コラム

【これを読めば全部分かる!】2024年の『SFL』の出場チーム、選手まとめ

7月から開催される『SFL 2024』の情報をまとめてみましたよ!

ぜひあなたの推しチーム、推し選手を見つけてください!見どころ解説もありますよ!

記事内で出てくるゲーム用語はこちらをご参照ください

『SFL』とは

『ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2024』(SFL)は、7月から約半年間の長期に渡り行われる日本の『スト6』のプロリーグです。

12のチームが2つのリーグ(『SFL』ではディビジョンといいます)に分かれて競い、その後上位チームによるプレイオフ、そして日本一のチームを決めるグランドファイナルが行われます。(セ・リーグとパ・リーグに分かれているプロ野球に似ていますね!)

さらに日本一になったチームは、世界一を決める「ワールドチャンピオンシップ」で北米、欧州の代表チームと戦います。

出場選手はどうやって決まる?

チームは4名の選手で構成されますが、そのうち2名はJeSUプロライセンスの保持者である必要があります。

多くの場合はチームに所属している選手を起用し、不足分している場合に外部からスカウトしてくることがほとんどです(例外もあります)。

使用キャラクターを踏まえたメンバー編成や、強豪選手をどのチームが獲得するか、といったところも見どころになっています!

あなたの推しチーム、推し選手を見つけよう!

出場チームや所属選手、スカウトされた選手の情報をまとめてご紹介!
※括弧内の使用キャラクターは昨年のもの、直近の大会や配信を参考にしています

VARREL(2023年 4位)

所属選手
マゴ選手(ジュリ、キャミィ)
水派選手(キャミィ)
もけ選手(春麗)
だいこく選手(ガイル)

昨年まで参加していたチーム"魚群"が経営統合・移籍を経て、"VARREL"として出場します。

魚群時代は現所属の3名に加え、まちゃぼー選手が所属していたので4名すべてが固定メンバーでの出場でしたが、まちゃぼー選手が移籍をしなかったため、今年は1名が外部からのスカウトとなる予想です。

注目ポイント どうなる!?キャラ変更

昨年まで使用キャラクターであるジュリに不満を抱えていたマゴ選手は、『SFL 2023』終了後に様々なキャラクターを触っています。ジュリは5/22の大型アップデートでも目立った強化がなく、キャラ変更も視野に入れている可能性が高いです。

また、もけ選手が使用する春麗は追突拳(6中P or 4中P)が弱体化し、単発でのヒット確認が難しくなっています。春麗の地上戦を支えている技ですが、この弱体化によりゲージ効率が大きく変わるため戦術の見直しが必要です。強化点である強Pを活かすのか、それとも別のキャラクターへの変更をするのか。大会で上位に食い込むことが多く、トップの春麗使いであるもけ選手の動向に注目です!

注目ポイント だいこく選手は、過去の"いわく"を跳ね返す活躍を見せられるか!? ※6/7追記

6/6にだいこく選手の加入が発表され、VARRELの出場メンバーが確定しました。

だいこく選手は特に『スト5』時代にバーディー使いとして活躍した選手で、以前は別のチームに所属するプロゲーマーでした。しかし、ある日独断で突然引退を発表、各種SNSアカウントを削除。後日正式にチームとの契約を解除してプロゲーマーを引退しました。その後は改名をし、個人での活動を数年間しています。

そして、『スト6』発売の少し前からは再びプロゲーマーの道を目指すべく、名前を戻して活動を再開。大会での上位入賞など実績も残し、晴れてVARRELへの所属となりました!

