ストリートファイター5のプロライセンスをもつ格ゲープレイヤーのデバイス環境を紹介しちゃいます。
還元型PROJECT よっさん選手の愛用デバイスとは?
よっさん選手の使用するデバイス一覧
よっさん選手にお伺いしたところ、次のようなデバイスを使用されているとのことでした!
モニター AOC C24G1
キーボード Logicool K310
マウス Logicool G703
コントローラー Razer Panthera
マイク Bluemicrophones Blue Yeti
イヤホン iphone標準
それではこれらのデバイス1つ1つを紹介していきます!
モニター AOC C24G1
・AOCとはどんなメーカー?
AOC(エーオーシー)は1967年に設立されたディスプレイおよびITアクセサリの世界的トップメーカーで、世界最大のLCDメーカーであるTPVテクノロジーの子会社です。
2019~2021年という長い期間、液晶ゲーミングモニター市場で3年連続世界シェア1位を獲得しており、全世界のゲーマーから高い支持を受けているメーカーと言えるでしょう!
・デバイスの特徴、価格帯は?
AOC C24G1はリフレッシュレート144hz。hzという数値は、1秒間に○○枚の枚数で映像を表示するという単位です。わかりやすく言えば、1秒間に何枚のパラパラ漫画をめくっているか?と考えると良いでしょう。数字が多いほど枚数が多く、滑らかな映像が楽しめます!
また、格闘ゲームやFPSゲームのように、素早い操作が必要なタイトルでは、操作とモニターの映像の動きに時間差が無いことも重要です。このモニターはその時間差が非常に小さい(1ms)数値を叩き出しています。
よっさん選手のデバイスは、同じく還元型PROJECTに所属するITK選手と同じモニターを使用しているという驚きの結果に!AOC社の製品のクオリティの高さが伺えますね!!
AOC社製品はこの様な高性能なモニターを、比較的手頃な価格で手に入れられます!
・玄人向き?初心者向き?
性能重視のヘビーゲーマーはもちろん、気軽に購入できる製品が欲しいゲーム初心者の方にもおすすめです!!
キーボード Logicool K310
・Logicoolってどんなメーカー?
Logicoolはスイスに本社を持つ、ロジテック・インターナショナルS.A.の日本法人名です。世界的にはLogitech(ロジテック)のブランドで展開されてますが、日本では同名の企業が既に存在していたため、ロジクールの名前でブランドを展開しています。
格闘ゲームプレイヤーの板橋ザンギエフ氏、竹内ジョン氏、ナウマン氏が所属するDetonatioN Gamingのスポンサーでもあります!
特徴として、事務目的からプロゲーミング目的まで、幅広いニーズに応えられるような商品を提供しています!
・デバイスの特徴、価格帯は?
Logicool K310の特徴は何と言っても清潔に保つことが出来ることです!
付属のブラシで細かい汚れを取り除くことができるだけでなく、なんと水洗いが可能な構造となっています!
また、キーボードを清掃するときは通常キーボードを取り外すための特殊な道具が必要ですが、K310では素手で取り外すことも可能です!
このキーボード自体は2012年に発売されたものですがコロナ禍の今、改めて評価が高まったデバイスと言えるでしょう!!
お値段は本来4000円台と、キーボードとしては安く入手できるものでした。しかし現在生産はされていないので、中古品でも14000円以上と価格は高騰しています。
・玄人向き?初心者向き?
ゲーミング用のデバイスではありませんが、簡単にお手入れが出来ることから初心者の方にもオススメできる一品です!
マウス Logicool G703
・Logicoolってどんなメーカー?
よっさん選手の使用されているキーボードとマウスは同じメーカーですので、上記のキーボード「Logicoolってどんなメーカー?」をご覧ください!
・デバイスの特徴、価格帯は?
Logicool G703の特徴として、無線マウスでありながら充電切れを気にしないで良いことが挙げられます。
別売りではありますが、POWERPLAYというマウスパッドでG703を使用するとゲームをプレーしながら充電を行うことが出来ます!
