『ゲージ』とは、格闘ゲーム全般で画面上に表示されるオブジェクトを指す専門用語のことです。
ぜひ、この機会に用語の意味を学んで、知識を深めましょう!(下につづく)
ゲージ
ゲージとは、格闘ゲームにおいてキャラクターの状態や、戦況を帯状のメーターで示す物体のことを指します。
体力ゲージや必殺技ゲージ、スタンゲージなど様々なものが存在しますが、単に「ゲージ」とだけ言う場合は必殺技ゲージを指すことが多いです。
ちなみに、英語のゲージ【gauge】には、複数の意味がありますが、その中の1つである長さ・重量などの物理量を測定する器具の総称、この意味が格闘ゲームにおける『ゲージ』の用途に最も近い意味を持っていると言えるでしょう。
ゲームによって様々な名前がある!?ゲージの種類
ゲームタイトルによって様々な「ゲージ」が存在します。
例えばストリートファイター5では「EXゲージ」、「Vトリガーゲージ」。 サムライスピリッツシリーズでは「怒りゲージ」、ギルティギアシリーズでは「テンションゲージ」、「BURSTゲージ」、「R.I.S.Cレベルゲージ」など、作品の特徴を反映したゲージがあります。この記事では多くのタイトルで目にする機会が多いものに絞って紹介します!!
体力ゲージ
殆どの格闘ゲームで画面上部に表示されている横棒グラフを「体力ゲージ」と呼びます。作品によっては画面上部ではなく、画面の左端、右端に配置されていたり、そもそも体力ゲージが存在しない格闘ゲームもあります。
格闘ゲームでは、攻撃を被弾したり、特定の攻撃を防御するとこのゲージが減少していき、ゲージを全て失ったプレイヤーがKO(ノックアウト)負けとなります。
試合時間終了時にお互いのプレイヤーの体力が残っていた場合は、お互いの体力ゲージの残量を比較し、より多くの体力を持っているプレイヤーの勝ちとします(ですが一部の作品では、時間切れ時に体力の多さで勝負を決めないこともあります)。
必殺技ゲージ
ゲームタイトルによって呼称や詳細は異なりますが、主に強化された必殺技を使うために消費されるものを指します。
多くのタイトルでは敵に攻撃を当てることで増加し、ゲーム独自の個性的なシステムを利用する際にも消費されます。(セービングキャンセル、ロマンキャンセル、ガードキャンセルなど)
攻守を切り替えたり、大ダメージを与えたり、試合の流れを大きく動かすことが多いのも特徴です。状況によっては体力以上に必殺技ゲージは重要となることもあり、その使い方や管理はプレイヤーの価値観や腕前にも左右されます。
ガードクラッシュゲージ
体力ゲージほど頻繁に見かけませんが、体力ゲージの次に見る頻度が多いゲージなので解説します。
多くの場合体力ゲージの少し下に、「GUARD」の文字と共に横棒のグラフが表示されています。これを「ガードクラッシュゲージ」と呼びます。
こちらは体力ゲージとは違い、失っても原則それによって勝敗が決まることはありません。
このゲージは相手の攻撃を防御すると減少していきますが、一定時間が経つと自然に回復して元のゲージの量に戻ります。
ですが、短時間に多くの攻撃を防御し続け、ゲージが0になってしまうと、ガードクラッシュ状態という状態になります。
この状態になるとそのキャラクターは一定時間全ての操作ができなくなり、大ピンチとなってしまいます。
この特徴を活かし、攻撃することに大きなメリットを与えたい格闘ゲームで用いられます!!