コラム

格ゲープロ選手のデバイス環境とは【還元型PROJECT ITK選手編】

ストリートファイター5のプロライセンスをもつ格ゲープレイヤーのデバイス環境を紹介しちゃいます。

還元型PROJECT ITK選手の愛用デバイスとは?

“日本三大ダルシム使い”の1人に数えられる最強ダルシム使い。自称「ストV界、最後の良心」。2020年にJeSU認定ストⅤプロライセンスを獲得した。プロとしての腕前はもちろん「ゲームと人」という同人冊子を制作するなど、格闘ゲームの普及活動にも力を入れている。また、ゲームセンターの風景を撮影した写真集『JOYSTICK GAMERS!』を刊行、さらに写真展を開催した経歴を持ち、他のプレイヤーとは異なる角度からゲームやシーンを見つめ注目を集めている。

ITK選手の使用するデバイス一覧

ITK選手にお伺いしたところ、次のようなデバイスを使われているとのことでした!

モニター AOC C24G1

キーボード HyperX Alloy Origins

マウス Logicool G304

コントローラー Qanba Pearl

マイク audio technica AT2035

イヤホン HyperX Cloud Earbuds

それではこれらのデバイス1つ1つを紹介していきます!!

モニター AOC C24G1

出典:amazon

・AOCとはどんなメーカー?

AOC(エーオーシー)は1967年に設立されたディスプレイおよびITアクセサリの世界的トップメーカーで、世界最大のLCDメーカーであるTPVテクノロジーの子会社です。

2019~2021年という長い期間、液晶ゲーミングモニター市場で3年連続世界シェア1位を獲得しており、全世界のゲーマーから高い支持を受けているメーカーと言えるでしょう!

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・デバイスの特徴、価格帯は?

AOC C24G1はリフレッシュレート144hz。hzという数値は、1秒間に○○枚の枚数で映像を表示するという単位です。わかりやすく言えば、1秒間に何枚のパラパラ漫画をめくっているか?と考えると良いでしょう。数字が多いほど枚数が多く、滑らかな映像が楽しめます!

また、格闘ゲームやFPSゲームのように、素早い操作が必要なタイトルでは、操作とモニターの映像の動きに時間差が無いことも重要です。このモニターはその時間差が非常に小さい(1ms)数値を叩き出しています。このような特徴を持ったデバイスの選択は格闘ゲームを主にプレーされているITK選手らしいチョイスだと思います。

AOC社製品はこの様な高性能なモニターを、比較的手頃な価格で手に入れられます!

・玄人向き?初心者向き?

性能重視のヘビーゲーマーはもちろん、気軽に購入できる製品が欲しいゲーム初心者の方にもおすすめです!!

キーボード HyperX Alloy Origins

出典:amazon

・HyperXとはどんなメーカー?

HyperX(ハイパーエックス)は、アメリカに本社を持つメモリモジュール製造メーカー、キングストンテクノロジーが2002年に設立したゲーミングブランドです。

ウメハラ選手やボンちゃん選手などのプロゲーマーやチーム、そしてゲーム配信者などをスポンサードしてきたことでも有名です!!

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・デバイスの特徴、価格帯は?

HyperX Alloy Originsのキーボードには、HyperX Redというメーカー独自のメカニカルスイッチが使用されています。このスイッチは力を認識する速度が他のスイッチより速く、応答性が大切な音楽ゲームや、キーボード操作でのゲームにおいて優れた性能を発揮してくれるでしょう!!

また、本体に航空機にも使われるフルアルミボディーを使用しているため、非常に高い耐久性を持っています。長時間、長期間の激しいプレーにも耐えうる性能です。

価格についてですが、株式会社BCNの調査によると、2020年時点でのゲーミングキーボードの平均価格は10000円台とのことなので平均より若干高価であると言えるでしょうが、価格に見合った性能を発揮してくれるはずです!!

・玄人向き?初心者向き?

応答性に特化したスイッチが採用されているため、僅かな力でもキーボードに入力が認識されます。入門用というより、一瞬でも速くライバルに差をつけたい!と考えている方におすすめです!!

イヤホン HyperX Cloud Earbuds

出典:amazon

・HyperXとはどんなメーカー?

ITK選手の使用されているキーボードとイヤホンは同じメーカーですので、上記のキーボード「HyperXとはどんなメーカー?」をご覧ください!

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・デバイスの特徴、価格帯は?

HyperX Cloud Earbudsの特徴として挙げられるのは、携帯性の良さです。購入すると専用のケースが付属しています。持ち運びに便利なので、オフラインの対戦会に参加するときも荷物がかさばらずに済みますね!

また、インナーイヤータイプという完全に耳を圧迫しない取り付け方なので、外部の音を聞き取りやすかったり、耳への負担が軽く、疲れにくいという特徴があります。長時間のプレーを行う際、疲れにくいというのは大きな利点となりますね。

外部の音を聞き取れるということは、たとえば電車内で使用していたとしても、駅の停車アナウンスを聞き逃して電車を乗り忘れた……なんてことはないでしょう!!

携帯性が高いということは外出先での使用も増えますし、そちらに特化した作りだと言えますね。

また、インラインマイクが搭載されているため、電話の応対や、チームで協力してプレーするゲームにおけるボイスチャットもこれ1つで可能です!

価格帯はゲーミングイヤホンとしては比較的安価な部類で、入手しやすい商品です!

・玄人向き?初心者向き?

比較的安価でマイク付きのゲーミングイヤホンが手に入るので、ゲーミングイヤホン入門として初心者の方にオススメできる1品です!!

マウス Logicool G304

出典:amazon

・Logicoolとはどんなメーカー?

