韓国から現れた最強のApexプレイヤー!REJECT 『Apex Legends』部門
さて今回私たちが取材したのはREJECT (リジェクト)の『Apex Legends』(以下、Apex)部門に所属するDogma選手、Minseong選手、JungHee選手です。彼らは韓国在住のプロプレイヤーで、韓国から活動をしているとのこと!
現在日本ではApexが爆発的な人気を誇っていますが、韓国に住む彼らからはどのように見えているのでしょうか?そして日本のeスポーツシーンをどのように捉えているのでしょうか?とても気になりますよね~。
また今回はゲーマーゲーマー初?!となる国際取材となっています!選手の皆さんから好きな食べ物や場所の写真をたくさんいただいたので、インタビューと一緒にご覧ください!
REJECT Apex Legendsチーム
左からJungHee選手、Dogma選手、Minseong選手
〇Apex武者修行をするために日本へ
――本日はよろしくお願いします!早速ですが、皆さん はなぜREJECTに加入したのですか?
「私たちはこれまで、たくさんのチームで活動をしてきました。そしていいチームを探し続けた結果、REJECTに出会えたんです。」
――韓国ではなく、日本のeスポーツチームに加入したのには何か理由があるのですか?
「韓国ではApexがあまりいい軌道に乗れておらず、チームがほとんどありません。だからApexの市場が大きい日本に活動の場を移すことにしました。またREJECTは選手のケアや待遇など、サポート面が良いことも大きな決め手となり、良い選択をしたと思っています。」
――日本でプロ活動を行うためにREJECTに加入したのですね。ちなみに韓国ではApexってあまり流行っていないのですか?
「リリース当初はすごく人気があったのですが、段々と人気はなくなっていきました。ただ最近はゲーム性の高さから人気を取り戻しているように見えます。」
――韓国では人気が段々と落ちていってしまったのですね。では韓国でApexの人気が落ちた背景にはどのような要因があると思いますか?
「ゲームの内容というよりも、チーターが蔓延してしまって試合が壊されてしまうことが多くあったので、そこが原因なのではないでしょうか。」
日本と韓国のeスポーツシーンにおける違いとは
――ゲームではプレイヤーの動きに国柄が出るというのはよく聞くお話ですが、韓国と日本のApexプレイヤーには大きな違いってあるのですか?
「日本のプレイヤーはフィジカル面が優れていると思います。その点韓国のプレイヤーはチームの団結力が良いと感じますね。」
――日本は一般的な腕前、韓国はチームの連携が上手ってことですね。ではなぜ韓国のプレイヤーはチームの団結力が高いのでしょうか?
「韓国のApexプレイヤーは初期からずっと続けている人が多く、なおかつチームがずっと続いている場合が多いです。そして長い間にチーム内でフィードバックを続けているので、団結力が高いのだと思います。」
――韓国ではApex古参勢が多く 、チームでいる時間も長く団結力が高くなりやすいということなんですね。
「一方日本はApexが流行しているということもあり、人材がたくさん生まれています。その分チーム内でのプレイヤーの入れ替わりが多く、それが原因で団結力が付きにくいと考えています。」
――流行しているからこそ、プレイヤーがどんどん入れ替わる……。まさに的確ですね!ちなみにeスポーツが普及してきた日本ですが、既にeスポーツが根付いている韓国から見て、eスポーツ後進国である日本に課題などはあるのでしょうか?
「FPSのシーンでいうと、日本は遅れているとは思いません。あえて韓国と比較するなら、eスポーツを普及するためにしてきた努力量の差でしょうか。ですが日本と韓国にあまり違いはないと感じます。」
――これは遂に日本でもeスポーツが普及してきたいい傾向かもしれませんね。あと韓国ではeスポーツ選手がアイドル並みに人気という噂を聞いたのですが、それは本当なのでしょうか?
「アイドルと同じくらい人気というのは聞いたことがありませんが、韓国は有名な選手が多いので、その中ならありえるかもしれませんね。でもeスポーツプロと芸能人は待遇面も含め、全く違うものだと思います。」
――カリスマ的eスポーツ選手はいるけど、芸能人やアイドルとは別のシーンで人気ということなんですね。
〇怒涛のeスポーツ歴!
――次は3選手のゲーマー歴について教えてください!皆さんはこれまでどんなゲームをプレイしてきたのですか?
「これまでに『SrarCraft』や『Overwatch 』をプレイしてきました。『SrarCraft』に関しては練習生になったこともあります。」
「ゲームは色々プレイしてきましたが、一番プレイしたのは『Overwatch』、『League of Legends』、『Star Craft』などです。」
「FPSに関してはほとんどのゲームを体験してきました。私は1回始めたら最後まで貫き通すタイプなので、『Overwatch』や『PUBG: BATTLEGROUNDS』は上位に入るまでプレイしました。」
――皆さんがプレイしているゲームのほとんどがeスポーツ系ですね……!やはり韓国では相当eスポーツが流行っていそうです。では皆さんがApexを始めたのはいつ頃なんですか?
