《第1回》毛見誓也のコレでFPSが100倍楽しくなる!「Apex Legends」の見どころを解説!【連載全6回】

今やeスポーツはゲームの枠を超えて、日本の一大トレンドと化してきています。ゲームでの戦いに熱中し、感動し、楽しむ。このかつてない盛り上がりを見逃すのはあまりにももったいないと思います。

しかし、ゲームに縁のない方々には何がどういう風に盛り上がっているのか?何が楽しいのか、ぱっと見ではわからないのではないでしょうか。そのような方々のために本連載では、そんなeスポーツタイトルの見どころや面白さをより一層理解できるような情報を紹介していこうと思います。

記念すべき第一回は、今大流行中のバトロワFPSゲーム「Apex Legends」!

「Apex Legends」とは?

「ApexLegends(以下、Apex)」 は2019年2月4日にリリースされたバトロワFPS。PS4/XB1/Originにて基本プレイ無料で配信されています。開発元は巨大ロボが登場するFPS「タイタンフォール」シリーズで有名なRespawn Entertainmentです。そして最新作であるApexはこのタイタンフォールと世界観を共有しているということもあり、ゲーマーからの注目度は高い作品でした。しかし、タイタンフォールの世界観でありながら肝心のタイタンが登場しないと判明した途端、期待度が一気に下がってしまったという事件も。ネット上では「タイタン抜きのタイタンフォール」や「つまらなそう」という意見が多くみられ、前評判はあまりよくないゲームでした。

しかし、実際に蓋をあけてみれば、そこで待っていたのは新たなバトロワの形だったのです。魅力的なキャラクター、戦術性の高いゲームプレイ、快適なゲーム性、どれをとっても従来のバトロワと比較にならないくらいのクオリティ。さらに無料でプレイできるということもあり、配信開始から1か月で5000万人を突破するほどの大きなムーブメントを引き起こしました。現在はシーズン4が開催中で、今もなお勢いが衰えることのない大人気FPSに成長しています。


出典:Apex legends

ちなみに2019年9月に開催された「エレクトロニック・アーツ 新作タイトル SHOWCASE」では、Apexのアクティブユーザー数の5分の1以上が日本ユーザーだということが判明しています。確かに多くのゲーム実況者がApexをプレイしていたり、アップデートの内容が日本のTwitterトレンド入りすることから見ても多いのには頷けますね。

基本ルール・解説

ゲームルールは他のバトロワ同様、非常にシンプルなものとなっています。60人20部隊、すなわち20の3人一組チームが戦場に降り立ち、縮小する安全地帯へ移動しながら最後の1部隊になるまで戦うというもの。ここで注目してほしいのは、部隊編成が3人1組というところです。PUBGやフォートナイトといったバトロワタイトルでは、4人1組やソロなどもありますが、Apexでは期間限定イベントを除いて、基本編成が3人1組となっています。この部隊編成にすることで、他のバトロワにはないチームワークなどの戦術面が重要になってくるのです。

またApex独自の特徴として「レジェンド」と呼ばれるものがあります。このレジェンドはいわばゲームキャラクターのようなもので、それぞれが異なる能力を持っています。そして同作ではこのレジェンドをいかに有効活用できるかが勝敗を分かつといっても過言ではありません。観戦をする際も、このレジェンドのスキルを覚えておけばより楽しめること間違いなし。では現在追加されている12人のレジェンドたちを見ていきましょう!

◇ レイス

出典:Apex legends

戦術アビリティ:虚空へ
パッシブアビリティ:虚空からの声
アルティメットアビリティ:ディメンションリフト

レイスは最もアタッカーとしての能力が高いため、多くのプロプレイヤーに選ばれているレジェンド。一定時間ダメージを受けない戦術アビリティや、離れた2点を60秒間つなぐことのできるポータルを設置できるなどトリッキーな能力が特徴。

