『ワース』とは、eスポーツのタイトル(種目)の一つである『リーグオブレジェンド(League of Legends/通称LoL)』や『VALORANT』(ヴァロラント)などのチーム戦のゲームで使われる専門用語です。
ワース
ワースとは、英語で「価値がある」という意味を持つ”Worth”が元となっています。(悪いという意味を持つ似ている発音の単語”Worse”ではありません!)
この意味から、戦う中で自分や味方がデスをしてしまったけれども、結果的にチームにとってプラスになったからOKということを意味します。
ワースな場面の実例
例えば、LoLにおいて自身のレーンに敵のジャングラーが介入して自分はデスをしてしまったとします。この時点では自身が損をしただけです。
しかし、それを見た味方ジャングラーが他のレーンでガンクをし、さらにタワーやドラゴンといったオブジェクトまで獲得します。結果として、チーム全体で見たときに敵は1キルのみ、こちらは1キルに加えてタワーやドラゴンといったものを獲得できたので結果的には得をしたことになります。
このように「自分は死んでしまったけれども、他レーンでプラスになったから結果的には良い」という状況に使われるのが「ワース」です。
VALORANTのようなFPSでも、キルトレードの中で自身が犠牲になってしまったとしても、そのおかげで敵の位置が分かって味方がキルを取り、ラウンドに勝利できれば良いわけです。
もちろん被害を被った本人は気分がよくありません。しかし、特にキルやオブジェクト獲得のトレードを行っていきながら試合を進めていくことが多いLoLではこのような心構えが非常に大切です。