【スト6初心者講座】あなたも"対空の達人"に！通常技対空、空対空を解説

今回は『ストリートファイター6』（スト6）の対空、特に通常技対空について焦点を当てて解説します。

昇竜対空、通常技対空　その差は？

昇竜拳のような必殺技以外にも、リュウの2大Pのようなアッパー系の通常技も対空として使用することができます。

コマンド入力が不要なので一見簡単そうに見えますが、昇竜拳と比べると「対空無敵がない」「横や縦のリーチが短い」という弱点があります。

昇竜拳には対空無敵が付いているため、タイミングが遅すぎない限りは引き付けて出しても間に合います。対して通常技対空は、引き付けてしまうと発生前に相手のジャンプ攻撃に負けてしまうことがあります。そのため、通常技対空は昇竜対空よりも反応速度が求められるのです。

判定が強いマノンの2大Pですが、対空無敵がないのでタイミングが悪ければもちろん負けます。

また、昇竜拳は斜め前にジャンプするのに対し、通常技対空の多くは真上に対してアッパーをするような形となります。そのため、相手がジャンプ攻撃を出していない場合や、少し遠くでジャンプした場合には空振りしてしまうことも。加えて、昇竜拳は早く出し過ぎても高空にいる相手に当たりますが、通常技対空は早く出し過ぎると空振りしてしまいますね。

以上のように、通常技対空はコマンド不要という利点こそあるものの、それ以外では昇竜対空に勝っている点はほぼないのです。

空対空は使うべき？

相手のジャンプに対して、こちらもジャンプ攻撃をして対空するのが"空対空"です。

空対空もコマンドが不要で、最悪ミスをしても空中喰らいになるので大ダメージをもらいにくいという利点があります。

しかし、空対空にはジャンプ移行フレームを必要とするため、より早い反応を求められます。また、空対空に成功した後は、他の対空と比べると状況があまり良くないことがほとんどです。有利フレームが少なかったり、距離が離れていたりして、強い攻めを展開できないこともあります。

地対空が弱いキャラクターは空対空をメイン対空にする場合もありますが、基本は昇竜拳や通常技での地対空を中心に据えることがほとんどですね。

初心者が対策に困りがちな、しつこい"めくり"には空対空

空対空が使いやすい具体的な場面を挙げると、"めくり"への対策です。たとえば相手が【小技を2、3回→前ジャンプ】をひたすら繰り返して、めくられて対空できずガードし続けてしまう初心者をよく目にします。

これを対空するには振り向き昇竜など少しテクニックが必要になってしまいますが、昇竜を持っていないキャラには少し対処が難しい場合も。実はこれはバックジャンプ攻撃をすることで簡単に落とすことができるのです。

しつこい"めくり"への対策の手札として、バックジャンプ攻撃を持っておくと良いかも。

バックジャンプ攻撃は、相手がたとえ何もしていなかったとしてもラインを少し下げるだけで、ダメージを喰らうことはありません。低リスクに相手の攻めから抜け出せるのでオススメですよ。

通常技対空のコツ　対空しやすい距離を意識しよう

通常技対空では昇竜対空以上に「距離調節」が要となります。

特に、相手がリーチの長いジャンプ攻撃を持っている場合は要注意。というのも、【相手が技を出していなかったら対空が空振りとなる距離】が存在するからです。対空技の空振りに対して差し返されてしまうリスクも伴います。系統は少し異なりますが、キンバリーの"肘落とし"による手前落ちも対空の空振りを誘いやすく、通常技対空がしにくい技ですね。

対空技が空振りしないようにするためには、通常技対空しやすい距離になるよう自ら間合いをコントロールすることが大切です。

画像引用元：CapcomFightersJPよりスクリーンショットを撮影し使用しています