『EVO JAPAN』にいたA.K.I.、声優の"ひろとひろ"って何者？気になりすぎたので本人に色々聞いてみた

2024年4月に開催された国内最大級の格闘ゲームイベント『EVO JAPAN 2024』。

編集部の私小河原も現地で観戦をしていて、大会と同じくらい印象に残っていたのがA.K.I.のコスプレイヤー。キャラクター本人が現実に出て来たようなそのクオリティの高さはまさに2.5次元というに相応しく、あまりにも頭から離れないのでSNSで検索してみたところ、名前は"ひろとひろ"さんで、生粋の格ゲープレイヤーであることが発覚！

ゲームプレイ、コスプレなどからゲームへの愛がひしひしと伝わってくる彼女が気になりすぎたので、今回取材してみましたよ～。

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※記事の最後には本邦初公開の撮り下ろし写真も！

格ゲー歴4年！ゲームがきっかけで声優の道へ

――突然の連絡にも関わらずお応えいただけましてありがとうございます！まず最初に、ひろとひろさんが格闘ゲームにハマったきっかけや、格ゲー歴を教えてください。

「格ゲー歴はまだまだ浅い4年目です！

今どき少し珍しいかもしれませんが、ゲームセンターの筐体でプレイしてから格闘ゲームにハマりました。

当時私は音ゲーにおネツだったのですが、ゲーセンに遊びに行ったら友達が『スト5』の筐体に閉店まで張り付いていたので、『そんなに楽しいものなのか…？』と覗いてみたら、、、でした。」

現在は大会やイベントにも積極的に参加しているのだとか。

――『スト5』以降から格ゲーを始めた人でゲーセンから、というのはかなり珍しいですね。

「友達の使用キャラクターはさくらだったのですが、ランクマッチでマッチしたEX9カラーのキャミィの軽やかでしなやかなモーションに一目惚れしたんです！

EX9カラーは、色が黒々としてるのでキャラクターはほぼほぼシルエットしか分かりません（笑）。」

独特なEX9カラーのキャミィ。（画像は公式サイトより引用）

――キャミィはコスプレもするほどお好きなんですね！

「ビジュアルに惚れ込んだのは、プレイしてからですね。

ちなみに『スト5』で使用していたコスチュームはガンスパイクでした。」

――特に思い入れのあるゲームやキャラクターを教えてください。

「上でもお答えしたとおり、キャミィに一目惚れしてプレイし始めたのでキャミィは魂キャラクターですね！

それと、プレイにハマってからは『ストリートファイター』シリーズにもどっぷりハマったのでやはり主人公のリュウとケンが好きです！

とくにケンが大好きです！結婚したい。冗談です！！イライザいるので叶わないし敵いません（笑）。

余談ですが、好きすぎてリュウとケンで同人誌を出した経験があります。」

ケンにうっとりする、キャミィコスのひろとひろさん。

――コスプレに同人活動、ガチで好きでないと中々出来ないことですよね。では、格ゲー以外に思い入れのあるゲームを教えてください。

「色々あるんですが、この業界も目指すきっかけになったのは『テイルズ』オブシリーズの『テイルズオブイノセンス』です。当時ニンテンドーDSで『ポケモン』や『どうぶつの森』をプレイしていた私にとって、ゲームに声が入っているの超超超衝撃的で……。

『テイルズオブ』シリーズはアニメーションも綺麗なので、そこからゲーム、アニメにハマりました。

当時（今も好きですが）めちゃくちゃ好きだったキャラがいて、そのキャラを覚えたてのインターネットで調べていくうちに『声優という職業があるのか……』と。

“キャラクターに声を当ててる人がいる”っていう発想が幼少期の私にはなかったんですね。

そこから、同じことをしたいと声優を目指しました。」

――当時ニンテンドーDSのゲームでは容量の都合からか、しっかりと台詞を読み上げるゲームは少なかったですよね。

「あと、『ファンタシースターオンライン2』（PSO2）がめちゃくちゃ好きで、4,000時間くらいプレイしていました。めちゃくちゃ課金もしたなあ（笑）。

コラボカフェにも第一弾、第二弾と制覇するくらいにはハマってましたね！遠く離れた友達と遊べるというのは当時の私には画期的で、今のオンラインゲーム好きな私を形成したゲームです。」

