2023年11月1日、e-sportsプレイヤーのコンディショニングをサポートするサプリメントブランド『ガチサプ』を展開する株式会社テマヒマ(東京都渋谷区 代表取締役平岡大輔)は、プロゲーマーとして活躍するe-sportsプレイヤーを輩出し、業界の活性化を図るために、ゲーミングチーム「GACHI GAMING(略称:GG)」を発足しました。
「GACHI GAMING(略称:GG)」は、収益化できるe-sportsチームの構築を目指して立ち上がった、実験的プロジェクトです。
<以下、リリースより>
GACHI GAMING 立ち上げの背景
e-sports業界の発展には、プロゲーマーが稼げる職業になる必要があるが、現状は一部のトップチームに所属する選手のみが、活動に対する十分な報酬を得られている状況だ。
多くのe-sportsチームがチームの収入だけでは運営できず、オーナー企業からの支援に頼っている。事業としては、赤字経営をしているチームは少なくない。この状況では、e-sports業界で活躍したいと思う人を増やすのは難しい。
この原因は、従来のナショナルクライアントのPR予算に頼った収益構造にある。
PR目的でチームをスポンサードする企業にとって、トップクラスのチームでなければ媒体価値がないため、中小規模のチームをスポンサードする理由がない。
なので、ほとんどのチームはスポンサーからの十分な収入を得られず、存続が危ぶまれている。
だが、企業が投資先として適切だと感じれば、PR予算ではなくプロモーション予算としてお金を集めることができる。
つまり、ただ企業ロゴをユニフォームや画面に貼り付けるだけの価値の薄いリターンではなく、実際に集客にインパクトのある価値提供ができれば、e-sportsチームにお金を出したいと思う企業は増える、と同社は考えた。
この仮説を実証するために、同社のマーケティングノウハウを活用したゲーミングチームを作るに至った。
GACHI GAMING で目指すこと
ゲームカルチャーを広めてゲームに熱狂する人を増やすために、チーム運営以外にもイベントの実施、プロダクトの開発にも取り組んでいく。チームとしては、次世代のトッププレイヤーとなる若手を育成し、世界で活躍するチームとなる。
GACHI GAMINGの部門
●ストリートファイターV部門(プロゲーミングチームに所属していた経験のあるShowHeyを招聘)
●ストリーマー部門(モンスターハンターのタイムアタック公式大会優勝経験者の雪月花を招聘)
ガチサプについて
ガチゲーマーのパフォーマンスを支えるゲーミングサプリとして発売された「心眼-shingan-」は、長時間モニターと向き合い身体を酷使しているe-sportsプレイヤーのためのサプリメントだ。
長時間のプレイによる疲労・ストレス・睡眠不足の悩みを抱えるe-sportsプレイヤーを身体の中からサポートする、ガチ勢のパフォーマンスにとことんこだわった成分を凝縮。
[特徴1]エネルギー生成に貢献する「還元型コエンザイムQ10」を贅沢配合
[特徴2]目の水晶体や黄斑に関係する注目成分「ルテイン」「ゼアキサンチン」を凝縮配合
[特徴3]パフォーマンスに貢献する「アントシアニン」を摂取できる7つのベリーに加えて、4つのビタミンを濃縮配合(ビタミンB群/ビタミンA/ビタミンC/ビタミンE)
商品情報
会社概要
社名:株式会社テマヒマ
代表取締役:平岡大輔
住所:東京都渋谷区代々木3-55-5
連絡先:info@temahima.co.jp
今回満を持して発足が発表されたゲーミングチーム「GACHI GAMING(略称:GG)」。
プロデューサーの平岡大輔氏が当メディアの連載で語った「eスポーツチームの生存戦略」を正にチームで実践されていくのでしょうか。
今後のGGの活躍がとても楽しみですね!
"e-sportsチーム生存戦略" 連載一覧はこちら
ゲームが切り開く未来
e-sports業界の発展について全10回に渡りお届けしてきたこのシリーズも、今回で最後となります。 業界関係者には、「新参者が何を語っているんだ。何もやってないくせに。」と感じている方も多いと思います。私自身もその通りだと思っています。 なぜ、この連載を始めたのかについて少しお話しさせていただきます。 新参者としてe-sports業界に関わることにした経緯 私は1982年生まれで、今年40歳になったファミコン世代の人間です。 5歳の誕生日にファミコンとスーパーマリオブラザーズが我が家にやってきました。 ...
e-sportsチームを収益化するための道筋③ ファンを増やすマーケティングの強化
e-sportsチームを収益化するためにやるべきことの3つ目は、ファンを増やすマーケティングの強化です。 ファンはチーム運営の源です。ファンがいなければスポンサーも増やせません。チームの存在意義も無くなります。 試合の勝敗はもちろんチームの影響力に関係しますが、勝ててなくてもファンが多ければチーム運営としては成功だと言えます。 もちろん大会で優勝することでファンが増えたり、より応援してもらえたりするのは確かなので、大会で優勝できる力をつけることが大切なのは変わりありません。 ですが、大会で優勝する以外にも ...