「3人ともリリース当初からプレイしています。最初はあまり興味がなかったのですが、プレイ動画を見てから興味が沸いたんです。」
〇驚きの実力を誇る彼らのランクは?!
――皆さんは普段どのように練習しているのですか?
「普段はチーム練習の時間を決めて練習しています。大会時は他のチームよりもフィードバックを厳しめに行うようにしています。このフィードバックは大会の成績にも影響している重要なものなんです。」
――フィードバックではどんなことを話しているのですか?
「意外性があるゲームだからこそ、失敗をなくしたり、エイムを含めた操作面をもっと鍛えたりしようという意見が出てきます。」
――バトロワだからこそ、どんな状況でも対応できるようにフィードバックを行っているのですね。では皆さんがここまでのめり込んでいるApexの魅力はどんなところですか?
「他のバトロワと違い、レジェンド(キャラクター)ごとの良し悪しがあって、そこの組み合わせが醍醐味だと思います。」
――確かにApexは個性豊かなレジェンドが面白いですよね。では好きなレジェンドは誰ですか?
「昔から使っているレイスですね。」
「元々はレイスを使っていたけど、今はジブラルタルに変えています。ですがやはりレイスには愛着がありますね。」
「レジェンドはころころ変えてきたのですが、ワットソンが一番好きです。」
――Minseong選手がレイスからジブラルタルに変えたのはメンバーと被るからでしょうか?
「大会では自分に合うレジェンドと好きなレジェンドを区別しなければいけません。そのため今はジブラルタルを使用しています。」
――大会で結果を残すにはやはり自分に合うレジェンドを使うことが大切ですよね。ちなみに好きな武器などはあるのですか?
「マスティフとR-301が安定的で好きですね。」
「元々はウイングマンが好きでしたが、敵にヒットしづらくメンバーに迷惑をかけてしまうので、今はフラットラインを一番使っています。」
「プロになる前はR-99、今は全距離に対応できるR-301やマスティフ
をよく使います。」
をよく使います。」
――武器もチームに合わせて選んでいるのですね。そういえばApexにはランクシステムがありますが、皆さんの最高ランクはいくつなんですか?
「3人で一番高かった時は、プレデターで5、6、7位ですね。」
――3人連番でしかもプレデタートップ10入りってめちゃくちゃ強いじゃないですか!!!ではそんな3選手からApexをプレイしているプレイヤーへ何かアドバイスはありますか?
「YouTubeなどで上手い人のプレイを見ることが一番役に立ちます。知らないことを動画から得て、実際に試してみることが大切です。」
「プレイ時はチームメンバーの位置を把握することや、チームの中で何をすべきかを知ることが大事です。あとは相手が何をしようとしてくるかを知ることも重要です。」
〇日本に来てハマった意外な食べ物とは
――皆さんは韓国で活動をされているとのことですが、今後日本に来て活動する予定はあるのですか?
「コロナさえなければ日本で活動したいという気持ちはあります。日本語に関しても直接行って学んだ方が効果的だし、日本でも生活も経験してみたいです。」
“――日本語のお勉強をされているんですね~!
「日本語は3人ともずっと勉強してきています。ただ今は大会期間ということであまり勉強が出来ていません。」
――プロとして活動しながら日本語を学んでいるなんて勤勉ですね!ちなみに皆さんは日本に来たことはありますか?
「他の2人はまだないですが、私は大阪へ2回行ったことがあります。主に日本食を堪能しました。」
――これはもう大阪通ですね!Minseong選手が食べたものの中で一番好きなものは何ですか?
「ラーメン、寿司、カレー、とんかつ、お好み焼きとたくさん食べました。でも一番好きなのはうな重です。」
――うな重とはなかなか渋いですね(笑)。ではDogma選手とJungHee選手が日本に来たら行ってみたい場所はありますか?
「東京に行って、夜の居酒屋で飲みたいですね。」
「札幌でラーメンや雪まつりを楽しみたいです。あと札幌はビールが有名とのことなので、それも気になります。」
〇それぞれの目指す選手像
――それでは最後に皆さんの目標を教えてください!
「第1の目標は大会で1位になることです!あとはキャリアをたくさん積んで、憧れの対象になるような選手を目指したいです。」
「世界大会での優勝が目標です。あとはJungHeeという選手を覚えてくれるだけで十分です!」
「プロとして好きなことを職業に出来たことが本当に嬉しいです。それにファンがいることが自分の原動力になっているので、今後はもっとファンに感謝を伝えられるような選手になりたいです!」
――皆さん本日はありがとうございました!
今回は初の国際取材となりましたが、普段とは違う視点からの意見がたくさん出てとても興味深かったのではないでしょうか!さらにはApexを極めるために、日本のチームに移ってきたという彼らの真剣さも伝わってきましたね。これから彼らが日本に来たときは、さらにApex界隈が盛り上がること間違いなしです!
これからもゲーマーゲーマーはeスポーツで活躍するプレイヤーをどんどん取材していきます!次回もお楽しみに☆
〇選手提供の写真を紹介!
韓国在住の選手の皆さんから好きな食べ物や、風景のお写真をいただきました!
素敵なお写真の提供ありがとうございました!
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