――生粋のゲーマーですね！『スト6』以外で現在ハマっているゲームがあれば教えてください。

「ハマると一本に絞っちゃうタイプなので今はこれといって……ないですねぇ……。

『テイルズオブ』シリーズで未プレイな作品をぽちぽちとスキマ時間に進めてます！あとは『塊魂』シリーズが昔から大好きなので、リマスターが出たのをプレイしてますね！

今は『ジャッジアイズ』も楽しく進めている最中です。」

『スト6』では長時間ランクマ、オフ対戦会常連

――『スト6』での使用キャラクターは誰でしょうか？

「キャミィに一目惚れして始めたので、『スト6』でもキャミィちゃんを使ってます。

知ってる人めちゃくちゃ少ないんですが、『スト5』時代には実はさくらも少し触ってました。

『スト6』ではA.K.I.ちゃんのビジュアルに惚れてサブキャラという立ち位置ではありますが絶賛練習中です！」

――ひろとひろさんは『スト5』からのプレイヤーですが、『スト6』でモダン操作を選んだ理由を教えてください。

「ワンボタン昇龍です！！！ワンボタンSAです！！！……と、言いつつ私、対空はリフトアッパーで出しているのでワンボタン昇龍の良いところを全く活かせていないんですよね……。

リフトアッパーは4中Pで、昇龍は前SPなので、コマンドはたいして変わらないんですが何故か昇龍は出ないんですよね（泣）。

リフトアッパーと昇龍を使い分けるのが今後の目標です。昇龍じゃないとジュリの疾空閃が落とせない……。」

――相手のジャンプ攻撃に対して前を入れるのには勇気がいりますよね、分かります！ひろとひろさんは、現在マスターでMR1200台ですよね。ときに"最下層"とも言われるMR帯ですが、モチベーションを保つために意識していること、行っていることはありますか？

「何もないです！！！強いて言えば、”バカになること”ですかね…？自分で言うのもなんですが、めげない心はナンバーワンなんですよ。どんなに負けが続いても平気で5時間とかランクマッチを回します（笑）。

負けてるからやめろって話なんですが。

元々死ぬほど我慢強いので、どんなに下がっても上げればいいやと楽観的に捉えてますね！最下層にいることをもっとシリアスに捉えたほうがいいのかな？（笑）

とにかく数字が上下するのが楽しくて楽しくてたまらないんですよね。ギャンブルとかやったらヤバいと思います。」

――ハマったのが格ゲーで良かったですね（笑）。マスターを目指している初中級者の方へアドバイス、メッセージをお願いします。

「対空さえ出せればアシストコンボだけで！マスターいけるぞ！！本当に！！

なんならドライブラッシュ一切しなくたって対空さえ出せればマスターいけるぞ！！私が生き証人だ！！」

――SNSではイベントに行ったお写真をたくさん上げていますよね。オフライン対戦会などのイベントにはよく行くのでしょうか？

「オフ対戦会、めちゃくちゃ行きますよ！

毎週中野スフィア（Red Bull Gaming Sphere Tokyo）で開催されている「Level up Thursday」は常連です。他にも秋葉原のイースク（e-sports SQUARE AKIHABARA）や、最近は渋谷FC（ Fighters Crossover SHIBUYA スト6対戦会）も行くようになりました。あと最近顔出せてないんですが立川Bridge！上野の対戦会もそのうち行きたいですね〜。」

