『ヒットストップ』とは、eスポーツを含むオンラインゲーム全般で使われることの多い専門用語です。中でも格闘ゲームで使われることが多いですね。
この機会に用語の意味をぜひ学んで、ゲームの知識を深めていきましょう!
『ヒットストップ』とはどんな意味?
『ヒットストップ』とは主に対戦型格闘ゲームで、相手を斬ったり殴ったりした時に自分と相手双方ともに一瞬止まる(硬直する)ことで、攻撃の手ごたえを強調して表現するための演出のことをいいます。
例えば、ストリートファイター5(スト5)などの格闘ゲームの画面を想像してみてください。相手に弱パンチと大パンチを出した場合、どちらがダメージを多くもらっている印象を受けますか?答えはそう、大パンチですよね!
この視覚的に攻撃が当たった感じ、攻撃の重みを表現しているのが『ヒットストップ』です。逆にガードした場合は「ガードストップ」とも呼びますが『ヒットストップ』でも通じます。
ヒットストップは打撃が相手に当たったときのみ発生し、空振り時には発生しないという特性があり、当たったときと空振りしたときでは若干の時間差が生じます。それを活かして「攻撃がヒットまたはガードされていたら攻撃が出て、空振りじには何も出ない」という攻撃の連携もプレイヤーによって開発されてきました。
ただし対戦型格闘ゲームのジャンルでも、「バーチャファイターシリーズ」や「鉄拳シリーズ」などの3D格闘ゲームにはほとんどヒットストップは導入はされていません。
『ヒットストップ』が実装されているゲームとは?
アクション要素のあるゲームのほとんどにはヒットストップが存在します。ここではその一例を紹介しちゃいますよ。
「モンスターハンターシリーズ」(モンハン)
双剣などの手数が多い攻撃にはヒットストップが軽く、大剣などの一撃が重い攻撃にはヒットストップが重い仕様になっています。双剣などの武器が好きなプレイヤーにとってはスピード感が足りず爽快感に欠け、「『ヒットストップ』はいらない」っという方も中にはいるかもしれませんが、モンスターの弱点部位の特定に非常に有効な機能なので、新しいモンスターに出会ったときにぜひ活用してみてください。
「大乱闘スマッシュブラザーズ」(スマブラ)
大乱闘スマッシュブラザーズ(スマブラ)では独自のヒットストップ(例:ヒットストップずらしなど)を採用していて、多人数で対戦することを踏まえ、動きが停止している間第三者から狙われることから本来なら『ヒットストップ』を長く設定したいところを短く設定されています。
また、飛び道具には『ヒットストップ』が比較的小さく設定されていたり、キャラクターによっては『ヒットストップ』が大きく設定されていたり、攻撃によっても専用の『ヒットストップ』が設定されていたりするなど、様々なところに詳細な『ヒットストップ』が設定されています。
「Apex Legends」(Apex)
FPSゲームでの『ヒットストップ』は、敵から銃弾を当てられたときに使っているキャラクターの動作が一時停止したり、動きがゆっくりになったりするなど、操作に制限がかかることをいいます。
FPSのゲームでも『ヒットストップ』を導入しているタイトルと導入していないタイトルがあります。Ape xLegends(Apex)では武器によって『ヒットストップ』がほぼ無いものと、『ヒットストップ』がある武器があります。Apex Legendsの『ヒットストップ』は比較的軽く設定されているので、近距離の打ち合いを楽しめる仕様になっています。
他にも戦術で『ヒットストップ』を使える「原神」や、『ヒットストップ』を利用してマッチショットを決めると火力が増す「モンスターストライク(モンスト)」などがあります。
ゲームによって『ヒットストップ』の使われ方が違って面白いですよね!ゲームをしていてなぜこの効果は導入されてるの?と疑問に思われる方もいるかもしれませんが、効果的に使える場面で『ヒットストップ』のテクニックを取り入れて、ぜひゲームを楽しんでみてください!