『投げ』『グラップ』とはeスポーツの人気タイトル(種目)の一つ『ストリートファイターV』などの格闘ゲームで使われる専門用語です。
ガードしている相手に二択でダメージを取るための基本的な行動が『投げ』であり、その対策が『グラップ』です!
ちなみに、『投げ』は格闘ゲーム以外にも「スマブラ」でも使われる用語ですが、ここでは格闘ゲームにおける投げについて解説しますよ。(下につづく)
投げとは
「ストリートファイターV」などの格闘ゲームには『投げ』という属性の技が存在します。
打撃技はガード可能ですが、『投げ』だけはガードできないという特徴があります。もしゲームに『投げ』がなかったら、ガードをかためている相手にダメージを与えることは、ほぼ不可能になってしまいますね……。
グラップとは
『グラップ』とは相手の『投げ』を無効化するテクニックで、「投げ抜け」ともいいます。「ストリートファイターⅢ3rd STRIKE -Fight for the Future-」の投げ抜けシステムである「グラップルディフェンス」の略語が元々の意味です。
多くの格闘ゲームでは正式には「投げ抜け」などの言葉が使われていますが、格闘ゲーマーの間では、「投げ抜け」=『グラップ』として認知されています。
相手の『投げ』を受けてから、数フレーム以内に、こちらも『投げ』を入力することで、相手の『投げ』を無効化し、立ち回りに戻すことができます。これを『グラップ』といいます。
『グラップ』は、相手の『投げ』を目視してから入力するのは基本的に不可能です。そのため、攻撃する側はガード読みの投げをするのか、グラップ読みの打撃をするのかといった読み合いが生まれます。
「鉄拳」シリーズにも『投げ』はありますが、2D格闘ゲームとは異なり、難しいながらも目視してから「投げ抜け」ができますよ。
グラップは意味がややこしい?
『グラップ』の元となった言葉は「グラップル」であり、「格闘技などで相手と組むこと」を意味するので、「投げ抜け」ではなく、むしろ「投げ」に近い意味です(人気漫画「グラップラー刃牙」のグラップラーも恐らくこのグラップルが由来ですね)。
本来の英語の意味とは逆転しているのでややこしく感じる人もいるかもしれません。
ちなみに、英語では『グラップ』を、「throw tech」といいます。まとめると、格闘ゲーマーの認知としては、「投げ抜け」=『グラップ』=「グラップルディフェンス」です!
『投げ』『グラップ』は2D格闘ゲームの接近戦の根幹を担うシステムなので、覚えておきましょう!
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