実力は十分で、ガイル使いとしてはひぐち選手に並んで最強と謳われることもあるほど。しかし、過去の引退騒動もあり、再びスポンサーが付きのプロになることは難しいと思われていました。りゅうせい選手の動画にもゲストとして出演し、その厳しい現実・立ち位置について言及されています(りゅうせい選手はだいこく選手のことを思って真摯に向き合って話しています!)。

だいこく選手の復帰を快く思わない人も少なからずいるかと思いますが、一度失敗した人がやり直すチャンスを得られるのは悪いことではないはず。それに、実力があるにも関わらず出場できない選手がいると、観戦する側としても「あの人が出ていたら……」と思うのは煮え切らないですよね。

ということで、だいこく選手には過去のことや批判を忘れさせるくらいの活躍を見せてほしいところ!これからの活動に期待です!

Crazy Raccoon(初出場)

所属選手
Shuto選手(マリーザ)
どぐら選手(ディージェイ、ブランカ)
かずのこ選手(キャミィ)
ボンちゃん(ルーク)

人気選手を積極的に獲得しているCrazy Raccoon(CR)が、満を持して初出場します。CRはFPSを中心に人気・実力共に国内トップのチームで、『CRカップ』というイベントを『スト6』ほか様々なゲームで行っているのも特徴です。

どぐら選手、かずのこ選手は、昨年はチーム"Cyclops Athlete Gaming"(現CAG OSAKA)として出場。チーム練習での掛け合いは人気で、たくさんの切り抜き動画も作られていたほどです。

Shuto選手は2月にSaishunkan Sol 熊本からの移籍してきた選手です。モダン操作・クラシック操作両方を使いこなすマリーザ使いとして大活躍していたのが印象深いですね。

注目ポイント 旧友との戦い

見どころは何といっても、どぐら選手、かずのこ選手が昨年所属していたCAG OSAKAとの対戦でしょう!度重なる練習を経て互いを知り尽くした相手との対戦は、ある意味因縁の対決ともいえるかもしれません。双方の煽り合いにも注目したいですね(笑)。

また、強化点が少なかったディージェイを使っていたどぐら選手のキャラ変更にも注目です。

Good 8 Squad(2023年 8位)

所属選手
カワノ選手(ルーク)
ガチくん選手(ラシード、マノン)
ぷげら選手(ディージェイ、ジュリ、リリー、エド)
YHC-餅選(ダルシム)※スカウト枠

若手が所属し、その風貌から女性人気も高いチームです。

EVO、カプコンカップの優勝者が2人所属しているので、新進気鋭のチームながら実績・実力の面もばっちり。昨年はあまり結果が振るわなかったですが、今年はどうなる!?

注目ポイント キャラバランスに優れるチーム

ぷげら選手は2月に追加されたエドを使用し、メインに据えると予想されます。昨年の『SFL』で使用者がいなかったリリーを使えることもアドバンテージになるかもしれません。

ガチくん選手は『スト6』発売当初はマノンを使用していましたが、7月の追加後からラシードにキャラ変更をしていました。5/22の大型アップデートでマノンが大幅強化されたため、相手によってはマノンと使い分けることも出てくるかもしれません。

全員が弾持ちキャラを使用することができて手堅い立ち回りができるため、アウェイ側(※)でも安定して勝ちやすいチームだと思われます。

(※アウェイ側:ホーム側の対義語で、対戦の組み合わせを決めることができないチームを指す。ホーム側はアウェイ側の出場順を見てから、自チームの出場順、つまりは対戦の組み合わせを決めることができるため有利となる)

Saishunkan Sol 熊本(2023年 3位)

所属選手
ネモ選手(JP、ブランカ)
ひぐち選手(ガイル)
ウメハラ選手(ケン)※スカウト枠
ふ~ど選手(ディージェイ)※スカウト枠

2月にShuto選手が移籍してしまったSaishunkan Sol 熊本。

今年はチーム"Team Beast"の2人をスカウトして昨年以上の存在感を放っています。

注目ポイント 待望のウメハラ選手の復帰!

