員がもう初心者ではないので、ある程度は合わせられるんです。そのためスクリムを行う必要性は感じませんでしたね。まぁ時間が取れない人もいたのですが。」
「アマチュアの大会って人の意見に囚われないで、自分のプレイを徹底した方が上手くいくと考えています。スクリムに関しては顔合わせやチームの雰囲気が分かればいいのかなと思います。」
――全員動きは合わせられるからこそ、個人の技量をのばしていった方がかえって強くなるのですね。
「チーム練習もあまりにしすぎるとギスギスしてしまうので、適度に行うことがベストですね。」
――今回は自由編成のチームとなっていますが、普段自分が所属しているチームとの違いは感じたりしましたか?
「どちらが悪いというわけではないのですが、LoLのプレイヤーには黙々と味方に合わせる人と、自分から積極的に動く人の2種類がいるんです。N1は5人全員が積極的に動くチームなのですが、このチームはみんなが合わせてくれるメンバーが多く、そこに違いを感じました。」

〇rre選手が大事なあるモノを忘れて大ピンチ!

――今回の決勝戦はオフラインでの開催でしたが、何か印象に残った出来事はありましたか?
「大会が終わってから気づいたのですが、大会を観てくれた人たちから名前が変だと指摘されたんです。大会時もログインできなくて違和感があったのですが、よく見てみたら登録名が違う名前になっていたんです。」
――一体どういうことですか?
「原因は私ですね。大会当日までShinoaくんのことを”Shiona“とか”Shiora”だと勘違いしていて(笑)。そして勘違いし続けた結果、登録名を間違えてしまいました。」
――名前の覚え間違いは怖いですね……。
「僕はrreくんが忘れ物をしたことが印象に残っていますね。」
――何を忘れたのですか?
「rreくんが当日に無線マウスのUSBレシーバーを忘れてしまったんです。そのときは運よく僕が有線ケーブルをもっていたのでなんとかなりましたね。」
「あとはキーボードのケーブルも忘れちゃって(笑)。なんとか会場のキーボードを借りることができました。」
――rre選手は意外とおっちょこちょいですね(笑)。

〇MIP賞獲得の裏側

――オフライン大会は久しぶりな方も多いと思いますが、決勝戦は緊張しませんでしたか?
「オフライン大会は本当に久しぶりでしたが、やっぱり楽しいですね!」
「僕も久しぶりで、特に入場の時は結構恥ずかしかったです(笑)。」
「確かに入場は緊張するよね。あと入場の時はチーム名を呼ばれることが多いのですが、今回のチーム名がアレなので思わずにやけちゃいました(笑)。」
――あんなにカッコイイ入場の裏で皆さん笑いをこらえていたのですね(笑)。では決勝で相手だったOTPと戦ってみてどうでしたか?
「対戦相手も『スカウティング・グラウンズ』や公式大会での経験がある方々だったので、緊張も感じないし腰が引けていなかったです。こっちがガツガツ出ることで相手も退くかなと思ったのですが、そんなことも気にせずしっかりとやり返してきて、なかなか楽しい試合でした。」
――なかなか手ごわい相手だったのですね。ちなみに試合終了時にはrre選手がMIP賞(※)を受賞されていましたね。獲得してみてどうですか?
「MIP賞は欲しいよねという話はみんなでしていて、まさか自分が取れるとはおもいませんでした。2試合終えたあとは、絶対にvannくんが選ばれる!ってみんなで話していたんですよ。」

※MIP賞・・・「U19 eスポーツ選手権」の決勝戦にて、それぞれのチームで最も活躍したプレイヤーに贈られる賞。この賞を受賞したプレイヤーはゲーミングモニターが授与された。

――確かにrre選手はもちろん、vann選手もすごい活躍をされていましたね!
「rreくんが『おつかれ、MIPはvannくんだと思うよ!』と言ってくれましたが、自分でもそう思っていました(笑)。それで閉会式のときは自信満々に行ったのですが、そこでrreくんが選ばれたときは驚いちゃいました。」
――他の方は誰がMIP賞になると思っていましたか?
「俺もvannくんがなると思っていました。」
「確かにvannくんはめちゃくちゃ活躍していたけど、シンドラのQEの方が映えるよね。」