Logicoolはスイスに本社を持つ、ロジテック・インターナショナルS.A.の日本法人名です。世界的にはLogitech(ロジテック)のブランドで展開されてますが、日本では同名の企業が既に存在していたため、ロジクールの名前でブランドを展開しています。

特徴として、事務目的からプロゲーミング目的まで、幅広いニーズに応えられるような商品を提供しています!

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・デバイスの特徴、価格帯は?

Logicool G304は無線マウスであることが特徴です。単3乾電池1本で約250時間の使用が可能です。

無線マウスなのでUSBレシーバーを用いた電波の送受信が不安になりますが、付属品にレシーバー延長ケーブルというものがあります。

このケーブルをマウスの近くに置くことで送受信の遅延を軽減させたり、PCとマウスの距離が離れていても使用できるようになるアイテムです!!

また、Logicool社のデバイスの特徴として、「G HUB」というアプリケーションソフトがあります。

このソフトをパソコンにインストールすることで、マウスのボタンの割当てや、特殊なコマンドの登録、感度の調整といったマウス本体では出来ない設定が可能になりますので、是非インストールして使用しましょう!!

価格はこの性能でメーカー小売価格が5000円台と、非常にお手頃な価格のゲーミングワイヤレスマウスと言えます!

・玄人向き?初心者向き?

様々なニーズを持ったユーザーに応えるメーカーらしく、ゲーミングマウス初心者の方にもオススメできる製品です!!

マイク audio-technica AT2035

出典:amazon

・audio-technicaとはどんなメーカー?

audio-technica(オーディオテクニカ)は日本の音響機器・映像機器メーカーです。これまで紹介してきた企業とは違い、日本で生まれた企業です!

グッドデザイン賞受賞製品を数多く生み出すなど、製品のデザインに長けてもいます。

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・デバイスの特徴、価格帯は?

audio-technica AT2035は、同じメーカーのAT2020の上位グレードにあたる商品です。

AT2035にて追加された機能として、ローカット機能が挙げられます。これは、決められた帯域より下の音をマイクが拾わないようにする機能です。

これにより、ライブ配信中に空調の音や、自動車の走行音などをカットして、雑音の少ない配信が可能になります。

ボイスチャットや、楽器演奏の録音にも便利な機能といえますね!!

価格帯に関してですが、マイクは非常に価格の幅が広いデバイスです。1万円台は比較的安価な部類で、その中においてAT2035は非常に高い評価を得ています!

・玄人向き?初心者向き?

複雑な設定もなく気軽に音質を向上できるという面では、初心者の方から玄人の方までまんべんなくオススメできる商品と言えるでしょう!!

コントローラー Qanba Pearl

出典:amazon

・Qanbaってどんなメーカー?

Qanbaは、アメリカカルフォルニア州に本社を持つゲーム用周辺機器メーカーです。

創業者の方が格闘ゲームをプレーすることから、アーケードコントローラー製品の開発を多く行っています。

プロゲーマーのときどプロ、ボンちゃんプロなど、数多くの格闘ゲームプロプレイヤーとのスポンサード契約を行っていることでも有名です!

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・デバイスの特徴、価格帯は?

Qanba Pearlは、ゲームセンターで使われているレバーとボタンが最初から搭載されているのが特徴です。現在、どのアーケードコントローラーのレバーとボタンは、メーカーごとの独自生産したパーツを搭載しています。

Pearlではゲームセンターにある筐体に多く使われている株式会社三和電子産のレバーとボタンを搭載しています。殆どのアーケードコントローラーに同じパーツを搭載するにはメーカーからボタンとレバーを取り寄せ、分解をして取付作業をしなければなりませんが、Pearlなら購入した時からゲームセンターと同じ環境が手に入れられます!

また、本体にあるLEDボタンを押すと、本体の側面にあるLEDランプの光り方を変えることが出来ます。常時点灯させたり、レバーやボタンを押したときだけ光るようにしたり。

プレーしている本人には見えないと思いますが、オフラインの対戦会で周りの方に自分の存在感をアピールできますよ!

そして、本体にイヤホンジャックが搭載されていますので、USBポートを圧迫せずにイヤホンを接続し、ゲーム音をしっかりと聴き取ることができます!

最後に注目したい点として、カスタマイズ性の高さが挙げられます。

※写真は執筆者私物

これは筆者の所有するPearlの姉妹機、Obsidianの写真です。レバーやボタン、パネルのイラストを変更することが出来ますので、世界に1つだけのコントローラーを作ることが出来ます!

ITK選手にお伺いしたところ、ITK選手もレバーやボタンに変更を施しているそうです。

※写真は執筆者私物

レバーには三和電子社製のレバーをカスタマイズするパーツであるOTTO DIY V5 KIT、ボタンはQanba Gravity KSに換装しているそうです。

こちらは筆者の所有しているOTTO DIY V5 KIT(右上)、無改造の三和電子JLF-TP-8YT-SK(左下)です。写真の白いパーツにより、正確かつ素早いレバー操作が可能になります。

価格帯についてですが、基本的に1万円台、少々上位のグレードでも2万円台のアーケードコントローラーですが、Pearlは3万円台と最高級クラスの物となっています。価格に見合うだけの高性能なコントローラーです!!

・玄人向き?初心者向き?

大会シーンでの活躍を目指す方向けの商品です。

ですがゲームセンターと同じレバーとボタンが搭載されているため、ゲームセンターと同じ環境でスタートしたい初心者の方もぜひトライしてみてはいかがでしょうか。

 

以上、Kanpro ITK選手愛用のデバイスについて紹介しました☆


 

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