何といっても、昨年『SFL』に不参加だったウメハラ選手の復帰に注目です。使用するケンは画面端の"柔道"が弱体化され、持ち味である画面端への運びからの苛烈な攻めが弱体化されてしまいました。依然として強いキャラクターではありますが、それ以上に強いと言われる豪鬼の追加や、同じく道着キャラであるリュウの強化があり、キャラ変更も予想されます。

また、ひぐち選手は2024年に出場した大会では軒並み優勝をしていて、まさに今ノリにノっている選手です。

人・キャラ共にかなり手堅い編成で、優勝候補に挙げる人も少なくないはず!

CAG OSAKA(2023年 5位)

所属選手
GO1選手(春麗、ルーク)
ふぇんりっち選手(JP)
えいた選手(ケン、豪鬼)
うりょ選手(春麗)

長年チームを支えた人気選手のどぐら選手が移籍してしまったCAG OSAKA。

今年は『スト4』時代から活躍するえいた選手、うりょ選手を新たに迎えての出場となります。

注目ポイント 空いてしまった穴を埋めるのは誰?

実力だけでなくストリーマーとしても人気を誇るどぐら選手が移籍してしまい、ちょっと華に欠ける印象のCAG OSAKA。また、昨年はスカウト枠で大活躍したかずのこ選手も別チームからの出場となり、チーム全体が大きく変わっています。

GO1選手、うりょ選手は使用キャラが被っていて、さらに春麗は主要技が弱体化。さらに、ふぇんりっち選手の使用するJPも大幅弱体化で向かい風となる部分が多く見受けらるので、キャラ変更にも注目です。

実力が十分にありながらメンタル面に不安があるGO1選手が、リーダーとしてどのようにチームを引っ張っていくのかに期待したいですね。

忍ism Gaming(2023年 6位)

所属選手
ももち選手(ケン、ルーク、エド)
藤村選手(ディージェィ)
ジョニィ選手(マノン、マリーザ)
ヤマグチ選手(ディージェイ)

『3rd』や『スト4』の頃からのトッププレイヤーである、ももち選手がオーナーを務める忍ism Gaming。

昨年は前半戦で藤村選手が大活躍するも、後半戦からももち選手の負けが続き、苦戦を強いられてしまいました。4名が所属選手でスカウト枠無しなので、お互いの得手不得手や特性も分かっているはず!昨年のリベンジに期待したいですね。

注目ポイント 古豪の復活、若手の成長に期待

ももち選手、藤村選手は『3rd』や『スト4』時代からのトッププレイヤーです。ももち選手は昨年使用キャラに悩んでいた印象ですが、今年は『SFL』終了後にはエドを中心にプレイしています。ももち選手は、果たして魂キャラを見つけられるのか。また、藤村選手は『スト5』時代では特にシーズン2(2年目)に大活躍していたことから、『スト6』2年目となる今年のやり込みに期待したいですね。

加えて、ジョニィ選手、ヤマグチ選手は忍ism Gamingに若手育成企画により所属したプレイヤーです。2人とも実力はありながらも、目立った実績が残せていない印象があるので、ゲームが『スト5』から『スト6』に切り替わり1年経ったこのタイミングで成長を見せてほしいところ。同じ企画出身のひぐち選手に負けない活躍に期待です!

DetonatioN FocusMe(2023年 2位)

所属選手
板橋ザンギエフ選手(マリーザ、ザンギエフ)
ナウマン選手(ケン)
竹内ジョン選手(ラシード、ジェイミー)
まちゃぼー選手(ケン)※スカウト枠

『League of Legends』(LoL)の国内リーグ『LJL』で何度も優勝していることでも有名なDetonatioN FocusMe。『バーチャファイター』から活躍する古豪の板橋ザンギエフ選手のほか、ナウマン選手、竹内ジョン選手という若手が所属しています。

昨年はスカウト枠だったふ~ど選手の活躍も大きかったので不安は残るものの、今年のスカウト枠まちゃぼー選手も昨年の『SFL』の戦績は上々。今年も優勝争いに絡んでくる!?

注目ポイント ザンギ、ジェイミーの大幅強化!

