『屈伸』とは、格ゲー、FPS全般で使われることの多い俗語(スラング)です。
ぜひ、この機会に用語の意味を学んで、知識と技術を深めましょう!(下に続く)
屈伸
『屈伸』とは、対人ゲームにおけるいわゆる"煽り行為”の1つで、相手プレイヤーの前で無意味に「しゃがみ」を繰り返す行為を指します。
対戦格闘ゲーム(ストリートファイター、スマッシュブラザーズなど)やFPS(Apex Legends,FORTNITEなど)、そのほか『第五人格』(Identity V)など「しゃがみ」行動があるゲームで見られる行動です。かなりメジャーな"煽り”なので、今まで他プレイヤーにされたことがある方も多いかもしれませんね。
準備運動などで行う『屈伸』と見た目が似ていることから、こう呼ばれるようになりました。
屈伸はバッドマナーとされています
屈伸は勝負において不必要な行動、無意味な行動であることから、相手を見下している行為と捉えられるためバッドマナーとされます。
煽り行為全般に言えることですが、ランダムマッチなどで戦った他人プレイヤーに行うのはやめておきましょう。不愉快だと思う人も多いです。通報されアカウントが停止されることもあり得なくはないですよ。
また、もし屈伸された場合も、相手にしないでおくのがいいでしょう。ムキになったり煽り返したら相手の思うツボです。
同じゲームをプレイするもの同士、気持ちよく対戦できることを目指していきたいですよね!
屈伸が許される場合もあるんです
勝利が確定した後に味方同士で勝利を称え合う際や、仲の良い友達同士の挨拶をする際に屈伸が行われることもあります。しかし、行き過ぎると慣れ合いのように思われたり、周りで見ている人に不快感を与える可能性もあるので注意が必要です。
また、格闘ゲームではコマンド入力を行う際に「しゃがみ」を経由することが多いため、煽り目的でなくても屈伸してしまうこともあります。特に【下、下】コマンドや【下、右下、右、下、右下、右】の真空波動拳コマンドは意図せずして屈伸に見えてしまいがちです。
屈伸に悪意があるかどうかは相手のキャラクターや前後の動きを見ていれば汲み取ることができるはず。「屈伸された」と思っても熱くならず、冷静になることが大事ですね。屈伸されたとして相手プレイヤーを晒す人がSNSに時々いますが、相手に非がなく逆に投稿者がプチ炎上することも……。
心理戦としての屈伸
屈伸は相手を侮辱する行為として捉えられることがほとんどなので、ある意味では「相手の冷静さを失わせる」という効果があるともいえます。
また、ゲーム内で可能な行動(許されている行動)であることから、心理戦や戦術として捉える人も少なからず存在します。
屈伸には一概に100%悪といえない側面もあるため、まずは「自分はやらない」「相手にやられても気にしない(冷静でいる)」ことが大切ですね!
プロシーンでも見られる屈伸
格闘ゲームでは相手がスタン(気絶)した後に2,3秒間自由に動ける時間があります。この時間内に連続技(コンボ)を始めれば問題ないため、プロゲーマーでもパフォーマンスとして屈伸をする例が過去にはありました。
対戦相手とお互い素性が分かっていて、さらには衆目に置かれている状況なのでパフォーマンスとして受け容れられていますが、相手や場所を選ばないと逆にひんしゅくを買いかねないので要注意です。