『ダブルマークナル』とは、格闘ゲームの祭典“EVO”でもトップクラスの人気を誇るeスポーツタイトル『大乱闘スマッシュブラザーズSP』の中で使われる専門用語です。
ぜひ、この機会に用語の意味を学んで、知識と技術を深めましょう！（下につづく）
ダブルマークナル
『ダブルマークナル』とは、スマブラの試合において｢最初の攻撃が相手が当たった後、相手がいかなる対応をしても次の攻撃が必ず当たる｣という事。
例を挙げると…
攻撃側の[A]という攻撃が、それに対する守備側の[B]の行動、[C]の行動どちらにも刺さる状況です。
主に空中緊急回避で最初の攻撃を避けられた後に起こりやすいですね。
ジョーカーやメタナイトなど、発生が早く連射の効く技を持っているファイターなら攻めている際に頭に入れておきたいところ。
狙えるファイターは限られますが、攻めの手段としてかなり有効です。
『ダブルマークナル』の語源とは？
今回紹介した『ダブルマークナル』という用語は、いかにも“通っぽい”用語…ですよね。
しかし、その語源は意外と面白いものなんです。
この用語が生まれたのは、スマブラX時代。
圧倒的な壊れ性能を持つメタナイトが猛威を奮っていた時代です。
当時のメタナイトの空Nはゲーム屈指の優秀な技で、ダメージ・判定・全体フレームが桁違いの性能。特に復帰阻止に最適な技でした。
(今でもその名残はありますが、SPの比ではありません。)
技の見た目は、今と同じくメタナイトが丸くなって回転しながら切り付けます。この攻撃をブギーさんというプレイヤーは｢まるくなる攻撃｣と呼んでいました。
そしてこれを復帰阻止で2回当てることを「ダブルまるくなる」と呼んでいたのです。
それを聞いた他プレイヤーが『ダブルマークナル』と聞き間違え、そのしっくりくる語感を気に入ったことから、今ではプレイヤー間に浸透する用語となりました。
なんとも意外な成り立ちですよね。