無線マウスの問題点としてプレー中にバッテリー切れを起こし、マウスが使用できなくなることが挙げられますが、その心配がG703であれば一切ありません。
POWERPLAYがなくても、付属のデータ・充電ケーブルを差し込むだけで、ゲームを中断することなくワイヤレス接続から有線接続に即座に切り替えられるので、バッテリー切れで操作ができなくなった……ということも防ぐことが出来ます!!
価格に関してですが、ワイヤレスマウスは10000円以上のものが多い中、8910円(公式HP掲載価格)と相場より安く入手できることが出来ます!
・初心者向き?玄人向き?
初心者の方にも勧められるお値段でありつつ、FPSプレイヤー向けの機能も多く、初心者から玄人の方までオススメできるデバイスです!
マイク BlueMicrophones Blue Yeti
・BlueMicrophonesってどんなメーカー?
BlueMicrophonesは、Logitech(日本ではLogicool)の所有するアメリカのオーディオ機器会社です。
オーディオプロフェッショナル、ミュージシャン、および消費者向けに、マイク、ヘッドフォン、録音ツール、信号プロセッサ、および音楽アクセサリを設計および製造しています。
日本ではBlueMicrophonesではなく、LogicoolGのブランド名で同社の製品が販売されていることもあるようです!
・デバイスの特徴、価格帯は?
BlueMicrophones Blue Yetiの特徴は、専用ソフトによる細かな設定が出来ることです。
Blue Vo!ce、Blue SHEPRAといった複数の対応ソフトが有り、これらで声にエフェクトやボイスチェンジャーをかけることができます!
また、本体にゲインつまみとモニターつまみという2つの音量調節のつまみがあります。
ゲインつまみは配信者を聴いている方のみ音量を調節、モニターつまみは配信者のみ音量を調節します。
配信をしているときリスナーの方から「音量を調整して欲しい」と求められたとき、マイクのつまみで調整するだけでいいのはお手軽で、配信者の方には助かる機能です!!
価格帯は2万円を少し切るぐらい。マイクは価格の幅が大きいデバイスですが、1万円台のマイクとしては非常に優れた性能です!
・初心者向き?玄人向き?
初心者の方から玄人の方の要望にまで応えられるおすすめのデバイスと言えるでしょう!!
イヤホン Apple EarPods with Lightning Connector
・Appleってどんなメーカー?
Appleとは、アメリカ、カルフォニア州クパチーノに本社を置く多国籍テクノロジー企業です。
2007年1月に社名を従来のアップル・コンピュータから、アップルに変更しました。
デジタル家庭電化製品、ソフトウェア、オンラインサービスの開発、販売を行っています!
・デバイスの特徴、価格帯は?
Apple EarPods with Lightning Connectorの特徴はインイヤー型であることが挙げられます。iphoneを購入すると付属するこのイヤホンですが、長時間の使用に耐えられる耳への取り付け方となっています。
多くの人に使われるデバイスの付属品ですので、圧迫感がなく、長時間使用できるよう考えられているのでしょう。
また、マイクも内蔵している上に性能も良く、通話だけでなく、動画の配信でも使用できる品質となっています!!
2020年10月からは標準品が同梱されなくなり、Airpodsが主流となりつつあるアップル社のイヤホンですが、長年多くのユーザーを支えてきたデバイスの凄さが感じられますね。
価格は公式ストアで2780円(税込)。とはいえ、他社メーカーにおける5000円以上のイヤホンにも太刀打ちできるコスパ良しのイヤホンとなっています!
・初心者向き?玄人向き?
ゲーミング用途ではないのですが、入手の容易さから考えればどんな方にもオススメできる商品と言えるでしょう!
コントローラー Razer Panthera
・Razerってどんなメーカー?
Razerはアメリカカリフォルニア州、アーバインに本社を置くゲーミングデバイスメーカーです。
商品名の大半に動物の名前(特に爬虫類や昆虫類)をつけているのが特徴です。
日本では格闘ゲームプレイヤーふ~ど氏、板橋ザンギエフ氏、シンガポールの強豪プレイヤーXian氏のスポンサーとなったことでも有名ですね!
・デバイスの特徴、価格帯は?
Razer Pantheraの特徴として、アーケードと全く同じ部品が使われていることが挙げられます。
ゲームセンターで主流であるレバーとボタンを制作されている三和電子産のパーツを使用しているため、購入した時からゲームセンターの筐体でゲームをプレーするのと同じ環境が手に入れられます!
