『コマンド受付時間』とはeスポーツの人気タイトル(種目)の一つ『ストリートファイターV』などの2D格闘ゲームで使われる専門用語です。
必殺技を繰り出す際、コマンド入力とボタンを押すまでの時間がどれくらいあるのかを意味します!
コマンド受付時間とは
『コマンド受付時間』とは、「コマンド入力」と「ボタン入力」までの間が、いかに空いていても必殺技が成立するかの時間のことです!
これだけではわかりにくいと思うので、詳しく解説していきます。
まず格闘ゲームにおいて、必殺技は「レバーによるコマンド入力+ボタン入力」で繰り出します。たとえば、「波動拳」ならテンキー表記で「236+パンチボタン」と入力することで発生しますよ。では、「236」の「6」と「パンチボタン」を同時に押さないと「波動拳」が発生しないのかというと、そういうわけではありません!「236」を入力してから、「パンチボタン」を押すまでに数フレームの間が空いていても「波動拳」を繰り出せます。この数フレームの間のことこそ、『コマンド受付時間』です!
本来『コマンド受付時間』は、必殺技を繰り出しやすくするための救済システムだと思われます。というのも、レバーとボタンを完全に同時押しすることは非常に難しいからです!また『コマンド受付時間』を利用すると、コマンド入力を完成させてから数フレームの間自由に動いてから必殺技を繰り出せます。たとえば、相手方向に少し歩いてから繰り出す歩き波動は、『コマンド受付時間』を利用したテクニックです!
たまに、「コマンド受付時間はいらない」といった意見を耳にしますが、『コマンド受付時間』がないとほとんどのプレイヤーは必殺技を繰り出せなくなってしまうでしょう。コマンド入力と同時にボタンを押すことは極めて難しいからです。そのため、『コマンド受付時間』は格闘ゲームに必須のシステムだと評価できます!
ちなみに、『コマンド受付時間』は「先行入力」と同じ意味だと勘違いされがちですが、ぜんぜん違う意味の言葉ですよ!「先行入力」には、『コマンド受付時間』とは別の概念である「先行入力受付時間」が存在しています。