『立ち回り』とは、格闘ゲームの祭典“EVO”でもトップクラスの人気を誇るeスポーツタイトル『大乱闘スマッシュブラザーズSP』や、『ストリートファイター6』(スト6)や『鉄拳8』の中で使われる専門用語です。
ぜひ、この機会に用語の意味を学んで、知識と技術を深めましょう!(下につづく)
立ち回り
『立ち回り』とは、試合が膠着状態の時に「技を当てるまでの過程」「試合運び」のことを指します。
人によってとらえ方が変わる言葉ではありますが、中距離~遠距離での行動全般を指すといっても良いかもしれません。(逆に、至近距離でお互いの技が届く距離での行動を立ち回りということはほとんどありません)
また、お互いの攻撃が届かない間合いでフレーム的な有利不利がない状態のことを『立ち回り』と表現する場合もあります。
例文)
「あの人は立ち回りが上手い」
→「あの人は、中遠距離での行動や行動選択が上手い」
→「あの人は、試合の展開を作るのが上手い」 など
「この技を当てた後は攻め継続ができず立ち回りに戻る」
→「この技を当てた後は攻め継続ができず、中遠距離での戦いに戻る」
明確に定義づけられている言葉ではないですが、前後の文脈からニュアンスを汲み取れるはずですよ。
スマブラでの立ち回り
ファイターの持つ技にはそれぞれ役割があります。
牽制に有効な技、遠距離から攻撃できる技、相手の意表をつく技、撃墜を狙える技。
これらとファイターそれぞれの運動性能を活用して、できるだけ安全かつ確実な方法で有効な攻撃を試みるのが『立ち回り』です。
攻撃と防御のバランスを整えた上で、有効打となる一撃やコンボの始動をどう通していくか…ということですね。
なので、使用するファイターによって最適な立ち回りは異なります。
そしてもちろん、対戦相手のファイターによっても立ち回りを変える必要があるんです。
これだけでもかなり奥深いことが伝わるかと思います。なので立ち回りに明確な正解はありません。
自分で答えを見つけるのが難しい場合は、他のプレイヤーの対戦動画や攻略情報を見て、使用ファイターの基本となる立ち回りを学ぶことから始めてみるといいでしょう!