コラム 連載 ★esports★戦の時間ですよ

★esports★戦の時間ですよ 第3戦「人は、負けて強くなる」

はじまりました。戦の時間ですよ!
そして明けましておめでとうございます!板垣です。

さてさて昨年末、ストリートファイターリーグのプレイオフが終わりました。

本節1位でグランドファイナル進出を決めた「G8S」、加えて、プレイオフでグランドファイナル進出を決めた「SS熊本」と「名古屋OJA」の2チーム、改めておめでとうございます。

広島 TEAM iXAに関しましては、プレイオフ進出に至る事が出来ず、本節8位という結果で終わってしまいました。ワンチャンは起きませんでした。申し訳ございません!

それにしても、、、前回も書きましたが。
いやーーー!こんなにも勝てんもんかね。
厳しいですなぁ、プロリーグは。広島 TEAM iXAは、数字だけで見ると初戦の1勝しか出来なかった事になります。

かなり悔しい結果になってしまいました。

ただ、正直、得るモノもたくさんあったと思ってます。

リーグ中では映ってない部分が色々あったので、今回はその辺りをメモしておこうかと。

心がすり減っていく連日の試合

元々の広島 TEAM iXAのリーグ内での評価は、
「総合力は劣っているかもしれないが、番狂わせが起きそうな組み合わせが多い」
という内容だったと思います。

実際、その評価通りだったと言えるかなと。

配信内では、そういった期待に応えるべく試合を展開していましたし、実際に見てて面白い試合が多かったと思います。

一方、裏側から見ると、少し違った感覚もありました。

特に本節の前半は、リーグ初参加の選手達が多く、かなり緊張していた事もあり、正直勝っても負けても全体的にフワフワしていました。

試合に向けての練習に関しては、ある程度、各選手の自主性に重んじた内容で進んでいました。事前に、敵チーム毎に各選手の担当キャラクターを割り振る事で、それぞれ絞った分析を行い、各自で練習を行うような方法です。

作戦自体は悪くなかったと思いますが、その結果として、お互いがお互いの結果に対して遠慮がちになり、負けが続くと意見が言いづらくなり得るプロセスになっていました。

その結果、成績が良くない状況が重なった際、少し疑心暗鬼というか、不穏な空気がチーム内に生まれはじめていました。

最初は「優勝を目指すぞ!」という同じ目標に向かって走っていたので、何とかなっていました。ただ、優勝の可能性がなくなってきて、プレイオフに進める可能性もキツくなってきた辺りから、明らかに各人の愚痴が増え始めたと思います。(精神的に参っているメンバーも居たと思います)

そして、本節後半へと折り返す頃、チームリーダーの久保選手との定例MTGの際には、「このままで良いんだろうか?」というような話題が、多く出るようになってきました。

負けが込む事で、チームとしての軸もブレていた時期があったように感じます。

その時のチーム状況を、敢えて悪く言うのであれば「現場責任者不在で進んでいるプロジェクト」みたいになっていたのかもしれません。

いわゆる開発プロジェクトとかだと、まぁ、よく見かける状況ではあります。(出来ればそんな状況、見かけたくないけどね!)

かつての私も、久保君と似たような悩み抱えてた時代もあったよなぁーと思い返しつつも、ここで掛ける言葉を間違えると、チーム崩壊になりかねないと思い、慎重に言葉を選んで声を掛けました。

「例えば、これが一つのゲーム開発プロジェクトだった場合、久保君のポジションはディレクターだと思うので、久保君が『最終的には自分が決断する』と宣言してみたりするのも大事なんじゃないかね。そんで、チームの皆に協力してもらうようにマネジメントしてみたらどうかね?試しに。そんで、とりあえず目の前の1勝を取りに行こう」

たしか、そんな感じの話をしたと思います。

正直、マネジメントの手法は、あくまで手段の話でしかないので、何が正解とかは無いでしょう。ただ今回のケースは、チームに迷いが出はじめていた時だったので、ボトムアップ形式よりもトップダウン形式の方良い気がしました。

そして目標も「とりあえず目の前の1勝」ということで、チームに1本筋が通りました。

その流れで、本節後半からは、徐々にチームに一体感が出てきた気がします。

各試合の内容に関しても、明らかに事前対策をやり切った濃密なギリギリなモノが増えました。本当に紙一重の負けばかりで、どっちが勝ってもおかしくない試合ばかり。

成績面では確かに振るわなかったものの、徐々にポイントは増やし、次に繋がる負け方をしていたなと思います。

そしてリーグ本節の最後の方は、敵チームからすると「広島 TEAM iXAに勝つかどうか」で「プレイオフに進めるかどうかが決まる」というような際どい試合が、何度も発生しました。

この我々の独特のポジションが、最後まで見てて面白い要因の一つだったと思います。

さらにそういった場合、広島 TEAM iXAが弱すぎるとつまらないのですが、本当に毎回、最後まで勝敗が分からない、という対決が繰り広げられた事で、観戦していて面白い試合展開ばかりだったなと。

ややもすれば、八百長すら疑われかねない状況の中、他チームファンの方々までもが、ジャイアントキリングを見たいという事で、広島 TEAM iXAの事を応援しはじめたりして、徐々に熱意が伝染していくのを肌で感じていました。

そして、昨年末のプレイオフへと繋がり、今月末はついにグランドファイナルが開催されるわけです。

リーグ本節、面白いと思っていただけたのであれば、是非この機会にグランドファイナル見てみてください!きっと面白いと思います。

日本のグランドファイナルは「2023年1月21日」です。

ここで勝利したチームは世界へ行きます!情報は下記からご確認ください!

https://sf.esports.capcom.com/final/

あとついでに、昨年末に選手達と忘年会した時の写真を貼っときます。

2023年の広島 TEAM iXA

まだグランドファイナルや、世界大会が終わっていない中、2023年のリーグがどうなるかは分かりませんが、もし、広島 TEAM iXAも参戦する事が出来るのであれば、色々戦略を練り直して、またチャレンジして行こうと思います。

その他、ストリートファイターシリーズ以外でも、スマッシュブラザーズのヤウラ選手や、efootballのR選手CODのメンバーも新たに加入し、今年はさらにチームの活躍の幅が広がっていくと思います。

もしよろしければ、引き続き応援の程よろしくお願いします。

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著者:板垣護

ヤルキマントッキーズ株式会社、CEO。プロゲーミングチーム広島TEAM iXAオーナー。Facebookグループesports勉強会管理人。

最近の一言
「事務所の裏山に白鳥神社という、かなりヤバめのパワースポット神社を見つけました。今年は何か良い事があるかもしれません。」

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