中野スフィアでのお写真。行けば会えるかも……！？

――都内の主要な対戦会をほとんど網羅していますね！オンライン対戦が快適な昨今、オフライン対戦会に行く理由は何でしょうか？

「オフ対戦会は生でプレイヤーの熱を感じられて、大好きだからです！他の人の使用デバイスを見るのも好きですね！

オフ対戦会でできた友達もいっぱいいます。迷っている人がいたらおいで！楽しいよ！」

――気になる人も多いと思うのですが、対戦会やイベントでお見かけしたら、声を掛けたり記念写真をお願いしても大丈夫ですか……？

「私なんかで良ければいつでも気軽に声かけてください！！！相当陽気な人間なので♪

是非一緒に対戦もしましょう！『ストリートファイター』の話もしましょう！」

――『スト6』で好きなプレイヤー、ストリーマーがいれば教えてください。

「ときどさんが好きです！全てにおいてストイックでかっこいいです。EVOJ2024ではサインやお写真も撮っていただいて感激でした。

あとは、加藤純一さんと幕末志士さんが好きです。坂本さん、テリーがきますよ。テリ山テリ夫で妹を救いましょう。『スト6』の地で待っています。」

旧コスキャミィのコスプレも！小物の細部までこだわりが感じられます。

ガチすぎるA.K.I.への愛が反映されたコスプレ

――ひろとひろさんはゲームキャラのコスプレもしていますよね。過去には、キャミィやA.K.I.のコスプレをしていますが、キャラ選びの基準は何でしょうか。キャミィは昔から人気のキャラですが、A.K.I.は新キャラかつ特徴的なキャラで好みが別れるキャラなので、特に選んだ理由が気になります。

「A.K.I.は見た目がストライクでした……。あんな尖ったデザイン、好きじゃないわけないじゃないですか……。あのデザインでGOを出したCAPCOM様は天才ですね！あとシンプルにお顔が好みです。切れ長のおめめにおちょぼ口。笑うときゅーっと上がるお口。最高にキュートです。」

――好きポイントの細かさからもガチの愛情が伝わってきます（笑）。A.K.I.のコスプレをEVO JAPANで拝見しましたが、表情や立ち振る舞いまでA.K.Iそのもので圧巻でした！衣装やポーズ、表情など、コスプレに対するこだわり、注目してほしいポイントを教えてください。

「表情作りは気を付けていたポイントなので褒めていただけて嬉しいです！立ち振舞いは……どうだったかな（笑）。ポージングは研究しましたよ！！

コスプレに対するこだわりですが、私はとにかく原作厨なので、ゲーム内のポーズやシーンを再現するのが大好きです。ポージングはゲーム内のどこかのポーズを再現しているのことが相当多いので気付いたら『あ！』って思ってください（笑）。」

CVを担当したキャラのために課金。キャラ愛、"本物"です

――『Atomic Heart』や『ラストオリジン』など、特定の層に強く刺さるゲームに出演していらっしゃいます。ご自身も出演されたゲームはプレイしたりするのでしょうか？

「『ラストオリジン』は”特に”刺さるゲームですよね（笑）。

ムチムチのリボ払い………。

自分でもプレイしていますよ！『ラストオリジン』のブラインドプリンセス（CV担当キャラ）が製造で中々出なくて、資材に課金しすぎてギャラがほぼ溶けました（笑）。」

――まさに地産地消ですね（笑）。声優を志したきっかけは『テイルズオブイノセンス』ということでしたが、きっかけとなったキャラクターや声優さんなどを教えてください。

「『テイルズオブイノセンス』のスパーダ・ベルフォルマ君が死ぬほど好きで……本当に……本当に本当に好きで………彼がいなければ今の私はいません。

同時にスパーダのCVを担当しているうえだゆうじさんが大好きです。」

――"ひろとひろ"というお名前は、覚えやすくユニークに感じます。由来を教えてください。

「うえだゆうじさんが好きとお答えしたのですが、ファンになった瞬間に『あ、自分も大人になって声優になったらひらがな表記にしよ』と決めていました（笑）。名前は本名と変わりません。

本名の漢字が難しすぎるというのも相まって今の表記です。変わった名前なので『読みづらい』とか『どこで区切るの？』とよく言われます（笑）。

日本語を勉強している海外勢の視聴者さんには『ひろとひろの”ひろ”とは”and”？"ひろandひろ"？』と聞かれます。難しい〜！」

eスポーツのお仕事、お待ちしてます！

――ひろとひろさんの活動はどれも密接に結びついていて、切り離せないものだと感じられます。格ゲーマー、配信者、コスプレイヤー、声優、それぞれあるいは全体での今後の目標、やりたいことを教えてください。

「とにかくeスポーツに関わるお仕事がしたいです！！

Zepp NagoyaでMCした経験もありますよ！MC、コスプレ、モデル、アンバサダー、もちろんCV、なんでもやりたいです。なんでもやらせてください！！！」

――最後に、ご自身の活動について特に注目してほしいポイント、こだわっているところ、「これだけは他の人に負けない！負けたくない！」ということを教えてください。

「何事も『愛一本絞り』なところが私のいいところです！！

Xを見ていただけたら私の”こだわり”や”愛”の片鱗が見えると思います！！

オタクな私のXや配信、是非覗いてみてくださいね！」

本記事のために撮り下ろしてくださいましたありがとうございます！

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