独占取材

【対談】「"推し達"は家族」荒野・人気TikToker わにまる×Berserker Bee3

ギラギラと太陽が照り付ける8月、当サイトでは既におなじみの Bee3(ベーさん)氏率いる荒野行動クラン【Berserker】一行が都内某所に集合しました。

今回の対談相手は荒野行動女子×TikToker×YouTuberといくつもの顔を持つ麗し美女 わにまるさん!

総フォロワー数はなんと14万人以上(!)SNSで人気の わにまるさんは、自分を「推し」てくれるフォロワーのことを愛情込めて「わに族」と呼んでいるそう。

そして、メンバー同士たびたび集まっては遊んでいるという、オンライン仲間から"リア友"に変化していくのが特徴のクラン【Berserker】

Bee3氏と わにまるさんが直接会うのはこの日が初めてだったそうですが、二人の共通点は、フォロワーやクランメンバーを家族のように大切に思い、実際に行動に移しているところなんじゃないかと筆者は感じていました。

集合して数分もしないうちに笑い声が聞こえ、賑やかな様子となった取材現場。もちろん感染症対策もしっかり行いながら対談がスタートしました。それではどうぞっ!(収録日:2020.8.7)

◇Bee3氏の過去の記事はこちらから読めます。

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荒野で自撮りは違うと言われて

撮影者:ameki_yun

Bee3「わにといえばTikTokだよね。TikTokを始めたきっかけってなんだったの?」

わにまる「先に荒野行動をやっていて、そのあとTwitterを始めたんですけど、当時めちゃくちゃ自撮りを載せてたんです。でも周りから『荒野行動界隈なのに自撮りを載せるのは違う』と言われてしまって…。自分が自由に動けるのはどこだろう、って考えてた時に、TikTokを始めてほしいっていう声をもらったのがきっかけで始めました。」

Bee3「うわ、そうだったんだ。TikTokの見せ方上手くていつもバズってる印象だけど、動画のネタっていつもどうやって考えてるの?」

わにまる「TikTokのおすすめに流れてきたモノの中から『あ、これ自分でも撮れるな』って思うものを見つけて、撮るようにしています。」

Bee3「オリジナルというよりはみんなのおすすめを見て撮る感じ?」

わにまる「そうです。」

Bee3「あるものを上手く料理できるタイプなんだろうね。動画作るのにコツとかある?使ってるアプリとかあれば教えてよ。」

わにまる「アプリはCapCut(キャップカット)っていうの使ってますよ。むしろそれだけかな(笑)。」

Bee3「なるほど!参考にする(笑)。例えば俺がTikTok始めたいとなったら、なんかアドバイスしてもらえることある?」

わにまる「えー!なんだろうな…。大体TikTokって、おすすめで流れてくる人たちって美男美女が多いんですよ。」

Bee3「ああ、、素材だ、素材(笑)。」

わにまる「てなると、結構自分に自信がない人たちは面白い系に走るんですよ。自分のあるある。荒野行動のあるあるを実写にしてみたとかどうかな。

例えばTikTokのフィルターで荒野の画像を背景にして自分が写り込んだりとか…、物資のあさり方とかちょっと変わったやつを実写してみるとか。そういうのはすごい伸びるし、あとは誰にも負けないキル集を上げるとか、大会のクリップとか上げてる人たちが荒野では多いかな。」

撮影者:ameki_yun

「あの人倒せるようになりたい」と思った

Bee3「自分のクランにも学生が結構いるから、昔のわにまるの話も聞いてみたいんだけど、高校生時代とかどんな感じだった?」

わにまる「家がゲーム・アニメ・テレビ全部禁止だったんですよ。だから本当に真面目でやってきて…。明るくてめっちゃ活発に外で遊ぶ子でしたね。夜には帰ってくるし(笑)」

Bee3「荒野行動にハマったきっかけは?」

わにまる大学に入った時に友達とやり始めたのがきっかけだったんです。初めてのゲームだし、自分の性格上一度やり始めたことは絶対上手くなりたい最後までやり遂げたいって思うようになりました。

そのうち身内だけのクランを作ってガチでやるようになって…。まだ大会とかもなかった頃、有名人の人達とも通常マッチで当たったりすることもあったんですよね。『え!〇〇さんいるじゃん!!あの人倒せるようになりたい!』とか思うようになって、どんどんハマっていきました。」