e-sportsチームを収益化するための道筋② ローカルに根ざしたチーム運営
メジャーなチームスポーツはいずれも、地元があります。ホームスタジアムを置く拠点があるので、地元にファンを作りやすい環境ができています。 他チームと地域対抗の構図を作ることで、ファンが熱狂するきっかけにもなっています。 e-sportsでは、拠点を作り活動しているチームはまだまだ少ないです。チームの運営拠点はあっても、選手はそこにいないという状況もよくあります。 e-sportsはチームの練習も遠隔でできるので、拠点に選手を集める必要がありません。 拠点がなくてもチーム運営ができることは、チームを立ち上げる ...
e-sportsチームを収益化するための道筋① 従来型のスポンサー依存モデルからの脱却
e-sportsチームを収益化するためには、従来型のスポンサー依存モデルから脱却する必要があります。 現在、収益化できているe-sportsチームの多くは、その収益の大部分をスポンサー収入で賄っています。 ですが残念なことにトップチーム以外には、十分な収益源となるスポンサーがなかなか集まりません。 これはここまでお話ししてきた、PR目的の予算を目的としていることが原因です。 スポンサー企業は、影響力のあるチームに乗らなければPRの恩恵を受けられません。 なので、多くの影響力の弱いe-sportsチームには ...
e-sports業界の発展に必要な変化③ 地域に根ざしたe-sportsチームの増加
e-sports業界の発展のためには、チームが黒字化することが欠かせません。チームを黒字化させ、e-sports業界を発展させるために必要な3つの変化があります。 今回はその3つ目「地域に根ざしたe-sportsチームを増やすこと」についてお伝えします。 人気スポーツチームの現状 人気のスポーツはどれも特定の地域を本拠地とするチームが存在します。それにより、ファンの帰属意識が高まり、他チームに対しての対抗心を生み出し、熱狂の原動力となっています。 サッカーの日本代表戦などで、普段サッカーを観ない人たちもガ ...
e-sports業界の発展に必要な変化② 稼げる大会を増やすこと
e-sports業界の発展のためには、チームが黒字化することが欠かせません。チームを黒字化させ、e-sports業界を発展させるために必要な3つの変化があります。 今回はその2つ目「稼げる大会を増やすこと」についてお伝えします。 稼げる大会には2つの意味があります。1つは、選手が稼げるということ。もう1つは、運営者が稼げるということです。 選手が稼ぐために必要な大会とは ソニー生命株式会社が実施した「中高生が思い描く将来についての意識調査」での将来なりたい職業ランキングによると、男子では1位Youtube ...
e-sports業界の発展に必要な変化① チーム&プレイヤーの影響力の拡大
e-sports業界の発展のためには、チームが黒字化することが欠かせません。チームを黒字化させ、e-sports業界を発展させるために必要な3つの変化があります。 今回はその1つ目「チーム&プレイヤーの影響力の拡大」についてお伝えします。 影響力が大きければ、その影響力を目当てに企業も寄ってきます。フォロワーが多ければ動画プラットフォームからの広告収入も見込めます。 e-sportsチームや選手が影響力を持つことで、チーム事業は黒字化でき、職業としてのプロゲーマーが成立するようになります。 そのため、どの ...
e-sports業界の抱える問題 プロがプロとして活動できていない環境
前回は、e-sports業界の抱える問題として、企業がなぜe-sportsチームにお金を出さないのかの根本的な理由についてお伝えしました。今回は、業界を支える主役とも言えるプロ選手に起きている問題についてお伝えします。 プロチームに所属していたらプロなのか? プロとは一般的には、その仕事で報酬をもらい、生活ができている人のことです。 e-sportsのプロ選手であれば、ゲームのプレイを通じて報酬をもらい、生活ができている人だと言えます。 e-sportsチームに所属するプロ選手は、チームから支払われる給料 ...
e-sports業界の抱える問題 黒字化ができない収益構造【後編】
前回は、e-sports業界の抱える問題として、収益化の構造と、多くのチームにとってスポンサー企業を集めることが難しい理由についてお伝えしました。今回は、企業がなぜe-sportsチームにお金を出さないのかの根本的な理由についてお伝えします。 企業がお金を出さない根本的な理由 e-sportsチームにスポンサードしている企業のお金の出どころは「PR予算」です。PRとは公で知られる機会を作ることであり、広告のような直接的なアプローチではなく、メディアで取材をされるなど、コンテンツとして企業や商品の認知を広げ ...
e-sports業界の抱える問題 黒字化ができない収益構造【前編】
e-sportsはまさにゴールドラッシュを目前としています。 国内でもe-sportsチームは日に日に増えています。ですが、事業として黒字化できているチームはほんのひと握りだと言われています。名の知れたチームでも、オーナー企業の投資がなければ、事業を続けられないと聞くと驚きを隠せません。 e-sportsチームの数だけプレイヤーの数は増え、世界で活躍する選手が増え、e-sportsプレイヤーを夢見る若者は増えます。e-sportsの熱狂を今よりも大きなものにするためには、多くのe-spotrsチームが事業 ...