見過ごせないのが、板橋ザンギエフ選手の使用するザンギエフの大幅強化。前シーズンでは打撃択の火力不足や攻め継続の弱さから弱キャラとして見られていたザンギエフですが、5/22のアップデートによりキャラランクが大きく変わると予想されています。5中Kによる手堅い中距離戦ができるようになり、さらに打撃択の火力もアップ。投げキャラ職人としての矜持を見せつけてくれることは間違いないでしょう。

また、竹内ジョン選手が元々使用していたジェイミーも大幅な強化を受けています。突進技の確定反撃がほぼなくなり、また判定の強い5中Kによる立ち回りの強化、5中Pや2中Pの有利フレーム増加による近距離戦やコンボの強化など、もはや無視できないキャラクターとなっています。ラシードと使い分けるのか、それともどちらかに絞ってやり込むのかも気になるところです。

多くの道着キャラ使いが豪鬼にキャラ変えを検討する中、現時点でケンを使い続けるナウマン選手もケン使いの星として注目ですね。前作で"ラストナッシュ"と言われたボンちゃん選手のような立ち位置になるかも!?

名古屋NTPOJA(2023年 7位)

所属選手
KEI.B選手(JP)
大谷選手(リュウ、ルーク、豪鬼)※スカウト枠
立川選手(ルーク、キンバリー、エド)※スカウト枠
もっちー選手(初参戦。『ギルティギア』、『グラブルVS』シリーズの強豪プレイヤー)※スカウト枠

リーダーだったあきら選手が移籍してしまった名古屋NTPOJA。過去にはウメハラ選手、ふ~ど選手、ナリ君選手などスカウト枠により注目されていましたが、今年は所属選手のみで見るとちょっと地味な印象も……。現時点では大穴枠と言っても良いかもしれません。

とはいえ、KEI.B選手はかつては"BNBBN"(バンババン)という名前で様々な格闘ゲームで実績を持つ強豪プレイヤー!その経験を活かして飛躍的な活躍を見せてくれるかもしれません!

※6/12追記 2023年に所属・出場していたオニキ選手はNORTHEPTIONへの移籍が発表されました。

注目ポイント 『ギルティ』『GGST』の王者がまさかの初参戦! ※6/5追記

6/5にメンバーが正式に発表されました。今回は昨年出場していたオニキ選手は出場せず、3名をスカウトというメンバー構成に。

特に注目したいのが、もっちー選手!この選出に驚いた人は多いはず。というのも、もっちー選手は『ギルティギア』の世界大会優勝、『グランブルーファンタジーバーサス』の国内大会優勝者という、別ゲームの猛者オブ猛者でありプロゲーマーなのです。まさかの『スト6』への殴り込みということで、既存のプレイヤーはまさに負けられない戦いとなること間違いなし!

「他のゲームのプロが急に転向して勝てるのか?」という疑問を持つ人もいるかと思いますが、実は過去には別ゲームのプレイヤーと対決するイベントがありました。2015年に行われた『闘神激突』というイベントでは、プロゲーマー連合軍vsギルティギア王者軍という対決が行われ、プロゲーマー軍のウメハラ選手が王者軍の小川選手に2-3の惜敗という結果を残しています(チーム全体では8-2で王者軍の勝利)。結果は負けですが、ウメハラ選手が短期間で見事な強さを見せていたので、印象に残っている人も多いのではないでしょうか。

兎にも角にも、もっちー選手には大大大注目です!

広島TEAM iXA(2023年 9位)

所属選
ACQUA選手(JP、ブランカ)
じゃじぃ選手(ルーク)
ひびき選手(リリー)※スカウト枠
ひかる選手(A.K.I)※スカウト枠

毎年クセのあるキャラ使いを集める広島TEAM iXA。『SFL』では2022年、2023年と連続して最下位という結果ですが、そのクセの強さや選手のキャラクターから非常に人気の高いチームです。