〇優勝しても1人だけ喜んでいなかった理由

――Shakespeare選手は普段のロールであるSUPPORTとは打って変わってADCを担当されていましたね。今回はなぜ担当を変えたのですか?
「アカデミーリーグを終えてみて、自分がSUPPORTを上達するには他のロールのことも理解しないといけないと感じていました。そして今大会がいい機会だと思ったので、ADCがどういったプレッシャーを感じているかの体験も兼ねて、今回は変えてみましたね。」
――実際にADCを体験してみてどうでしたか?
「ADCやMIDは操作が細かくて、これを緊張した中で行える度胸がすごいなと感じました。本当に肝がすわってないとできないロールですね。」
――今大会で学べたことが大きかったのですね。あと少し気になったのですが今回は6人で出場していましたね。途中で第1試合と第2試合でcalamity選手とShinoa選手が交代していましたが、あれにはどういった意図があったのですか?
「2人のロールはJGで被っていたんです。せっかくのオフライン決勝なのでみんなで出場しようということになりました。」
「あとは1試合目と2試合目でメンバーを変更すれば相手の対応も遅れるので、戦術面でも有利にはなりますね。」
――Shinoa選手は2試合目での出場となりましたが、緊張しましたか?
「めっちゃ緊張しました。1戦目もし負けていたら出るメンタルがなかったので、とにかく応援していました(笑)。」
「終わったあとも一人で反省していて、めちゃくちゃ緊張していたんだなと思いました。」
「みんな喜んでいたなか反省していたのである意味ストイックですよね。」

〇 気になる賞品の使い道は?

ーー皆さんは大会の賞品で旅行券をもらったと思いますが、何か使い道は決めているのですか?
「当日もみんなでそのことについて話したんです。 僕はみんなでどこかに行くのもいいけど、親にあげたりしてもいいかもねと提案しました。」
「インドア派なんで、親にあげようと思います。」
「僕も親にあげます。」
――皆さんとっても親孝行ですね~。
「自分はもんちゅんいと箱根に行きたいなと思っているんですけど……。」
「考えときます(笑)。」
「僕も自分で使いたいと思っています。行くとしたら北海道ですね。海鮮と寒いのが好きなので。」

〇ある意味大きな目標

ーー最後に、今後の目標 を教えてください!
「来季からV3のサブメンバーとして活動するのですが、サブになるとLoLのKRサーバーのアカウントをもらえるので、そっちのソロランクを死ぬ気で頑張ろうと思います。」
「私もKRアカウントが欲しいので、どこかチームに入れればいいなと思います。」
「V3ユースでサブになれていないので、サブになれるように頑張りたいです。」
「来年にはまたアカデミーリーグがあると思うので、それに向けてチャンピオンプールや理解度を伸ばしていきたいです。そして大会に出場したときに後悔しないくらいには努力を重ねていきたいと思っています。」
「目標は2つあります。1つは12月25日の『第4回全国高校eスポーツ選手権』の決勝大会で優勝することです。僕以外のメンバー全員が3年生なので、そこで勝って3年生には気持ちよく卒業してほしいです。もう1つはアカデミーリーグに出場することです。めっちゃ出場したいのですが、まだチームが見つかっていないので早くチームを見つけたいです。」
「悔いが残らないように生きていきたいと思います。」
一同「(笑)。」
ーー本日はありがとうございました!

さて今回の取材はいかがでしたでしょうか。普段は高校やプロチームを取材する機会が多いのですが、今回の「スターダスト田村」のような混合チームの取材もとっても面白かったですね。しかし混合チームとはいっても、チームの団結力は試合や取材を通してもヒシヒシと伝わってくるくらいでした!今後も機会があればこのチームで大会に出場してほしいですよね☆

今後もゲーマーゲーマーはeスポーツで活躍するプレイヤーを取材し続けます。次回もお楽しみに☆

記事内画像提供:N高等学校

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