『ファジー』とはeスポーツの人気タイトル(種目)の一つ『ストリートファイターV』や『ストリートファイター6』(スト6)などの2D格闘ゲームで使われる専門用語です。
『ファジー』とは時間差を利用した入力をするテクニックの総称で、その代表例が『ファジーガード』です。(下につづく)
ファジーとは
2D格闘ゲームにおける『ファジー』の定義は明確ではありませんが、主に時間差を利用したテクニックを意味します。
『ファジー』を利用した入力をするメリットは相手の複数の行動に対応できることです。『ファジー』の代表的なテクニックは「ファジーガード」でしょう。(この記事で解説します!)
その他にも「ファジーコパン」や「ファジージャンプ」があります。どちらも相手の打撃と投げに両対応できるタイミングでコパンやジャンプをすることを意味します。
ちなみに、「あいまいな」を意味する「fuzzy」という英単語が由来ですが、世間一般ではあいまいを意味するファジーという言葉は死語とされています。
ファジーガードとは
「ファジーガード」は一見二択に思える中段と下段の択や、表裏択の両方をガードするテクニックです。
中段と下段の択を例にご説明します。
中段と下段の択を迫る際、多くの場合は中段の攻撃をしかけた場合と、下段の攻撃をしかけた場合では、発生に時間の差があります。たとえば、下段が発生10フレームに対し、中段が発生22フレームだとしたら、10フレーム目までは立ちガードをして、22フレーム目までに素早くしゃがみガードに切り替えることで、中段と下段の両方をガードできます。
このように一見二択に見える攻めの時間差を利用して、両方の攻めをガードするテクニックを『ファジーガード』というのです!
ファジーガードは、『ストリートファイター6』や『ギルティギア』シリーズなどの格闘ゲームで使われる高等テクニックです。体感でガードを切り替えるためプレイヤーの技術が問われますが、できると防御がかなり固くなるので上を目指すなら意識したいですね!