昨年所属していた本田使いのストーム久保選手、スカウト枠だったザンギエフ使いのキチパ選手は両者共にプロシーンから引退。今年はひびき選手、ひかる選手というオンリーワンな選手をスカウトして、いち早くメンバーを固めました。この選択が吉と出るか凶と出るか、かなり予想が難しいチームといえるでしょう。

注目ポイント 対策不可なスカウト枠の2人

ひびき選手、ひかる選手はそれぞれリリー、A.K.Iというキャラクターを使っていますが、これらのキャラクターを使用するトッププレイヤーは他にほぼいません。そのため、この2キャラクターを対策するには本人と対戦するしかないとまで言われていました。

加えて、ひびき選手は昨年チーム戦を中心に数多くの大会で優勝、ひかる選手はLP世界1位に輝くなど実績も十分。さらに、ひかる選手が使用するA.K.Iは5/22のアップデートにより大きな強化を受けています。

昨年まではダークホース的な立ち位置だった広島TEAM iXAですが、今年は大きく変わるかも!?

FUKUSHIMA IBUSHIGIN(初出場)

所属選手
翔選手(JP)
ササモ選手(ディージェイ)
ヤナイ選手(マリーザ)
cosa選手(ケン)※"かべ"から改名

FUKUSHIMA IBUSHIGINは今年初出場のチームですが、『スト6』以外のゲームでも多くの実績を誇る強豪チームです。

『SFL』にスカウト枠で出場経験のあるササモ選手、ヤナイ選手、cosa選手に加え、『スト5』時代には"うずら"という名前でリュウ使いの強豪使いとして知られた翔選手が所属していますので、初出場ながら十分な存在感を放っています。

注目ポイント 最強の男、翔選手の初出場

2023年に最も強かったプレイヤーとしても挙げられることもある翔選手が、いよいよ『SFL』に出場します。

昨年は世界最大規模の大会『EVO』で5位に入賞、サウジアラビアの大会『Gamers 8』で優勝し賞金40万ドル(約6000万円)を獲得など、大きな活躍を見せています。また、大会中ではジャストパリィを決めることが非常に多く、実績だけでなくそのプレイヤー性能の高さも最強といわれる所以です。

5/22のアップデートで使用キャラのJPが弱体化されてしまいましたが、かつての使用キャラのリュウが強化。5月現在では追加された豪鬼を中心に使用していることから、道着キャラへの復帰も期待されています。

Belc FAV gaming(2023年 優勝)

所属選手
Sako選手(春麗)
りゅうせい選手(JP)
りゅうきち選手(ケン)
ts選手(ケン)※スカウト枠

2023年の優勝チームであるBelc FAV gamingは、最年長プロゲーマーのSako選手がリーダーを務めています。今年からりゅうきち選手が所属したのに加えて、複数のチーム戦大会で優勝経験があるts選手がスカウト枠として出場。

昨年はスカウト枠のときど選手、ボンちゃん選手の活躍も大きかったため、それぞれがその穴を埋めるだけの活躍ができるのかが重要なポイントになりそうです。使用キャラが軒並み弱体化傾向にありキャラ変更もありそうなので、現時点ではかなり未知数なチームですね。

注目ポイント Sako選手の使用キャラは?

Sako選手は難しいキャラクターやコンボを好んで使うことが多く、簡単で安定したコンボに妥協せず理論値を引き出すことに長けているといえます。昨年は春麗を使っていましたが、5/22のアップデートで主要技が弱体化。最近は追加された豪鬼を触っているようですが、Sako選手なら豪鬼の強さを最大限まで引き出し、その体力の低さを補って余りあるプレイを見せてくれるかもしれませんね。

また、今年初出場となるりゅうきち選手にも注目です。りゅうきち選手は『スパ4』の頃には当時中学生でありながらネット対戦でその強さから話題になり、昨年にはウメハラ選手主催のイベント『俺を獲れ』トーナメントで優勝をしています。『EVO JAPAN』でも4位に入賞するなど直近の成績も良く、専業プロとしてどれだけ強くなるのかにも着目して見たいところです。