また、操作をゲームに伝える入力の遅延も小さく、レバーやボタンを押して一瞬の動作の差が明暗を分けるアクション性の高いゲームに強い作りとなっています!
そして何より優れている点として、工具を用いずに即座にコントローラーの内部にアクセスできることが挙げられます!!本体の下部にあるRazerのロゴマークを押すと蓋が開き、コントローラーの内部を分解せず一瞬で開くことが出来るのです!
これはよっさん選手と同じRazer Pantheraを筆者が所持していたので内部の写真を撮影したものです。
このように、即座に内部にアクセスできるので、普段のボタンやレバーのメンテナンスもすぐに開始できます。
私(筆者は)メンテナンス用にレバーにつけるグリスとレバーボールを内部に保管しています(写真右下参照)。グリスとレバーボールの上にあるのはPantheraに購入時から付属しているプラスマイナスドライバーです。
これにより、大きな工具を所持していなくても、その場でレバーやボタンの交換が行えるようになっています!!
また、ボタン交換を行う際、頭を悩ませるのがどのボタンにどのケーブルを接続すればいいのかメモや写真を撮っておかなければいけない点です。
これもPantheraならば対応表が本体に貼り付けられているので、絵の通りにケーブルを接続すれば正しくコントローラーが動作します!!
ところでよっさん選手にお伺いしたところ、ITK選手と同じようにレバーとボタンをコントローラー純正品から交換しているとのことですのでその内容を紹介します。
レバーをHAYABUSAレバー、ボタンをGamerFingerに換装しているそうです。
HAYABUSAレバーについてですが、こちらは日本で多くのゲーム機周辺機器パーツを販売されている株式会社HORI製のアーケードコントローラーに標準搭載されているレバーです。
現在ストリートファイター5で活躍されているプロゲーマーsako氏の意見を取り入れて作られたレバーで、滑らかな入力になるように内部が特殊な構造となっています!
かつてはレバーのみの単品販売がありましたが、今はHORI社製のコントローラーから分解して手に入れるのが主な入手手段となるでしょう。
ボタンのGamerFingerは、台湾製のアーケードコントローラー向けボタンです。
写真左が三和製ボタン(Pantheraの標準搭載品と同じもの)、右がGamerFingerです。GamerFingerのボタンはクリアカラーで、自分なりの個性を出しやすいデザインなのも特徴です!
GamerFingerの特徴は、内部にゲーミングキーボードに用いられるようなスイッチが組み込まれている点です。
写真左が三和製ボタンの内部、右がGamerFingerのものです。スイッチの形が違うのがおわかりでしょうか?
このスイッチはCHERRYMXというメカニカルスイッチで、ドイツのCHERRY社が製造するメカニカルスイッチです。このスイッチであれば互換性があり、自分の好みの押し心地に変更することが出来ます!
GamerFingerに搭載されているスイッチは静音性に優れているものですが、筆者は静音性よりボタンを押したときの感覚の好みから違うスイッチに換装しています。
CHERRYMXのスイッチの種類はこちら(株式会社アーキサイト様のサイトへ転送されます)を参考にしてください!
入手手段としては公式の販売サイト(海外の公式サイトへ転送されます)や、国内で販売されているサイト(千石電商オンラインショップへ転送されます)などでの購入になります。
話を元に戻してRazer Pantheraの価格帯ですが、標準的なアーケードコントローラーは1万円~2万円程度で購入できますが、発売当初の価格は25000円程度と高価な部類でした。また、現在Pantheraは既に生産を終了しているため価格は高騰傾向にあります。
入手は大変困難ですが、非常に高性能なアーケードコントローラーであることは間違いありません!!最高峰のプレイヤーと戦う機会の多いよっさん選手が選ぶのも頷けますね!!
・初心者向き?玄人向き?
価格を考えれば玄人向きのデバイスですが、工具やアーケード部品の取り付けの知識のない方でも購入時からゲームセンターと同等の環境が手に入れられることから、初心者の方でも購入をオススメできるアーケードコントローラーです!!
以上、Kanpro よっさん選手愛用のデバイスについて紹介しました☆