◇ ブラッドハウンド

出典:Apex legends

戦術アビリティ:全能の目
パッシブアビリティ:トラッカー
アルティメットアビリティ:ハンティングビースト

索敵に特化したレジェンド。付近の敵をスキャンしたり、敵の痕跡から居場所を割り当てるなど味方にいると心強い。

◇ ジブラルタル

出典:Apex legends

戦術アビリティ:プロテクトドーム
パッシブアビリティ:ガンシールド
アルティメットアビリティ:防衛爆撃

Apexにおいて、タンク的な役割を担えるのがジブラルタル。プロテクトドームで周囲の味方の安全を確保したり、敵に大打撃を与える防衛爆撃など攻守ともに優れている。

◇ ライフライン

出典:Apex legends

戦術アビリティ:D.O.Cヒールドローン
パッシブアビリティ:戦う衛生兵
アルティメットアビリティ:ケアパッケージ

味方を回復可能なヒールドローンやレアアイテムを呼び出すことのできるケアパッケージなど、サポート的な役割を持つレジェンド。

◇ パスファインダー

出典:Apex legends

戦術アビリティ:グラップリングフック
パッシブアビリティ:内部情報
アルティメットアビリティ:ジップラインガン

グラップリングフックやジップラインなど立体的な動きを得意とするレジェンド。また、マップ中に散りばめられている調査ビーコンを使うことでリングの動きを予測することができる。

◇ バンガロール

出典:Apex legends

戦術アビリティ:スモークランチャー
パッシブアビリティ:駆け足
アルティメットアビリティ:ローリングサンダー

煙幕を張ったり、銃撃戦中に移動速度が上がるなど、戦術的な動きができるレジェンド。アルティメットアビリティでは広範囲を攻撃して敵の足止めが可能。

◇ コースティック

出典:Apex legends

戦術アビリティ:Noxガストラップ
パッシブアビリティ:Noxビジョン
アルティメットアビリティ:Noxガスグレネード

毒ガス攻撃を得意とするレジェンド。自身はガスの効果を受けないため、戦闘中に有利な環境を作り出せる。

◇ ミラージュ

出典:Apex legends

戦術アビリティ:サイクアウト
パッシブアビリティ:アンコール!
アルティメットアビリティ:ファントム

デコイを使って敵を惑わせることのできるレジェンド。アルティメットアビリティでは、自身を透明化させたうえ大量のデコイを出現させて混乱を招くことができる。

◇ オクタン

出典:Apex legends

戦術アビリティ:興奮剤
パッシブアビリティ:高速修復
アルティメットアビリティ:ジャンプパッド

興奮剤を使った高速移動やジャンプパッドでのアクロバティックな動きができるレジェンド。また少しずつだが、体力を自動回復することができる。

◇ ワットソン

出典:Apex legends

戦術アビリティ:周辺セキュリティ
パッシブアビリティ:天才のひらめき
アルティメットアビリティ:インターセプターパイロン

電気フェンスを使って周囲を防衛拠点に早変わりさせることが可能なレジェンド。インターセプターパイロンは投擲物を無効化したり、シールドを回復させることができる。

◇ クリプト

出典:Apex legends

戦術アビリティ:スパイドローン
パッシブアビリティ:ニューロリンク
アルティメットアビリティ:ドローンEMP

ドローンを使った索敵が可能なレジェンド。周囲の敵やアイテムを表示させたりするほか、ドローンEMPでは敵をひるませることができる。

◇ レヴナント

出典:Apex legends

戦術アビリティ:サイレンス
パッシブアビリティ:ストーカー
アルティメットアビリティ:デストーテム

ステルス重視のレジェンド。敵のアビリティを無効化させたり、デストーテムを使った奇襲で相手の不意を衝くことができる。

現在はシーズン4まで開催されており、レジェンドの総数は12人。新シーズンと同時にレジェンドが1人追加される形となっています。今後のレジェンドの追加が待ち遠しいですね。

ゲームの見どころ

このゲーム最大の見どころは、3人1組チームとレジェンドを利用した幅広い戦術でしょう。観戦していて注目したいポイントは以下の通り。

・レジェンドの特性を生かした戦い
・ゲーム内での立ち回り
・リスポーンによる起死回生を狙ったところ
・最終ラウンド付近の戦い

◇ 注目ポイント①/レジェンドの特性を生かした戦い

Apexではレジェンドのアビリティを使うことで戦況を大きく変えることができるゲーム。そのため上手く使うことが生き残るカギとなります。アビリティはレジェンドによって全く異なるため、様々な戦いを見ることができるでしょう。