人柄的に絶対いい人だと思ったから

Bee3「初めてのゲームが荒野行動っていうのも面白いよね。今、わにはどこか『軍団』に入ってる?俺は【超かっけぇ軍団】に入ってるよ。」

わにまる「軍団ですか。。入ってないです(低いトーン)。」

Bee3「軍団は興味ない?(笑)」

わにまる「興味ないです(笑)。グループ活動がすごい嫌いなんですよ。最初はみんな『仲良し~!まじマジ友~♪』みたいな空気がすごいあるんですけど、それが嫌で…。後々崩れるから。だったら入んなきゃよかったっていうのが多々あったんです。」

Bee3「それはクランも一緒じゃない?」

わにまる「そうですね。クランもチームも軍団も。」

Bee3「結局、表面上最初は仲良くスタートするけど、だんだん人間性が見えてきたときに離れていく人もいれば、好き勝手やる人もいるしっていう感じかな。」

わにまる「そう。だから私は一人で行動して、誰の手も使わないでのし上がりたい。

Bee3「なるほどね。俺なんかは会える距離って聞いたら『飯食おうぜ』ってみんな呼んじゃう(笑)。そうすると目の前で人間性が見えるし。」

わにまる「私は今、それができない。」

Bee3「それはどうして?」

わにまる「今までいろんな人に会いすぎて色々やられてきたから、恐怖症になっちゃって。人に会うのが怖いんだ。だから誰とも会わない。べーさんは電話したり荒野を一緒にしていて、自分のこと気にしてくれたり、話振ってくれたりしたんだよね。人柄的に絶対いい人だと思ったから今日こうして会ってる(笑)。」

Bee3「会ってみてどうだった?」

わにまる「おお、、って感じだった(笑)」

Bee3「おおってなんだよ(笑)」

一同「(笑)」

Bee3「Berserkerも最初は3人でスタートして、それから一気に人数が増えて…、内部分裂というか色々あったんだよね。そこから今の形に整えていったんだけど、最終的に残っていったのは昔からのリアルな知り合いだったりするの。そして団体行動が嫌いなメンツが多い(笑)。

新しく入ってきた人も結構古いフレンドさんだったりね。最初はオンラインでしか知らなかった人でも、徐々に連絡とるようになって信頼してもらうようになっていく感じだよ。人間関係はしっかり作ってきてるつもり。」

撮影者:ameki_yun

わにまるが『家族のように愛する』から『わに族』

Bee3わに推しの人っていうのが正しいのかな、ファンの人っていうのかな。そういう人たちをすごく大事にしてるなっていう印象がある。そういうのって増えてくると、一人一人の認知って難しくなってくると思うんだけど、わにまるってちゃんと接してるように見えるんだよね。コツとかあるの?」

わにまる「コツっていうのはないです(笑)。自分がここまで知名度が上がったっていうのはファンがいてこそなんですよね。それこそ3人くらいしか推しの人がいなかったときからどんどん輪を広げて、個人的にみんなでお話したりして、だんだん広がっていって…。

一番自分がファンに対して思っているのは、(ファンが)いてくれるのが当たり前だと思わないで毎日感謝すること。一人一人丁寧に、DMで「いつもありがとう」って言いに行ってます。」

Bee3「有名になって横柄な態度を取ることもないし、すごくしっかりしてるよね。みんながいてこそっていうのは共感するよ。わに推しのことを『わに族』って呼んでるんだなーって思ってたんだけど、いつからそう呼ぶようになったの?」

わにまる「荒野行動を始めてTwitterフォロワーが1000人くらいになった時に、ある有名なチームに入ったんです。その頃、自撮りを見てわたしを推してくれる人が3人くらい出てきました。その人達を『わに推し』って呼ぶのが嫌だったんですよね。なんか自分にファンがついてるって自分で言うのが…(苦笑)。その時別に有名人でもないし、荒野なくしたらただの一般人だし。」

Bee3「恥ずかしさが出ちゃう感じかな」

わにまる「そうそう。せっかくならその人達をもっと増やして大切にしたいと思って、『家族のように愛する』という意味で『わに族』っていうのを作りました。」

わにまる謎の特技!?

Bee3「荒野行動含めTikTokとかYouTubeを中心にやってるイメージがあるんだけれど、今後はどうして行きたいの?大学卒業した後とか、選択肢はいっぱいあると思うんだけど、どう考えてる?

