『離し入力』とはeスポーツの人気タイトル(種目)の一つ『ストリートファイター5』(スト5)、『ストリートファイター6』(スト6)などの2D格闘ゲームで使われる専門用語です。
必殺技を入力する際に、ボタンを押すのではなく、ボタンを離すことで繰り出すテクニックです!
離し入力とは
『離し入力』とはボタンを離して必殺技を繰り出すというテクニック、システムです。英語では「releasing button」といいます。
多くの2D格闘ゲームでは、必殺技はコマンドのレバー部分の入力を完成させた瞬間に、予め押しっぱなしにしておいたボタンを離すことでも成立させられます。
また『離し入力』は、2D格闘ゲーム以外では『スマブラ』の「リュウ」、「ケン」、「テリー」、「カズヤ」が使えます。
なぜ離し入力がある?メリットは?
『離し入力』がゲーム内に設定されている理由は、おそらく初心者が必殺技を繰り出しやすくするための救済システムだと考えられています。
『離し入力』があれば、ボタンを押した時とボタンを離した時で2回分の入力をしたことになるからです。
離し入力を活かしたテクニック
『離し入力』は必殺技が発生しなかった時に、技が空ぶりしないというメリットがあります。
たとえば、波動拳を連続で繰り出したい場合、1つ目の波動拳が相手にガードorヒットした直後のタイミングで2つ目の波動拳を入力します。しかし、もし相手が直前にジャンプなどで1つ目の波動拳を避けていた場合、画面に波動拳が残るので2回目の波動拳は成立せずに、通常技や特殊技が発生してその間隙を晒してしまいます。波動拳を『離し入力』していると、2回目の波動拳が成立しないだけで、無駄な技を空振りしないで済むのです。
離し入力は暴発の原因にも
使いこなせれば便利な離し入力ですが、意識せず必殺技が暴発する原因になることもあります。必要のないときにはボタンは押したらすぐに離した方が良い場合もあるので要注意です!
『スト6』ではコントローラー設定から離し入力をON/OFFの切り替えができるので、気になる方は変えてみるのも良いかもしれませんね。
『離し入力』はゲームを遊びやすくするシステムですが、上手く利用することで得られるメリットもあります。格闘ゲームを極めたい人なら、知識としてだけでも知っておくべきシステムですね!