東京ゲームショウ2019のビジネスデイ初日となる9月12日、e-Sports X RED STAGEではeスポーツ業界で今大注目のeスポーツ連合(JeSU/ジェス)による活動報告がありました。
9月24日にはプロ選手やチーム・大会運営者その他有識者を集めて行われる「eスポーツを活性化させる多面方策に関する検討会」が行われるとのこと。
JeSUの地方支部がますます活気づく!
また、2019年1月から稼働を開始している地方支部の状況に関して、現在北海道、東京都、静岡、愛知、富山、石川、大阪、兵庫、岡山、大分、山形の11ヶ所であるところ、年内を目途に新支部が増える見込みのよう。4月に全国47都道府県のうち、先の11地区をのぞいた36地区の応募を開始していました。
そこに29件37団体からの応募があったというわけなんですね。
地域活性のきっかけとしてeスポーツを取り入れる都道府県は数年前から見受けられましたが、全国的に一つの団体が大きく包括して動いていくということはありませんでした。
年内のJeSUの動き、ますます活性化していきそうです!
連合公認タイトル
株式会社コーエーテクモゲームスのDEAD OR ALIVE6が9月から新しく加わり、現在JeSUで公認されている12タイトルは以下の通り。
東京ゲームショウの開催日14日には世界大会イベントの「DEAD OR ALIVE 6 World Championship」“Fatal Match in Japan”が開催されました。
- DEAD OR ALIVE6(デッドオアアライブ6)
- Winning Eleven2019(ウイニングイレブン2019)
- GUILTY GEAR Xrd REV 2(ギルティギア イグザード レヴツー)
- Call of Duty Black OPS4(コール オブ デューティ ブラックオプス 4 )
- STREET FIGHTER V(ストリートファイターV)
- TEKKEN7(鉄拳7)
- パズル&ドラゴンズ(パズドラ)
- BLAZBLUE CENTRALFICTION(ブレイブルー セントラルフィクション)
- BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE(ブレイブルー クロスタッグバトル)
- ぷよぷよ
- モンスターストライク
- Tom Clancy`s Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)
また、JeSUの公認大会規約が今秋にも改訂され、オンラインでの公認大会開催が可能になるとの発表も。
今まで都市圏での大会でオフライン参加が必要だったのですが、地方在住で中心部まで行くのが大変‥というエリアの選手もプロライセンスや賞金を得られるチャンスが広がることになります!
ライセンスや法規制、賞金問題についても言及
JeSUが後援している大会・イベント実績は計35回!月3のペースでイベントサポートを行っているとのこと。
その中ではプロライセンス制度や公認タイトルにとらわれず、「ハースストーン」や「リーグ・オブ・レジェンド」等の大会もサポートしているので、広くeスポーツの発展に取り組んでいるんですね!
そして、法規制に関する取り組みについても触れています。
ゲーム大会や賞金提供で取り沙汰される「景品表示法」、「刑法(賭博罪)」、「風営法」に関連した課題ですね。
優勝したら500万とか、1000万とか、1億もらえる‥!といった高額賞金が提供される大会で、プロライセンスを持つ人に限定した場合、もしくはプロライセンスを持たない限定しない場合の規制はどうなるの?
といった疑問に対する消費者庁の回答を踏まえて見解を発表されていました。
詳しくはJeSU公式サイトでも発表されています。
JeSU:"eスポーツに関する法的課題への取組み状況のご報告”
東京ゲームショウでも「ストリートファイター5」や「パズドラチャンピオンズカップ」優勝者が賞金を減額または受け取れなかったケースがあったため、話題になっていましたね。
これについては触れたいところが多すぎて、正直書き始めると長くなってしまうので、また改めて記事にしたいと思います!
この他、今後の海外展開として、eスポーツがオリンピックの公式競技となるための取り組みや、国際大会への代表選手選出などについて発表がされました。