『RTA』『スピードラン』とは、eスポーツのみならず、ゲーム全般で使われる専門用語です。
ぜひ、この機会に用語の意味を学んで、知識を深めましょう!(下につづく)
RTA、スピードラン
『RTA』とは、リアルタイムアタック(Real Time Attack)の略称。ゲームスタートからクリアまでの実時間の早さを競う遊び方です。
『RTA』は主に日本国内でよく使われる呼称で、海外では『スピードラン』(Speed Run)という言い方が一般的です。
作品の本編を攻略する早さももちろん求められるのですが、実時間を計測するため、有名作品ではプレイ環境もかなり徹底されています。
・ゲーム内の言語を変更する(言語によってテキストの分量が異なるので、短い言語にして時間短縮)
・ロードの発生するイベントを回避(ロードにかかる時間を短縮させるため)
など、正直言って素人が介入できるレベルではないこだわりを持った、職人が突き詰める遊び方です。
筆者が見た動画で印象に残っているのは、「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」のRTA。
元々、自由度のかなり高いゲームではありますが、
・盾サーフィンを利用して、空中を高速移動
・ムービー中にラスボスを撃破する
・本来通過できない壁をすり抜ける
など、とんでもない操作精度を要求させられるグリッチを頻繁に利用して、約27分で本作をクリアしていました。一見の価値アリです。
YouTubeなどの動画サイトにたくさんのRTA動画がアップされているので、気になる方は一度「(好きなゲームタイトル) RTA」で検索してみるといいでしょう。