◇ 注目ポイント②/ゲーム内での立ち回り

バトロワゲームでは安全地帯が時間経過で徐々に狭まっていきます。そのためプレイヤーたちは常に移動を強いられます。ここで注目したいのはマップ内の立ち回り。ただ安全地帯の真ん中に移動するだけではなく、強ポジを取りに行ったり、あえて迂回していくなど、チームによる立ち回りの違いをよく見てみましょう。なぜそのような動きをするのかといった意図が掴めてくると、より一層試合を楽しむことができます。

◇ 注目ポイント③/リスポーンによる起死回生

Apexが他のバトロワゲームにはないものとして、リスポーンシステムというものがあります。これは試合中にキルされてしまったチームメイトを復活させることができるというものです。これによりチームメイトが欠けてしまっても、挽回のチャンスが与えられ、逆転劇につながる場合もあります。しかし、このリスポーンを使うには相手チームに発見されやすくなるという相応のリスクが存在するため、チームメイトを復活させるかどうかという場面は見どころの1つといえるでしょう。

◇ 注目ポイント④/最終エリアでの戦い

バトロワゲームの安全地帯は徐々に小さくなっていきます。特に終盤あたりは隠れる場所もないほど小さくなり、そこで繰り広げられる戦いはまさにクライマックスといっても過言ではありません。狭いエリアの中では少しのミスが敗北につながるため、プレイヤースキルの限界が一番発揮される場面なのです。特に最後の2部隊の戦いは見ているほうも心拍数が上がること間違いなし!

注目選手・プレイヤー

Apexの競技シーンにおいて、大活躍するプレイヤーをピックアップ!!

◇ Alelu -あれる-


出典:DETONATOR

プロゲーミングチーム DETONATORのApex部門のリーダーを務めています。彼の戦績は凄まじく、Apexの最高ランク帯プレデターを2シーズン最速で到達したり、世界ランキング1位に到達するなどの快挙を成し遂げました。また、3月21日に開催された「Apex Legends Global Series Online Tournament」では、チームメイトのLEIA選手とMukai選手とともに、グループ2予選を1位通過、決勝で2位になるなどまさに最強の名にふさわしい成績をたたき出しています。

◇ 渋谷ハル

出典:Twitter

2018年から活動を開始しているVtuber。PUBGやApexなどのバトロワゲームを得意とし、プロ顔負けの腕前で多くのファンを獲得しています。またApexでは、HandmadePositionというチームでApex Legends Global Series 日本予選へ出場。7位を勝ち取り、見事Apex Legends Global Series Majorへの出場権を獲得しました。

どんな大会が開催されている?

Apexは現在、Apex Legends Global Seriesが開催中です。PC版のプレイヤーたちが一堂に会すシリーズ制の公式大会で、賞金総額はなんと300万ドル以上!!
大会は複数のオンライントーナメントやメジャー大会を通して、1年間行われます。そして2021年の冬ごろには最終大会である第4回メジャー大会 – グローバルシリーズチャンピオンシップが開催予定となっています。

出典:Apex Legends

現在は第2回オンライントーナメントが終わったばかり。その後は第1回メジャー大会が開催予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で開催日は延期、新しい日程も未定となっています。しかし、4月4日と6日に開催予定の第4回オンライントーナメントは通常通り行われるとのことです。

今のところ、正式な大会はEA主催のApex Legends Global Seriesのみ。しかしEAの2020年度 第2四半期収支報告書では、全国のプレイヤー数が7000万人を突破したことを受け、今後はより競技方面に力を入れる方針を示しました。

その第一歩がApex Legends Global Seriesだったのですね。また、2021年9月ごろまでにはモバイル版のリリースも告知しています。これも含めて、Apexはこれからますます盛り上がるeスポーツタイトルの1つなのは間違いなし!!(第1/6回 完)

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