Yogibo REJECT(初出場)

所属選手
ときど選手(ケン、豪鬼)
あきら選手(キャミィ)
鶏めし選手(ダルシム)
Lesher選手(エド、ルーク、春麗)

『PUBG MOBILE』世界大会優勝など輝かしい実績を持つREJECTは、昨年ときど選手を獲得。次いで今年5月にあきら選手が加入し、今年は『SFL』に初出場となりました。

『REJECT FIGHT NIGHT』(RFN)というストリーマーやプロゲーマーによるイベントを主催するほか、元プロゲーマーのハイタニ氏(元なのに昨年の『EVO』5位)、『3rd』のトッププレイヤーのこくにぃ氏も所属し、昨年部門設立したばかりでありながら影響力の強いチームです。

注目ポイント ときど豪鬼が、来るッ……!

ときど選手といえば豪鬼、豪鬼といえばときど選手、というくらい選手とキャラが強く結びついたプレイヤーです。『スト4』時代から豪鬼を使用し、数多くの大会で優勝・上位入賞をしています。

5/22に追加されたばかりのキャラクターですが、シリーズの慣例として豪鬼は低体力であることを引き換えに高性能であることがほぼ約束されています。追加されてまだ1ヶ月も経っていないのに既にその強さが周知されている感がありますが、今後の研究によりさらに強みが引き出されていくことが予想されます。

魂のキャラが還ってきたときど選手から目が離せなくなること間違いなし!

鍵を握るのは"豪鬼対策"

5/22に追加された新キャラクター、豪鬼は高性能なキャラクターです。

・足が速く、中足ラッシュもあり地上戦が強い
・有利フレームを取れる技が複数ある
・飛び道具のモーションが見えづらく、さらに全体フレームが短い
・百鬼襲や朧(阿修羅投げ)、中段技など崩しの手段が多彩
・斬空波動拳で通常技対空されにくい
・弱竜巻旋風脚→大足からの安全飛び(詐欺飛び)などの攻めの継続力
・瞬獄殺による逆転力 etc...

少し見ただけでも強い要素がたくさん挙げられます。

また、豪鬼は波動拳と昇竜拳を持つ"道着キャラ"であるため、リュウ、ケン、ルークなどのスタンダードキャラに慣れているプレイヤーは乗り換えやすいという利点もあります。豪鬼は体力が低いことを除けばかなりハイスタンダードなキャラなので、逆に他の道着使いは豪鬼には無い強みを見出して差別化をできなければそのキャラを使う理由がないと言っても過言ではないでしょう。(加えて、今作は必殺技ガードによる体力ゲージ削りが起こりにくいため、過去作よりも低体力の影響が少ない可能性もあります)

ときど選手、えいた選手など古来からの豪鬼使いをはじめ、使用する選手が多いことが予想されるので、豪鬼対策は今年の『SFL』ではかなり重要な要素となるはず。果たして豪鬼使いは、その対策を超えるやり込み・研究を見せられるか。豪鬼対その他のキャラという構図で見ても面白いかと思います。

※6/3追記
5/22のアップデート後の豪鬼以外の道着キャラの強みも続々と周知されてきているので、案外豪鬼使いが少ないこともあり得るかも……。どれだけ豪鬼が使われるか(使われないか)が、リュウやケンの強さのバロメーターになるかもしれませんね。

注目チームはここだ!

注目チームとして挙げたいのがFUKUSHIMA IBUSHIGINと、広島TEAM iXA。

FUKUSHIMA IBUSHIGINは、『スト6』から専業プロゲーマーとなった翔選手が『SFL』初出場、チームとしても初出場となり、メンバーの士気は相当に高いはず。各メンバーの実力も元々十分にあるので、初出場にて初優勝もあり得えます。翔選手はその甘いマスクから女性人気も高く、もし優勝を飾ることができればeスポーツ界に新たなスターが誕生するかもしれません!(ゲーマーでない"かけちゃんファン"が生まれたらeスポーツ界の未来も明るいのでは!?)