わにまる「私は今年大学四年生で進路も決まってるんですけど、その就職先がコロナとかの影響で就職難民になりそうです(苦笑)。以前は、荒野はやらなくてもTikTokは欠かさずに続けてみんなに生存確認してもらおうかな…とか、どっかでみんなと繋がれるようにと思ってたんですけど、就職が危ういので、、ちょっと今彷徨ってるって感じです。」

Bee3「この状況だとそういうこともあるよね。今後も生存確認できそうで安心した(笑)。俺としては、わにの良さをもっといろんな人に知ってもらいたいなと思ってる。

Mirrativ(ミラティブ)の配信とか見てても、流れてくるコントとかすっげぇちゃんと読んでるじゃん!あのスピードだと俺は全部読めないもん。流れちゃう(笑)。」

わにまる誰々がコメントを書いたとか、耳でも聞いてるし、目で追わなくても耳で覚えてます。誰が入ってきたとかも覚えててコメントしたりできる。それが自分の武器というか特技みたいです(笑)」

Bee3「それすごいよね。俺もミラティブの配信するから分かるんだけど、自分の場合すぐコメントを追えなくなっちゃう。流れちゃうんだよね。よく来てくれる人ならまだわかるんだけど、あんまり来ない人とかはなかなか覚えられないし、見ててすごいなと思うよ。」

アンチと向き合う

Bee3「荒野の中でもアンチってやっぱりいるでしょ?」

わにまる「うん」

Bee3「でも裏を返せば良い人もいて、それを見分けるのは難しいと思うんだけど、できるなら良い人達がどんどん わにの周りに集まるようになっていったらいいな。」

わにまる「自撮り上げ初めた頃とか、当時やばかった(笑)。『ブスが自撮り上げんな』とか言われましたもん。」

Bee3「今でこそ自撮りなんてそんな珍しくもない気がするけど、なんでそんな知り合いでもない人に噛みつけるんだって驚くよ(笑)。」

わにまる「でもアンチってかわいいんですよ。自分のファンより自分のことを知ってくれてるからこそ、そこからファンになってくれやすいんです。

暴言DMが来たりもするんですけど、結構しっかり返して会話が続いていくんです。アンチってかまちょだから、むしろ構ってあげてる感じ。」

Bee3「すごいな。俺はそういうのはフルシカトかスルー。『ありがとう』って返して終わらせちゃったりね(笑)。」

わにまる「もったいない(笑)!構ってあげることによって『意外といいやつじゃん、推しになるわ』ってなること多いよ。」

Bee3「確かにそういうことあるね(笑)。」

わにまる「今わに族って認知してる子達が500人はいるんです。私がもともと炎上していた人だったから、わに族になるなら『さらし行為』『迷惑かけること』はやっちゃダメ。『約束を守る人』っていうルールがある。

それでもその約束を破る人っているんですよ。絶対によくないことなんですけど、大会の賞金バックレちゃったりとか。以前そんなことがあって、私が被害にあったチームのマネージャー1人1人に、Discordで深夜謝りに行ったりしました。

自分はわに族のママだと思って、自分は関わっていない事だけど、子供達の起こしたトラブルは間に入って解決するのがわに族のあり方なんです。」

Bee3「Berserkerも、メンバーが何かやらかしたら俺が出ていくようにしてる。

わにまる「そう、それと同じことだよね。」

Bee3「うちのメンバーたちはフットワークが軽いから、企画とかいろんなことに協力できると思う。今後動画とか一緒にやってみようよ。」

わにまる「いいですねー!ぜひぜひ。」

 

「【対談企画】「"推し達"は家族」荒野・人気TikToker わにまる×Berserker Bee3」 完

 

【プロフィール】

■Bee3
eスポーツ界を中心に活動するエンタメ集団「Berserker」代表。愛称はべーさん。
「荒野行動」では定期的に個人大会を主催。eスポーツを頑張る若者のセカンドキャリアを応援するため奔走する老舗企業経営者。
Twitter:@Bee3GG
チームTwitter:@BskxKing

■わにまる
【荒野行動】で最も有名な女子ストリーマー&TikToker。
TIkTokで一躍有名になり、数々の炎上も乗り越えてきた鋼の荒野女子。自分を推してくれるファンを「わに族」と呼ぶ。フォロワー総数は14万人を超える。
Twitter:@1_rpy
TikTok:@wanimaru2
YouTube:珍獣わにまる*

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