併せて注目したいのが、広島TEAM iXAです。昨年までは苦戦を強いられてきたチームですが、今年のスカウト枠はレアキャラ使いのひびき選手、ひかる選手の2人。しかも単なるそれではなく、複数の大会優勝やLP1位という実績まで持っているため、昨年までのダークホース感は払拭されたのではないでしょうか。『SFL』という大舞台を始めて経験する2人が本来の実力を発揮できれば、脱・最下位はほぼ確実といっても良いはず!

『SFL』の魅力、チーム戦ならではの醍醐味

『スト6』は1対1のゲームのため、キャラ相性が色濃く出る傾向にあります。そのためシングル(個人)形式での大会では、どのキャラに対しても大幅不利とならないバランスの取れたキャラが上位に入ることが多いのです。

しかし、勝ち残り無しのチーム戦で行われる『SFL』は、ホーム側のチームはアウェイ側の出場順を見て出場順・対戦相手を決めることができるため有利なキャラクターをぶつけることができ、大会では目立たないキャラが活躍することも多くあります。個々人の実績に優れたチームが勝つとは限らないことも『SFL』ならではの魅力ですね。

また、チームは4人編成ですが、実際に1回の試合に出るのは3人までとなっています。そして、先鋒・中堅・大将のうち、大将だけは勝ったときに得られるポイントが多いため、誰を大将に置くかが重要です。対戦の中だけでなく、チーム編成、キャラ選び、練習や対策、出場順など様々な部分で駆け引きが生じていて、それもまた『SFL』の醍醐味となっています。

"推し"を見つけて楽しさ1億万倍!

『SFL』を最大限に楽しむためにオススメなのが「推しを見つけること」です。

チーム、選手、キャラなど、推しが見つかれば応援しがいが生まれますし、勝ち負けを共有して一体となって楽しむことができます。

見た目、性格、強さ、戦績……何でも良いのでまずは推しを見つけてみてください!

はみだし情報 イケメン選手にも注目

爽やかなナウマン選手、水派選手、あきら選手、翔選手、
ミステリアスなぷげら選手、
カッコかわいい竹内ジョン選手、りゅうせい選手、
年長者で抱擁力がありそうでどこか抜けている?sako選手 などなど……

実は出場者にはイケメンが多いんです。写真には写らない魅力に溢れた選手ばかりなので、少しでもピンとき来た各選手の動画・配信を見てみるのがオススメですよ。

▼SFL公式サイト
https://sf.esports.capcom.com/sfl/

スト6初心者にオススメ
▼【スト6】コントローラー初心者にオススメはどれ?|早わかり解説
https://gamer2.jp/post/sf6_device_controller/
▼レバーレスコントローラーの選び方・おすすめを紹介【対応機種情報あり】
https://gamer2.jp/post/leverless_recommend/
▼初めての格闘ゲームを応援!Xbox SERIES X|Sで格ゲーライフを満喫しよう!【対応ゲームは?コントローラーは?】
https://gamer2.jp/post/xbox_fightinggame_controller/

併せて読めば『スト6』界隈丸わかり!
▼スト6界隈、激動の1ヶ月を振り返る【解散、発足、脱退、移籍、引退】
https://gamer2.jp/post/sf6_202405/

記事内で使われているゲーム用語はこちらをご参照ください。
テンキー表記(4中P、2中Pなど)
ヒット確認
フレーム
道着
コンボ
地上戦、差し合い、差し返し、置き、当て
飛び道具
安全飛び(詐欺飛び)
中足、大足

そのほか格ゲー用語はこちらからまとめてご覧いただけます。
https://gamer2.jp/post/category/g-term/title/2d_battle/

大会ロゴ、チームロゴ画像引用元:https://sf.esports.capcom.com/sp/sfl/2024/
豪鬼画像引用元:https://www.streetfighter.com/6/ja-jp/character/gouki_akuma

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